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セトロ

「運負け」で萎えないために

前説

 ポケモンバトルに勤しんでいると、どうしても「運負け」によって萎えてしまうことがある。じっくりと考えて、丁寧にプレイしたときに食らった「運負け」ほどショックが大きく、感情的になってその日はそれっきりにしてしまうことも多い。もっとチャンピオンズを楽しむためにも、今一度「運負け」について見つめ直そうと思い立ち、この記事を書いた。

萎える「運負け」のパターン

 そもそも論として、ポケモンバトルは命中率・急所・追加効果・乱数などなど、運の絡む要素が山盛りである。そんな中、どういった負け方が萎えるのか整理してみた。大きく以下の2通りに分けられると思うが、それぞれ、向き合い方について考える。

①相手のパチンコプレイにやられる

 自分は勝率の期待値が高くなるように構築含めてプレイをしているにも関わらず、相手の到底安定するとは言えないようなプレイにやられる場合。例として適切でないかもしれないが、素催眠メガゲンガーやスカーフつのドリル連打のようなイメージ。往々にして相手の方がレートが低い場合が多い。

②重要な局面で不運が連鎖する

 重要な局面で有効急所を引かれて負け。これだけであればある程度の数をこなしていれば飲み込めるものと思う。しかしもっと劇的な、不運の連鎖が起こるとそうも言っていられなくなる。りゅうせいぐん外して返しのふぶきで凍って負け、メガゲッコウガに3連続怯まされて負け…等々、その場を切り取れば1%もあるか無いかの確率で負けてしまった場合。

「運負け」と向き合う

①相手のパチンコプレイ

 これに対しては、正直きちんとした向き合い方は思い浮かばなかった。強いて言えば、一撃必殺にはがんじょうやみがわりが、催眠術には不眠やラム・カゴが…と、カウンターとなる手段はほとんど実装されているわけで、この対策を怠ってしまった自分の責任と納得させることだろうか。

 どちらかといえばポケモンチャンピオンズがレートを競うゲームであることとの相性の悪さの方が問題かもしれない。一般にパチンコプレイは安定性に乏しく、往々にして自分より相手のレートの方が低いことが多いため、1戦で吸われるレートが大きいために頭に来てしまうのではないだろうか。例えばトーナメント戦であれば自分と相手の1戦の価値がある意味では等しく、相手が分の悪い賭けを通したのであれば一定の評価ができるように思う。

 相手が運ゲーを仕掛けて来たとして、自分と相手のレート差(自分>相手)と相手の勝率(運ゲー成功率)から、自分のレート変動の期待値を算出してみた。これを見ると、相手の勝率が40%程度と見積もったとしてもレート差が80以上ないと期待値としてはマイナスにならないことがわかる。相手が勝率の低い戦法を取っていると考えるならば、相当大きなレート差がないと収支的にはマイナスになりにくいということで納得するべきだろう。

 なお、ポケモンバトルに対する向き合い方は人それぞれであって、パチンコプレイそのものを批判するわけではない。私自身もスカーフドリュウズにつのドリルを搭載していたこともあるし、それで勝ったときの異様な高揚感は代えがたいものであるのは間違いない。

②不運の連鎖

 単発の急所や追加効果であれば、何度も受けていればそれなりの確率で発生してしまうことは納得できるだろう。下のグラフにまとめた通り、単発の事象として発生確率が小さい急所(1/24)でも、10回も受けていれば3割以上の確率で発生することがわかる。重要な局面で発生してしまうことも、試合数をそれなりにこなしていれば当然起こりうることとして消化できると思う。

 一方で、より発生確率の低い事象として不運の連鎖が考えられる。前述したように「りゅうせいぐんを外した上で相手のふぶきで凍る」だとか「あくのはどうで3連続で怯まされる」だとか、複数の不運が同時に発生する場合である。単発の事象に比べてどの程度の試行回数で発生しうるのか感覚的に掴みにくいため、「実際の発生確率」と「想像している発生確率」の差が生じ、結果として萎えてしまっているのではないか。改めて試行回数と発生確率を整理したグラフが以下の通りである。

 確率1%程度の事象でも、試行回数が70回にもなると5割程度の確率で発生してしまうことがわかる。1試合平均10ターンとしても7試合もやっていればそこそこ起こると言えるわけで、「思ったより珍しいことでもないな」と、このグラフを見て感じた。重要な局面で不運が重なるといかにも悲劇のヒーローのように感じてしまうが、実際の発生確率を認識することで穏やかに受け入れられるように思う。

 

 なお、一撃技を3連続で食らう確率は2.7%であり、26回の試行回数で発生確率が50%を超える。なんなんだこのゲーム。

最後は、祈り

 あなたは運気を向上させるために最大限の努力をしましたか?パーティのポケモンたちとカレーを食べたか?サンドイッチを作ったか?とか、そういった話(チャンピオンズからはそういった要素が消えてしまったけれども)。お相手は運ゲーを通すために毎朝神社にお参りしていたかもしれない。「萎える」というのは精神的な話なので、最終的には精神論で落ち着かせるしかないのだろう…。

余談

 この記事を書いている真っ最中にポケソルから運ゲーに関する動画が投稿されていて笑ってしまった。