
パルキアのどこに「みず」タイプ要素があるのか考えてみる 【専用技のタイプも変】
ふと思ったことがあります。
パルキアってどこに水タイプの要素があるの?

この疑問を今回は全力で考えてみました。
以降、いくつかの説を元に考察してみたいと思います。
①タイトルが「パール」だから水タイプ 説
まず浮かぶのはこれだと思います。
しかし言わせていただきたい。
理由ちっちゃくない????
仮にも神話に語られる伝説のポケモンですよ。
それが真珠がセットだからなんとなく水タイプというのはいかがなものでしょう。
ただしそのような感覚で糾弾するのも良くないため、一旦擁護側に立ち論理的な目線で考えてみます。
真珠が水タイプ要素になっているポケモンは「シェルダー」や「パールル」が存在するため、真珠=「水」要素の地盤は担保されています。

しかしこのタイトル由来説を元にするなら対の「ダイヤモンド」であるディアルガを同じロジックで考えた場合「鋼」というより「岩」タイプでないとおかしくなります。ポケモン世界は鉱石や宝石の類は基本的に「岩」としての要素に分類されるためです。
後発シリーズのポケモンですが例を挙げると「メレシー」「ディアンシー」がそれにあたります。
なんならダイヤモンドと同じく炭素で構成された「石炭」モチーフのポケモンである「タンドン」も「岩」タイプです。

(金剛石だから鋼タイプという説もおかしいです。漢字や意味が違いますし。)
岩タイプ使いのトレーナーである「ライチ」もジュエリーショップを営んでいる設定があることから公式もこの認識が強いと思われます。

ただこれらの根拠はいずれも「ダイヤモンド・パール」以降の世代で登場したため、当時の公式はこの認識ではなかったという可能性はあります。
②物質の3態モチーフ 説

ちょっとありえそうな説が出てきました。
固体、液体、気体をそれぞれのシンオウ伝説に当てはめて
固体→鋼
液体→水
気体→ゴースト
のモチーフタイプにしたという説です。
確かにそれっぽいのですが
属性過多が過ぎないか?
しっくりくるという意見もわかります。
確かに物質の形態を表すこの三要素を「時間、空間、反物質」の神のポケモンに入れるのは大変おしゃれだと思うのです。
しかしそこまでくるとあまりにも属性過多が過ぎないか?
そもそもシンオウ伝説のポケモンはラテン語、ギリシャ神話や日本神話の様々な神々をモチーフとしているようなポケモンです。
その上でビジュアルなどではそれを伺い知ることが困難なポケモンなのにこんなモチーフでタイプを決められていたとしたら、流石にちょっと「やかましいわ!」という気持ちが湧いてきます。
変に凝りすぎです。

というか見た目と設定に合ってないタイプをつけてしまうというミスは過去にルギアで通っているはずです。
なのにそんな分かりづらいおしゃれモチーフ優先でタイプをつけていたら、それはちょっと反省してほしさがあります。
③モチーフがポセイドンだから 説
先ほどの②を踏まえた上でこの説です。
コイツのどこがポセイドンやねん
という気持ちはわかるのですが、これはまだ先ほどの説より説得力があるのです。(個人的に)

まずパルキアの名前のモチーフは「Pearl」+ギリシャ語で「二頭政」を意味する「ディアルキア」という言葉と言われています。(ディアルガも同じような作り)
神話のメイン二柱を彷彿とさせるギリシャ語を元にパッケージタイトルの宝石を組み合わせている名前で「そうそうこういうのだよ」という、ちょうどいいおしゃれネーミングです。
この時点でギリシャが関連するポケモンなんだなということがわかります。
またパルキアの関連ポケモン達もギリシャ神話がモチーフとされており
アルセウスの名前モチーフは古代ギリシャ語で「万物」を意味する「アルケー」+「ゼウス」
またアニポケ映画内でアルセウスを祀っている遺跡のモデルはギリシャの神殿であるメテオラであるためシンオウ伝説の扱いにおいて公式がギリシャ神話を意識しているのは確実。

ギラティナの名前モチーフにギリシャ関係は含まれていませんがゲーム内の伝承やメディアの扱いはギリシャ神話のハデスを彷彿とさせます。(例えばアニポケ映画でシェイミとセットにされているのは露骨にハデスとベルセポネを隠喩していると思う)

ゼウス、ハデスを取り扱うならばポセイドンも取り扱うのが定石でしょうし、ディアルガとポセイドンのどちらかにこの要素を取り入れたいのは頷けます。
しかしディアルガはモチーフに取り入れたい神がほぼ決まってしまいます。なぜならギリシャ神話には時を司る神として「クロノス」が存在します。
時を司る伝説のポケモンのモチーフとしてはうってつけのためこれを避けることはありえません。
そうなると流れでパルキアにポセイドン要素を入れることになります。
ポセイドンには逸話として地震を起こしたり、嵐を引き起こすなどギリギリ空間に関係するような逸話もあるためできないことはない…はず。
「legendsアルセウス」で追加されたオリジンフォルムではアルセウスに寄せたのか、それとも「パルキアのモチーフ謎問題」への回答なのか定かではありませんが、ポセイドンやポセイドンに微妙に関係のあるペガサスに寄せたようにも見えるケンタウロスのような四本足スタイルに変化します。

しかしオリジンフォルムになってなお「水タイプの雰囲気を出す気0」なのはじわじわと来るところ。
と、いくつかの説を挙げてみましたが
正直どれも微妙に納得するけどモヤッとする根拠に感じます。
一番あり得るのは複数の説が混ざったモチーフ構想という可能性です。
あとカラーリングがピンクや白という水タイプのパブリックイメージである青や水色から大きく離れているのが尚タチの悪さを感じるところです。色違いになってもその姿勢を崩す気が0です。
水タイプと間違われがちなルギアとカラーリングを入れ替えるべきです。

加えて気になるポイント
ここまでパルキアのタイプに対して疑問を呈してきましたが他にも疑問点は存在します。
それは専用技である「あくうせつだん」について。
この技のどこにドラゴンタイプの要素あるの???
はい。これドラゴンタイプなんですよね。冷静に考えると。
なんで?
(ぶっちゃけ「ムゲンダイビーム」や「いっちょうあがり」、「ダブルチョップ」など変なドラゴン技自体は他にもありますが。)
一旦どういう技かを確認してみましょう。

説明やエフェクトを見てみると凡そ
なんかすごい斬撃、もしくは切り裂きを行なう。
空間が割れる。破壊する。
「急所に当たりやすい」ということで内側などを攻撃している?
ということがわかります。
…ドラゴン要素なくない?
名前もおそらく漢字にすると「亜空切断」となると思われます。
「流星群」と言った名前がドラゴン要素マシマシだからドラゴンタイプという抜け道も使えません。
ディアルガの「ときのほうこう」も同じく何故かドラゴンタイプの技なのですが、漢字にすると
おそらく「時の咆哮」。「咆哮」でまだドラゴン要素を出す努力をしています。
(咆哮と言っている割に何故か音技ではないのですが。)
またそもそもポケモンの技には空間関係を取り扱う技で代表的なタイプがあります。
それはエスパータイプです。
例を挙げると
「トリックルーム」「ワンダールーム」「マジックルーム」「じゅうりょく」「いじげんホール」
等…
このように空間に作用する技は割とエスパータイプに集まる傾向があります。
それなのに何故かこの技はドラゴンタイプを名乗っているのです。
が
一つ擁護点…というかエスパー技ではなく、ドラゴン技にせざるを得ない理由がこれだったんじゃないか?という物を見つけました。
それがこの技です。

同じく第四世代にて登場したこの技「サイコカッター」。
エスパータイプ、物理、急所にあたりやすい
仮に「あくうせつだん」をエスパータイプ技にするとパッケージ伝説の専用技とは言え、初登場した技であるサイコカッターの完全上位互換となってしまいます。
しかも「追加進化」が一つのウリとも言えるダイヤモンド・パールの新ポケモンの「エルレイド」の代名詞にもなるような技がです。
それは流石に良くない…となりドラゴン技になる経緯があったのではないでしょうか。
実は元々エスパータイプのパルキアがこの諸々の過程の末に水タイプになった可能性も無くはないのかもしれませんが、流石にそれはないでしょう。たぶん。
終わり
スピアーが推し。 頑張って活躍させたい人。 Xのアカウントはほとんど動いてないし全然別ジャンルの絵描いてます。 ポケモンのことを話すようにもなるかも