
【M-3 最終2049位 レート2207】最高985位から最終日失速―賞味期限まで使い切った催眠ゲンガー+羽休めリザードンY構築
はじめに
こんにちは、うどと申します。
10年くらい前にニコニコ動画で実況動画投稿や配信をしておりました。
配信を辞めたとともにポケモンのガチ対戦からも離れていたのですが、チャンピオンズが配信され、戻ってきた次第です。
本パーティは7月6日から8日までの3日間使用しており、成績は以下のとおりです。

• 70戦42勝28敗
• 勝率60.0%
• 開始レート2004
• 最高レート2292
• 最高順位985位
• 最終レート2207
• 最終順位2049位
最高地点到達後、最終日の朝に大きくレートを落としているため、上位達成構築というよりも、中盤まで勝てた理由と、最終日朝に賞味期限が切れた理由を含めた記録記事として読んでいただければと思います。
※対戦ログ上はその後レート2296・964位まで到達していますが、画像を保存できていなかったため、本記事のタイトル及び結果欄では、画像で確認できる最高地点である2292・985位を掲載しています。

タイプ補完や受け先が綺麗に整った構築ではありませんが、タイプ受けによって最低限のサイクル性能は確保しつつ、受け回すのではなく、交換先を読んで先に削りを入れ、エースの一貫を作ることをコンセプトとしています。
また、固定した基本選出を持たず、相手に応じて複数の選出を使い分ける構築でした。
どんなパーティ相手でも勝ち筋はそれなりにある一方、受け回しがきかないことから交換読み交換などを多く通していく必要があり、構築の最大値は高いものの、安定した動きが難しいパーティという印象でした。
個体解説
元々はメガギャラドスに対する裏選出でしたが、レートが上がるにつれてギャラドスが動きにくくなったため、表選出に昇格しました。
当初は晴れ下の火力で相手を崩し、ニトロチャージから全抜きを狙うポケモンとして採用しましたが、実戦では、はねやすめによって場持ちを確保しながらサイクルへ参加する動きが非常に強力でした。
また、はねやすめはふいうちに対する回答にもなり、ステロで削れやすいリザードンにとっては非常に相性がいいと感じました。
なお、かえんほうしゃの採用は命中安定と天候を上書きされた場合でも最低限の火力を出せることを重視しています。
70戦で36回選出し、24勝12敗。選出時勝率は66.7%で、最終的に最も安定した勝ち筋でした。
メガ枠を使用しない加速エースです。
バシャーモはどのパーティにも刺さりやすい一方、場持ちが非常に悪いため、メガ枠を使って荒らしやスイープを一手に担わせると過労死しやすいポケモンだと捉えています。
そのため、役割を荒らしかスイープのどちらかに絞り、残った役割をメガ枠に担わせるという意図から、珠を持たせました。
パーティの並び的にバシャーモがメガ枠と見えなくもないことから、こちらのギャラドスかリザードンをメガシンカさせた時点で、相手が非メガの珠バシャーモまで想定せず、裏のバシャーモを切った動きをしてくることも多く、結果的に意表を突けました。
70戦で26回選出、14勝12敗。勝率自体は53.8%ですが、刺さる構築へ限定して選出した中盤以降は、明確なフィニッシャーとして働きました。
リザードンとは異なる方向から勝ち筋を作る裏のメガ枠です。
リザードンを選出しない場合に重くなるカバルドンやアーマーガアなどを起点にするために挑発を採用しています。
ただし、アーマーガアには挑発を当てても打ち負ける場合があること、相手の龍に対する打点がパーティ単位で少ないことから、氷の牙でもよかったかもしれません。
中盤までは非常に安定しており、第55戦終了時点では19勝9敗、勝率67.9%でした。
しかし、第56戦以降は7回選出して0勝7敗。
最終盤には、ギャラドスを重く見た相手が増え、威嚇とちょうはつだけでは盤面を安定させられなくなりました。
構築の失速を最も強く反映したポケモンだったと思います。
調整意図:がんせきふうじを当てた後に最速130族を抜くことを最低ラインとし、同種のガブリアス対面では先にドラゴンテールを当てた側がほぼ勝つことから、最速70族抜き抜きとなる実数値136までSを確保、Bを11n、Hを奇数最大、残りD
※HB特化と比較して、特化メガバシャーモのA+2とびひざげりが高乱1から確定1になるため、ストッパー性能は明確に落ちます。
ドラゴンテールで流せない相手のラス1対面でも、主にギャラドスの起点になることを防ぐため、がんせきふうじを採用しました。
また、構築単位で重いミミッキュに対し、皮をはがす際に当てることで後続が積まずとも抜けるようになるメリットも大きかったです。
相手ガブリアスがスカーフと判明した後に受け止めたり、相手の物理エースを削りながら後続の圏内へ入れたりと、中盤までは非常に高い再現性がありました。
第59戦終了時点では23勝9敗、勝率71.9%。
一方、第60~70戦では4回選出して0勝4敗でした。
最終日朝の環境では、HBガブリアスの役割対象であるスタンパが極端に減少したことから、役割を持ちにくくなったと考えています。
元々はたたりめの枠をシャドーボール、さいみんじゅつの枠を挑発にしていましたが、最終盤の環境で上振れを狙うため、さいみんじゅつ+たたりめを採用しました。
70戦中49回選出し、そのうち45回が先発でした。
今作では睡眠が弱体化しており、さいみんじゅつ自体はそれほど強い技ではなくなりましたが、一点読みが難しい場合の中間択になり得ること、ふいうちに対して強いこと、ブリジュラスのような対面から削り切れない相手にも突破の可能性を残せることから、採用しておいて損はない技だと感じました。
一方、終盤になるにつれて催眠への依存が強くなり、命中したにもかかわらず、その後の優勢を勝ちへ変換できなかった試合もあります。
29勝20敗、勝率59.2%。数値は突出していませんが、不利構築を無理やり試合にする役割まで担っていたため、構築の勝率以上に重要なポケモンでした。
構築の耐性補完枠です。
ノーマル・格闘・フェアリー・飛行への受け先が不足しやすく、その穴をまとめて補っていました。
主な役割対象は、スターミー、ムクホーク、ブリジュラス、フェアリーです。
また、カバルドンを削るために使い捨てにすることも多々ありました。
なお、パーティ唯一の先制技持ちであるため、これを選出理由とすることもありました。
70戦で28回選出、17勝11敗。勝率60.7%でした。
主な選出パターン
全70戦中、最もよく使った並びでも9戦となっており、相手のパーティに合わせて柔軟に使い分けていました。
その中でも、使用率上位の並びは下記のとおりです。
1.ゲンガー+ガブリアス+リザードン
9戦7勝2敗、勝率77.8%。
ゲンガーで初手を荒らす、ガブリアスで物理を止めてステロを撒く、リザードンで崩す、または詰めるという役割分担をしていました。
相手が標準的なスタンパで、ガブリアスやブリジュラス、カバルドンが見えている場合に多く選出しました。
2.ゲンガー+ギルガルド+リザードン
8戦5勝3敗、勝率62.5%。
スターミー、ムクホーク、フェアリーが重い場合の選出です。
ギルガルドで耐性を確保しつつ、ゲンガーで削り、リザードンを通します。
3.ゲンガー+ギルガルド+ギャラドス
8戦5勝3敗、勝率62.5%。
スターミーや物理アタッカーを厚く見る選出です。
ただし、ガブリアスを出さないため、電気や相手ガブリアス、ハラバリーへの立ち回りが窮屈になります。
重かった相手
イダイトウ
相手選出時は0勝4敗でした。
通常の物理受け想定だけでは処理できず、いのちのたまやHA型など、想定より耐久・火力が高い個体に崩されました。
サザンドラ
相手選出時は1勝3敗。
こちらの全てのポケモンに対して刺さっているため、基本的にはゲンガーを初手対面させてこごえるかぜで縛ります。
それ以外の処理ルートがほとんどないので、ゲンガーが悪の波動で怯んだ時点でほぼ負け確です。
ブラッキー
最終戦で初めて遭遇しましたが、バシャーモ以外に明確な処理ルートがなく、バシャーモを選出していなければ、出てきた時点でほぼ詰みます。
それまで遭遇していなかったこと自体が幸運だったと思います。
最終日の環境変化
第59戦終了時点で午前3時だったため、一度休み、最終日の朝8時30分から10時30分まで第60~70戦を行いました。
結果は4勝7敗。レート2257から2207まで落としています。
それ以前と比べて、最終日朝は明らかに一点特化した構築が増えていました。
コータス絡みの睡眠、ペンドラー+ピクシーのバトンなど、処理手順を一度間違えると、そのまま負ける構築が多かったです。
最終日に駆け込みで上振れを狙うプレイヤーが、対策の有無によって勝敗が大きく振れる、ピーキーな戦術を持ち込んでいたのではないかと感じました。
こちらも、さいみんじゅつ、たきのぼり、いわなだれによって上振れを狙える構築だったため、残り時間で構築を無理に変更するより、既存構築の最大値に賭けました。
しかし、最長睡眠を複数回引いたこと、こごえるかぜを外したこと、相手ギャラドスのHPが2%残ったことなど、小さな下振れが積み重なり、大きくレートを落としました。
中盤まで催眠、怯み、相手の技外しなどに助けられた試合も多かったため、70戦を通じて上振れと下振れを両方経験した形だと思います。
特に、最終日朝はHBガブリアスが機能する相手が非常に少なく、構築の賞味期限が切れていた感覚がありました。
結果

• 最高レート2292
• 最高順位985位

• 最終レート2207
• 最終順位2049位
• 70戦42勝28敗
• 勝率60.0%
残り20分の時点で2057位となり、仮に2連勝しても1000位以内へ届かないと判断したため、70戦の区切りで終了しました。その後、シーズン最終順位は2049位となりました。
おわりに
10年以上前のXYやORAS環境の話ですが、瞬間3位や9位は経験していたものの、最終日まで高レート帯を維持して、終了直前まで時間を惜しんで潜り続けたことはなかったので、なかなか新鮮な体験でした。
また次のシーズンでも最終1000位以内やチャンピオン級を狙える位置にいられれば、魔境になる最終日朝になる前に決着をつけたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おまけ
最後に、この構築を調整する上で大きく役立った戦績管理方法について紹介します。
みなさん、生成AIは使っていますか?
私はシーズン2の途中から、ChatGPTを使って戦績管理をしています。
これにより、KPを集計できることはもちろん、自分の各ポケモンの選出率・選出時勝率に加え、相手ポケモンの被選出率や、そのポケモンを選出された際の自分の勝率も集計できます。
生成AIで戦績管理することの一番のメリットは、それまで感覚に頼っていた自パーティの状況について、データに基づいた分析を瞬時にしてもらえることだと思っています。
例えば、今回の構築では、当初はゲンガー+バシャーモ+ギャラドスを基本選出としていました。しかし、シーズン途中の中間集計で、この選出の成績が伸び悩む一方、当時は選出率の低かったリザードン、ガブリアス、ギルガルドを絡めた選出の方が、明らかに高い勝率を残していることが分かりました。
そこで、表のメガ枠をリザードンと位置づけ直し、ガブリアスかギルガルドのいずれかを原則として選出する方針へ変更しました。その結果、一気に勝率が伸び、ほぼノンストップでレート2200まで到達できました。
最終的な70戦の集計でも、初期の基本選出だったゲンガー+バシャーモ+ギャラドスは2勝4敗、勝率33.3%だったのに対し、リザードン・ガブリアス・ギルガルドのいずれかを含む選出は40勝24敗、勝率62.5%でした。途中で行った選出方針の変更が妥当だったことは、最終的なデータからも確認できます。
また、数戦おきに分析を繰り返すことで、プレイ中には気付かない選出基準の歪みや、環境変化の兆しを感じることができ、実戦の判断に非常に有用なデータをもらえます。
一戦ごとに集計することは若干手間な部分もありますが、それ以上に有意義だと思いますので、ぜひ使ってみてください。
なお、プロンプトやプロジェクト内指示、実際の運用については、興味があれば私に直接聞いてください。
以上、おまけまで読んでいただき、ありがとうございました。