
【最終レート2019/1484位】メガデンリュウスタン
シーズンM-2はずっとデンリュウを軸に構築を考えていたのですが、一応レート2000というラインに乗せられたので構築記事として残しておきます。


■構築経緯
●構築を組み始めたきっかけ
今作から新技パラボラチャージを得たデンリュウ。
このパラボラチャージという技、相手をジリジリと削りながら回復して場に居座り続ける「制圧力」が私は好きで、SVでもパラボラチャージミライドンを好んで使ったりしていました。
というわけで、ミライドンと同じタイプを持つメガデンリュウに目を付け、突き詰めて考えてみようと構築を組み始めました。
メガデンリュウはわかりやすく鈍足高火力の重戦車タイプなので、まずは素早さをどう克服するかを考えたくなります。トリルに寄せてみたり、アロライやフーディンのスピードスワップを嚙ませてみたりと試行錯誤してみましたが、あまりしっくりきませんでした。
その原因は恐らくメガデンリュウ自体の火力不足だと思いました。C種族値こそ高いものの、自力で充電以外の火力補強手段を持たないうえ、技威力も範囲も足りないため、「ギミックの力を借りて全抜きするエース」としての運用には向いていないと感じました。
そして、そもそもメインウェポンであるパラボラチャージという技の特性上、「耐えさえすれば後攻で動いても強い」ことから、ギミックに寄せることは諦め、相性補完を重視したスタンダード系の構築にまとめることを目指しました。
●デンリュウの強みを分析・型を決定
前述の通り火力系の積み技に乏しいデンリュウですが、耐久方面の積み技には複数選択肢があります。中でもB3段階上昇の「コットンガード」は強力で、1度でも積みさえすれば物理に対してほぼ撃ち負けませんし、パラボラの回復のおかげで1対2からでも捲れることが多々あります。環境的にも使用率上位は物理ポケモンが多く、独自の強みとして採用することとしました。
また、対特殊はどうかというと、リザードンY、カメックスといったメジャーどころのメガシンカにタイプ上強いおかげで、思ったより役割があると感じました。他、トリル絡みでよく見るコータスや、雨パ要員のペリッパーやニョロトノ、なんとなく入っている水ロトムなど、電気/ドラゴンというタイプが生きる相手が存外多い環境でした。一応、充電やメガ前磁場操作などDを上げる積み技も覚えますが、こちらはタイプ受けに任せることにしました。
というわけで、一旦デンリュウの型は以下の形に定まりました。
●デンリュウの苦手な相手を分析
デンリュウが苦手な相手は主に以下の4種類に分けられます(多いな……)。
これらに対抗できるポケモンで周りを固めていくことにしました。
①地面タイプ
電気タイプの宿命。ただ、地面タイプで最も使用率が高いガブリアスは、こちらからも弱点を突けるうえ、相手の地面技を1発くらいなら耐えられますのでまだ勝つことができます。また、コットンガードを先に積めていればむしろ有利と言えるでしょう。
本当にヤバいのはドラゴン技を半減してくるドリュウズや、数は少ないですがハガネール、あるいは特殊技で攻めてくるバクーダなどです。ここは周りでどうにかしてあげないといけません。
②フェアリータイプ
ドラゴンタイプの宿命。環境にいるのは主にフラエッテ、ニンフィア、エルフーンの3匹。あとたまにサーナイトとメガニウム。前2匹は火力が高すぎて受けられないうえ、特殊耐久も高いので太刀打ちできません。エルフーンは耐久こそ高くないものの電気が半減、しかも先制アンコールのせいで積みも妨害されるので対策必須です。
相対する頻度も高いので、フェアリー対策は特に厚めにする必要があると考えました。
③その他、弱点を突いてくる特殊ポケモン
具体的にはまずカイリュー、ブリジュラスといったドラゴンタイプ。特にこちらからワンパンできないブリジュラスは厄介です。
次に、氷タイプのユキメノコ。ここは鋼タイプによって②と同時に対策ができるので、そこを念頭に置きつつ考えました。
最後に、サブウェポンとして「大地の力」の採用が多いキラフロルやフシギバナ。フシギバナは特に高耐久なうえ電気半減で撃ち合いが厳しい相手なので、別途対策する必要があります。
④Cデバフ
ただでさえ火力不足に悩むポケモンですし、できればコットンを積んで居座りたいので、Cを下げてくるポケモンは厄介です。その筆頭は捨て台詞採用のガオガエン。後は一応、ゾロアークなどから飛んでくるバークアウト。なので、負けん気や勝ち気などそこにリスクが付けられるポケモンの採用は必要と考えました。
また、これはパーティーを組むうえで悩まされた点なのですが、パラボラチャージという技は味方を巻き込むため、回復のためにわざと巻き込むケースを除いては電気タイプを避けられるポケモンを隣に置きたいところです。
ただ、型破りという特性のせいで、蓄電・避雷針やテレパシーといった特性による回避手段を取ることができません。なので、パラボラチャージに巻き込まれないためには地面タイプが必須になります。型破り邪魔すぎる……。
という前提を置いたうえで、今回のパーティーを紹介します。
■パーティー紹介
●デンリュウ@メガ
さきほど紹介した通り。特に調整先も思いつかなかったのでHCぶっぱ。
守るの枠を別の攻撃技に変える案も試しましたが、やはり守るが欲しいケースが多かったので2ウェポン。まあ範囲は取れているので良しとしました。
性格は冷静と悩みましたが、トリル絡みで特に生きそうな場面が思いつかなかったので、味方のS操作の恩恵を受けられる可能性が上がる控えめとしました。一応、無振り50族(というかドドゲザン)にメガ前で先手コットンガードができるという小ネタはあります(生きた記憶はない)。
もっとトリルに寄せていた時はメガ前の特性もあえて静電気を避けてプラスにしていましたが、そういうこともなくなったので普通に静電気です。発動したことはほぼないです。
●デカヌチャン@タスキ
フェアリー&氷対策枠、兼積みサポート枠。個人的に今回のパーティーのMVPです。
ややクセはあるもののフラエッテ、ニンフィアといったフェアリータイプをデカハンマーで一撃粉砕できる圧がありつつ、守らせたところにアンコール、猫をちらつかせてフェイントを刺すなど器用に立ち回れるポケモンです。
最速を取ったのが功を奏したケースが多く、準速に甘えた100族近辺のポケモンをアンコールで手玉に取る姿もしょっちゅう見られました。
デンリュウと違って特性の型破りが非常に優秀で、リキキリン絡みの展開に対して主導権を握ることができ、デンリュウ本体の性能も合わせてカメキリンコータスのような並びに非常に強く出ることができました。
地面弱点がデンリュウと共通している点は気になりますが、対ガブリアスであれば猫+竜波で一方的に倒せる展開もあったりします。
●エルレイド@オボン
トリル展開もできつつ、苦手な相手を倒す露払い役。
ターゲットはブリジュラス、メガフシギバナなど。特にブリジュラスは数も多いので見えたらとりあえず出してました。サーナイト譲りのDの高さも、役割対象とマッチしていて良い感じ。火力が普通にメチャクチャ高いので、等倍でもゴリゴリ削ってくれるところは頼りになりました。
守るとワイドガードが選択でしたが、トリル警戒で集中される展開も多くやはり守るが欲しかったのでこの技構成になりました。
●ガブリアス@スカーフ
パラボラを避けれる貴重な地面枠。行動保障を重視して最速スカーフにて採用しました。
ドリュウズやバクーダといったデンリュウが厳しい地面タイプ相手に強く出れる点が優秀です。
そしてフェアリーに対する殺意マシマシの毒突き採用です。エルフーンやメガニウムはもちろん、削れた単フェアリー組もよく刈り取っていました。
●ミロカロス@食べ残し
Sはこご風1回で最速ガブ抜き、残りB
対地面、かつデバフ対策枠。ただ今回の6匹の中では一番しっくりこなかった枠です。勝ち気未発動だと火力が低く、置物になってしまうことが多々ありました。
再生を入れつつパラボラをわざと食らってデンリュウの体力を管理する、的な運用も想定していましたが、そういった展開になることはほぼなく、普通に守るが欲しいケースの方が多かったです。
ガオガエンを出し渋らせる効果はあった……と思うことにします。普通に出てきてたけど。
●ゲッコウガ@メガ
2枚目のメガ枠ですが、メガせず出すことも多々ありました。
フェアリー+ヤバソチャorイッカネズミという形に対してはデカヌチャンのデカハンマーが吸われて対策にならないため、範囲攻撃でフェアリーを殴れるアタッカーを探していたところ、その条件に合ったうえで「ガブリアスに強い」「ユキメノコにも強く出れる」とデンリュウの弱点を補完できるポケモンとして白羽の矢が立ちました。
デカヌチャンがヘドロウェーブを無効化できることもあり、初手デカヌチャン+ゲッコウガの並びで相手のフェアリーに圧をかけていく選出が非常に多かったです。
採用前はデンリュウが出しづらい相手にも無理やり出して負けていたのですが、ゲッコウガを採用してからはデンリュウがいけない相手にはメガゲッコウガをエース運用して拾う展開も増え、レート上昇に貢献してくれたと思います。
■基本選出
①デンリュウ刺さってる時
先発:デンリュウ+デカヌチャン
後発:ガブリアス+α
相手の特殊アタッカーがカメックスやリザードンなどタイプ上デンリュウが有利なポケモンで占められている場合、コットン1回積めれば無双できるパターンが結構あります。その場合は初手からデンリュウを出し、デカヌチャンのサポートを受けながら居座って戦っていきます。
後ろにはパラボラを避けられるガブリアスを置いておくと安心。後は相手次第。
②対フェアリー特化
先発:デカヌチャン+ゲッコウガ
後発:デンリュウ+α
ぱっと見フェアリーの一貫性がすごいパーティーなので、初手で迎え撃つ選出です。
エルフーン+フラエッテのような初手だと猫警戒で両守りから入ってくることが多いので、エルフーンにフェイント+ヘドロウェーブで追い風を潰して主導権を握りにいくのが刺さっていました。ぶっちゃけ読まれたらかなり危ないのでハイリスクではあります。
できれば初手でフェアリーを倒してデンリュウの道を開けられると理想なのですが、大抵引っ込んでしまうのでそこまで上手くいきません。デンリュウをクッションに使ってゲッコウガがメガする展開も結構ありました。
③対雨
先発:デンリュウ+エルレイド
後発:ガブリアス+α
ペリッパー、ブリジュラス、メガカイリュー、イダイトウのような雨パに対しては初手エルレイドから展開するパターンが多かったです。トリルが決まればブリジュラスはエルレイド、カイリューはデンリュウで倒せますし、トリル中に隙を見てコットンを積んでおくことで、最後に出てくるイダイトウにも勝つことができます。
ヤミラミが絡むパターンは結構厄介なのでそこはもう少し対策を厚くした方が良かったかもしれません。
3パターン上げましたが、とはいえハッキリとした勝ちパターンが存在するパーティーでもないので、相手に応じていろいろ選出を変えながら戦っていました。
理想的にはデンリュウの苦手なポケモンを隣で対処しながら、コットンを積んだデンリュウがパラボラで居座って最後まで立ち続ける、という形を目指したいですが、そううまくはいかないので臨機応変に立ち回る必要がありました。
■おわりに
あまりこういったスタンダード寄りのパーティーをしっかり使ってこなかったので、ダブルの基礎を改めて学び直した感じがしました。
来シーズンからは新規解禁ポケモン等で環境が大幅に変わることが予想されますが、今シーズンで培った知見や感覚を生かしつつ、また新たなギミックを探しに出かけたいと思います。