
【シーズンM-3シングル】フロルグロスブラッキー【最終2214】
コンセプト
環境でよく見る並びに対して明確な回答を用意すること
特に意識したのは、以下の3点である。
どくびしを軸に相手のサイクルを崩す
どくびしを回収してくる毒タイプ、無効化してくる鋼タイプに強く出られるポケモンを採用する
単体性能が高く、選出して腐りにくいポケモンで固める
どくびし構築ではあるが、受けに寄せすぎるのではなく、毒やステルスロックで削った相手を高火力アタッカーで押し切ることを重視した。
並び


構築経緯
まず、環境で流行しているサザングロス、キュウコンガブ、マフォクシー軸に対して、キラフロル+ブラッキー+メタグロスの並びが強く出られると感じ、ここから構築を組み始めた。
この3体ではミミッキュが非常に重いため、物理受けとしてカバルドンを採用した。
また、どくびしを使う以上、相手の毒タイプや鋼タイプに強いポケモンが必要だと考えた。そこで、毒・鋼に打点を持ちながら単体性能も高いメガバシャーモとガブリアスを採用し、構築が完成した。
個体解説
構築の軸その1。
鋼・エスパータイプであるため、どくびしを回収するために選出される毒タイプに強く出られる。さらに、毒やステルスロックで削れた相手を上から広範囲でスイープできる点も、この構築と非常に噛み合っている。
また、受け寄りの構築で重くなりがちな壁展開に対して、サイコファングで明確な回答を持てる点も優秀だった。
メタグロスを止めるには物理受けを選出する必要があるが、その物理受けはどくびしによって崩しやすい。そのため、メタグロス側から見てもどくびしとの相性は非常に良かった。
技構成は、壁を破壊できるサイコファング、スイープ性能を高めるバレットパンチ、キュウコンガブのガブリアスを崩すれいとうパンチ、ギャラドス・アシレーヌ・アーマーガアなどに通るかみなりパンチとした。
構築の軸その2
単体でサザングロスやマフォクシー系統の構築に強く出られるポケモン。まもる+ねがいごとの遅延性能が毒と噛み合っており、どくびし構築の要として非常に扱いやすかった。
前期のブラッキーは引き分けとの戦いになりやすかったが、今期は環境に多い鋼タイプであるメタグロスにイカサマが通るため、毒と合わせて能動的に崩しに行きやすい点が強力だった。
技構成は、遅延性能を確保するまもる+ねがいごと、メタグロスやマフォクシーに通るイカサマ、単体でも相手のサイクルを崩せるどくどくとした。
このポケモンは単体性能が高いため、キラフロルと合わせずに選出しても強く使える。その場合でも、どくどくによって自力で崩しに行けるため、どくどくは必須寄りの技だと感じた。
Dに特化することで、環境に多いアシレーヌのムーンフォースをたべのこし込みで2回耐えることができる。そのため、アシレーヌが添えられているサザングロスに対しては積極的に初手に投げ、相手の初手アシレーヌに毒を入れて崩す動きを取っていた。
メタグロスと合わせて、環境で流行している並びに強く出られる構築の要である。
構築の軸その③
ステルスロックとどくびしを展開しながら、相手の設置技をキラースピンで除去できるポケモン。
環境で初手に投げられやすいポケモンに対して最低限以上の仕事ができ、サポート役でありながら攻撃性能も持っている点が優秀だった。
この構築は相手の展開を阻止する性能が高く、サイクルを強要しやすい。そのため、ステルスロックやどくびしによる削りが非常に強力に働いた。
技構成は、採用理由であるステルスロックとキラースピン、処理ルートがやや限られるブリジュラスやサーフゴーへの打点となるだいちのちから、浮いているポケモンに刺さりやすいパワージェムとした。
相手がどくびしを重く見て毒タイプや鋼タイプを選出すると、こちらのメガ枠が通りやすくなる。そのため、選出段階から相手に嫌な択を押し付けることができていた。
また、環境のステルスロック要員であるガブリアスの多くはこのポケモンより遅いことが多く、上からキラースピンで設置技を除去しながら、さめはだで退場して裏につなぐ動きも強力だった。
物理受け
上記3体ではミミッキュ、バシャーモ、ムクホークなどが重いため採用した。
どくびしとあくびは一見相性が悪いが、バシャーモとの相性が良い点、カバルドン単体の性能を高められる点を評価した。また、毒が通っていればあくびに頼らずゲームメイクできる場面も多いため、問題なく採用できた。
ストッパー兼スイーパー
毒タイプや鋼タイプを殴れる地面アタッカーであり、単体性能の高いポケモンとして採用した。
構築上穴になりやすいメガライチュウに強く出られる点、無理やり積んできた相手を上から止められる点、メタグロスとの攻撃範囲の相性が良い点など、単なるアタッカー以上に構築との噛み合いが良かった。
想定以上に活躍してくれた枠である。
受け崩し兼エース
浮いている鋼タイプを殴れる枠として採用した。
A特化かつじしんを採用することで、ステルスロックと合わせてラウドボーンで止まりにくくなる。また、メガニウムやドラミドロ絡みのサイクル構築に対しても非常に強く出られる。
一方で、かみなりパンチを採用していないためアシレーヌは重くなる。そのため、アシレーヌに対してはステルスロックや毒で事前に削ることを意識していた。
選出
選出の一例を示す。
受けに寄せすぎた選出をするとTODで逃げ切られる可能性があるため、なるべく攻撃的な選出を心がけることが重要である。
①ブラッキー+メガ枠+@1
サザングロス、マフォクシー軸に選出する
ブラッキーで削ってメガ枠を通すイメージ
②キラフロル+メタグロス+@1
キュウコンガブなどの壁構築や設置技が重いメガスターミーなどのサイクル構築に選出する
相手のステルスロックはキラフロルのキラースピンで、壁はメタグロスのサイコファングで拒否する。
③バシャーモ+@2
受け構築など、バシャーモの通りが良い構築に選出する。
@2で相手をまんべんなく削り、最終的にバシャーモの一貫を作ることを意識する。
重いポケモン、並び
カイリュー+浮いてる鋼
この構築は、浮いている鋼タイプの処理をメガバシャーモに大きく依存している。
そのため、カイリューと、浮いている鋼タイプが同時に採用されている並びはかなり崩しにくい。
どくびしも通りにくく、こちらの崩しルートが限定されるため、選出段階からかなり慎重に立ち回る必要がある。
キラフロルに打点があるステロブリジュラス
ブリジュラスにはキラースピンが通らないため、基本的にはだいちのちからで削ることになる。
しかし、相手のブリジュラスがキラフロルに対して十分な打点を持っている場合、ステルスロックの除去や展開阻止が間に合わず、かなり厳しい展開になりやすい。
ミミッキュ
カバルドンで受けること自体は可能だが、ミミッキュがいるだけでカバルドンの選出を強要されやすく、選出の自由度が下がってしまう。
雨パ
構築全体に草打点がなく、水タイプへの崩し手段が毒や削りに寄っているため、雨展開は重め。