
【シングル レギュM-1最終2757位&R2303】先手必勝!甲虫王者ヤドキング【ポケモンチャンピオンズ】
はじめに
こんにちは、とんぬと申します。上には上がいる世界のため大層な成績ではないかもしれませんが、今作から始めた人やレート2000を目指したい人、メガカメックス・メガカイロスを使ってみたい人に届けば良いなと思い、記事を残すことにしました。構築や調整を考える時の過程や意図も挟んでいますので、上級者の方には冗長かもしれませんが、少しでもお役に立てればと思います。
構築概要&結果



コンセプト
強いメガ進化を相手より先に押し通す!
ブリジュラスに隙を見せない!
構築経緯
序盤に色々なメガ進化を試した中で、マークが薄い割に面白かったからをやぶる型のカメックスを軸に構築作りをスタートしました。軸が決まったら、その弱点を補完する必要があるので、カメックスの苦手な相手を列挙しました。
①倒せる技がない(選出したくない)
→アシレーヌ、フシギバナ、フラエッテ、ピクシー
②からやぶで耐久が下がったところを先制技で倒される
→ルカリオ、ミミロップ、ドドゲザン、ガルーラ
③からやぶ後も確実に耐えられる
→タスキ、特性がんじょう、ミミッキュ
④からやぶ後すばやさで勝てない
→スカーフマスカーニャ
以上が主な弱点として挙げられたので、1つ1つ解消するように他のポケモンを考えました。
①アシレーヌ・フシギバナ・フラエッテ等のいる構築に出すもう1匹のメガ進化ポケモンとして、これらに打点があり、フラエッテ以上の素早さを持っており、シーズン中盤までに遊んだ中で手応えもあったメガカイロスを採用しました。アシレーヌとフラエッテはHPフルの対面だと勝率が怪しいので、2匹に後出しができるポケモンとして、ガラルヤドキングも採用しました。
②先制技対策として、オーロラベールで被ダメージを抑えることができるアローラキュウコンを採用しました。
③きあいのタスキを潰し、ミミッキュの選出を抑制しやすいステルスロック型のブリジュラスを採用しました。型は、初手カイロスからの交代先にもなれて、カメックスの苦手なアシレーヌやフシギバナに勝ちたかったので、HD(特防振り)のじきゅうりょく+ミラーコート採用にしました。
最後の枠には、困った時に選出しやすいタスキ型のガブリアスを採用しました。このゲームは机上論だと強く見えるけど実際回してみたら微妙……みたいなことが多発するので、キツイ構築を誤魔化しやすい汎用枠的なのを入れておくのがオススメです(過去使った例でいうと、がむしゃらテツノワダチ、タスキミラコジャローダなど)。型は、ステルスロックと合わせてアーマーガア入りのサイクルを崩せるつるぎのまい+ほのおのキバ型にしました。
④スカーフマスカーニャ対策は、トリックフラワーを起点にできる積みポケモン(ルチャブルやカイリュー)なども考えましたが、ステロブリ+壁キュウコン+カメックスを基本選出にしたかったので枠が足りず、準速(いじっぱり)の型を抜けるまでカメックスの素早さを上げて、最速(ようき)スカーフ対策は諦めることにしました。全対応は無理なので、こういう割り切りも結構大事です。
これにて構築完成。あとは実際に対戦してみながら、技構成や調整を細々と変えていきました。特に、対策不可能ポケモンのブリジュラスに好き勝手されたくなかったので、節々で対策は厚めに調整しました。詳細は個体紹介で書きます。
個体紹介
(技や能力値に略称を使います)
H→HP
A→こうげき
B→ぼうぎょ
C→とくこう
D→とくぼう
S→すばやさ
カメックス
S→からやぶ1回で、準速スカーフマスカーニャ(S262)抜きのようきマスカーニャ(S264)を抜ける(133×2=266)
C→性格補正がないので、せめて最大まで
H→残り全て
(目安:イダイトウのおはかまいり確定耐え)
本構築のスーパーエース。構築経緯で挙げたポケモン以外は大体誰でも、広い技範囲でガンガン効果抜群を突いて薙ぎ倒せます。ステロ+オーロラベール+からをやぶるが決まったら大体勝ちます。
技構成は、からをやぶるとラストに残りがちなイダイトウを倒せるあくのはどうは確定。Sに性格補正をかけたせいで火力が不安なので水の波動ではなくハイドロポンプを採用。残りの選択肢はカイリューをマルスケごと貫ける冷凍ビームやステロ込みでアシレーヌを突破できる破壊光線など色々試しましたが、中盤〜終盤にかけて増加したメガギャラドスを倒せるはどうだんを採用しました。かくとうは単純に技範囲が広いので、ノーマル・はがねを中心に弱点を突きやすくて1番使いやすかったです。(ブリジュラス対策その1)
最終日付近では、マスカーニャで止めてくる相手に5回当たって4回先制し、抜かれた1回もトリフラがなかったのか、はたきを撃たれて耐えた試合だったので、良い感じに対策がハマっていたのかなと思います。
ただ、ステロを喰らうとルカリオのインファイトで25%、イダイトウのおはかまいりで50%の乱数1発という耐久ラインは、正直ギリギリアウトです。マスカーニャを別で見られる構築なら、Cに補正をかけて耐久を上げた方がカメックス本来の安心感を保てるような気がします。今期は「先にからやぶすればええやん!」という脳筋思想で乗り切りました。
意外とハイドロポンプは撃たない(最終日もガブリアスに撃った1回のみだった)ので、命中不安はそこまで気にならないです。マークが薄い内にぜひ使ってみてください!
ガブリアス
とにかく困ったら出す。ブリジュラス対策その2。
タスキなので、初手に出しても強いし、積み技のストッパーにもなれるし、スケショがあるので自分が終盤のエースになってもいい。試合ごとに足りない枠を補うように、役割を決めて選出していました。
じしんは確定枠として、つるぎのまいもステロと選択で準確定枠だと思うので、スケショとほのおのキバ採用の意図を話します。スケショは環境にミミロップ、ルカリオ、ゲンガー、マフォクシーなど、素早さが個性だけど脆いメガ進化が流行っていたことから、刺さりが良いと思って採用しました。ASガブリアスミラーにも強めです。ほのおのキバは、アーマーガアとハッサムに撃つ技として採用しましたが、どちらかといえば「アーマーガアを見てもビビらず選出をできるように」という意図で採用しています。「刺さる範囲は狭いけど、選出しやすくするために採用する」という考え方は、昔から自分が好きな技採用の根拠です。おすすめです。最終日は油断したハッサムを無傷で焼き払い、そのまま3タテした試合もありました。
型のシンプルさの割に多彩なポケモンなので、最初に書いた通り、「ルカリオがいるからストッパーで使おう」「ほのおのキバで役割破壊(受けにきたポケモンを奇襲して逆に倒してしまうこと)で数の有利を取ろう」「初手キラフロルをさっさと倒したい。何ならスケショ撃って得しちゃおう」など、何の役割で選出するかを明確に決めてから試合に臨めると上手く使えるポケモンだと思います。
あくび対策がない構築なので、持ち物はラムのみにしても良かったかなとも思います。あと、総合耐久力が高いのはH2振りですが、イダイトウが重いなら、おはかまいりの乱数が変わるB2振りの方がいいと思います。
キュウコン(アローラのすがた)
S-準速メガスターミー抜き抜き
C-火力がギリギリなので最大まで
目安(フリーズドライ)
H32D1のアシレーヌに98.4%の乱数2発
H1メガギャラドスに97.2%の乱数2発など
HB-イダイトウのおはかまいりを93.7%で耐える
隠れ一般つよつよポケモン(使用率56位)。
ブリジュラス対策その3(高火力特殊技で圧をかけ、鋼技のない型に渋い顔をさせる)。
ガブリアスより速く、アシレーヌにも弱点をつけて、技威力が高いおかげで火力も高く、雪補正のおかけで物理との殴り合いも強く、オーロラベールで積みサポートもできて、アンコールを撃てば起点にもならないというつよつよスペックで攻守ともに確実に仕事を遂行するので、ルカリオ・ハッサム入り以外にはほとんどの試合で選出していました。あと、ガブリアスとの攻めの補完がめちゃくちゃ良いです。地面+氷は全ての単タイプに等倍以上が取れます。
2番手に出してオーロラベールを貼って、アンコールで攻撃技を固定しながら倒されることで素早く退場し、後続のメガ進化ポケモンの起点を作りながら、先制技耐性をできるだけ長持ちさせるのが定番の展開。変化技で壁ターンを稼ごうとしてきたらアンコールでおしおきして、高火力のふぶきを連打できるため、どう転んでも有利な展開を作りやすいです。
技構成は、ふぶき・フリーズドライ・オーロラベールまでは汎用性と採用理由を考えて確定枠として、残り1枠は先述の両対応展開を作れることと、めいそうフラエッテに抗えることを考えてアンコールを選びました。わるだくみなら自分で積みエースになれますし、ミストフィールド型もカバルドンをボコボコにできてどちらも強かったです。構築によっては、オーロラベールを含めた4つからお好きな2つを選ぶ感じでもいいと思います。
持ち物は調整意図にもある通り、ギリギリ足りない火力を引き上げるとけないこおりです。火力がギリギリなせいで、こいつも泣く泣く耐久を削っているので、メガギャラドスやイダイトウには有利ながらも乱数勝負になり、毎回ヒヤヒヤします。メガスターミー抜きを諦めるか、わるだくみ前提で火力を削るか、耐久ラインを下げるかはトレードオフみたいです。
カイロス
S-準速メガスターミーと同速勝負をするために最速まで A-HB振りアシレーヌへのA+2のしかかりの乱数が変わるので最大まで 余り→イダイトウのおはかまいりを耐えたいので防御優先
【参考元】
隠れつよつよメガ進化ポケモン(103位)。
現在使用できるのが213匹なので、危うくマイナーポケモン扱いされそうだが、実力はもちろん本物。
キュウコン同様、ガブリアスより速い素早さは現環境では立派な個性になります。自分より遅いポケモンを壁+剣の舞で起点にして裏まで貫き、自分より速いポケモン(ミミロップ、スカーフマスカーニャ・イダイトウ、ゲンガー、マフォクシーなど)はその分耐久がないので、ブリジュラスのステロ+ドラゴンテールと合わせてでんこうせっかで倒します。無効相性のない高火力先制技も立派な強みです。
基本はブリジュラスと合わせて選出し、速いポケモンを+2でんこうせっか圏内まで削ることを目標にするので、勝ち筋が単純明快で使いやすいです。
サブウエポンにやまあらしという確定急所の格闘技を採用しているので、鉄壁アーマーガアや持久力ブリジュラス(対策その4)の耐久上昇を貫通して倒せます。並の物理受けで止まらないのも魅力です。じしんがないのでギルガルドがやや辛いですが、キングシールドがなければポルタガ+かげうちを耐えてギリギリ勝てます。
特性はギャラドスの増加を見て、威嚇などの能力ダウンを防げるかいりきバサミを選びました。最終日には、ラス1ポットデス対面でメガ進化せずにつるぎのまいを押すことで、ちからをすいとるを無効にして詰みに持っていけた試合もありました。自信過剰にしても強いと思います。
ヤドキング(ガラルのすがた)
C-れいとうビームでH2振りガブリアスを93.7%の乱数1発
HD-役割対象のフラエッテやアシレーヌを考えてできるだけ高く
(ブリジュラス対策その5。悪技ない特殊型に渋い顔をさせる)
アシレーヌ避けのかかし。こいつを採用してからアシレーヌを一度しか選出されなかったので、実績は十分。どくびし回収要因でもあります。
アシレーヌやフラエッテに対する交代先として選出する他、キュウコンが出せないルカリオ・ハッサム入りの構築に対しては、代わりに中継ぎとしてあくびによる起点作りを行います。
技構成はフェアリー組に撃つヘドロばくだん、ルカリオ・ハッサム・アーマーガアに隙を見せないためのかえんほうしゃ、起点作りのあくびまではすんなり決まりました。最後の1枠は色々欲しい技を迷いに迷って、ガブリアス入りに選出をビビらずに済むようにれいとうビームにしました。これもガブの炎のキバ同様、選出するための技採用です。持ち物がシュカなのもガブリアス意識です。困ったら技範囲広げるか、挑発入れときゃ出しやすくなるという持論もあります。
見た目が特殊に強いだけで、実際はめいそうの積み合いに負けそうですし、マフォクシーのサイコショックで確定2発を取られて困った試合もあったので、持ち物と調整は一考の余地がありそうです。ステロと合わせるなら、食べ残しを持たせたらもっと強かったかもしれません。
ブリジュラス
S-ミラー意識で+4(ブリジュラス対策その6)
総合耐久力が最も高くなるように、性格補正はB、ポイントはDにたくさん
※性格補正は種族値が高いところにかけた方がお得(100×1.1=111, 200×1.1=220、前者は+11に対し、後者は+20も数値が伸びている)
※ポイントは能力が低い箇所に振ると、倍率的には伸びがよい
(極端な例ですが、B100のポケモンにポイントを+10すると110になり、防御力は1.1倍に伸びます。
一方、Bが10しかないポケモンに+10ポイントすると20になり、防御力は2倍になります。同じ10ポイントでも、影響力が大きいのは低い箇所に振った場合です)
明確な仮想敵を設定せず、いろんな相手からの被弾を考える際に使える、ただ効率だけを求めた育て方です!
現レギュの実質対策不可能ポケモン。
軸を通すためのステロ撒きとして採用し、誰と比べることもなく、ブリジュラスとしての最高を引き出すように育てました。おまけにミラーコートを持たせたことで、尖ったメタ以外にはほとんど何でも対応できてしまう、人間味のないマシンに仕上がってしまいました。
強制交代技は、必中かつ身代わりやフェアリーにも通るほえると選択でしたが、攻撃ダメージによる削りの優位点を優先してドラゴンテールにして、残りの技はフラエッテをカイロスの圏内に押し込むためにアイアンヘッドにしました。
素早さを上げたことが功を奏し、ステロブリジュラスミラーは気持ちいいくらい楽々全勝しました。間違いなくMVPです。素早さ以外はかなりテンプレ型ではありますが、その割にドラテ連打してるだけで半壊する構築が多かったです。上の方では対策がちゃんとしてそうなので、環境次第でほえるに切り替えましょう。
最終日はドラゴンテールを1度しか外さず、引き摺り出すポケモンもイダイトウなどの大当たりを引きまくってくれたので、かなり運も良かったと思います。偉いぞ👏
基本選出
①以外は不利な相手を見ながら臨機応変に出していたので、明確に決まってはないですが参考程度に。
①ブリジュラス+キュウコン+カメックス
→ステロ+ドラテで削りをばら撒きながら選出を割り出し、キュウコンのベールの下で安全にカメックスがからをやぶって全抜き!
初手のメガカイリューやアシレーヌなどの特殊ポケモンをミラーコートで相打ちにして数を減らし、相手の2番手に有利な方を出すみたいな流れもできて強いです。
②ブリジュラス+ヤドキングorガブリアス+カメックス
→キュウコンを出しにくいリザードンやハッサム入りに出します。リザードンがいる場合はガブリアス優先、それ以外はヤドキングであくび連打を狙います。ミミッキュやギャラドスなどのラム持ちっぽいポケモンには、勝ち筋がそれしかない時以外は、安易にあくびを撃たないように要注意です。
③ブリジュラス+キュウコンorヤドキング+カイロス
→アシレ、フラエ、バナ入りなど、カメックスが出せない時はクワガタさんに頑張ってもらいます。個体紹介でも書いた通り、「理想は速いポケモンをでんこうせっか圏内まで削ること」です!
④カイロスorカメックス+ブリジュラス+@1
→ミミロップ・オオニューラ・ルカリオなどの格闘タイプがいる構築には、初手ブリジュラスは控えて、そこに強いメガ進化から出します。カバルドン+ルカリオはカメックス、止まる物理受けがいなければカイロスを出します。
重いポケモン
① ステルスロック+メガルカリオ・スカーフイダイトウなどの高速高火力組
→耐久がギリギリの子たちで組んでるので、先に積み技を使えていないと乱数勝負になり安定しません。
・カバルドンにカメックスをぶつけてステロを撒かせないようにする
・先にからやぶ、剣の舞、スケイルショットを積んでおく
など、工夫すれば大丈夫ですが、対策が間に合わないとぽっくり負けます。
・あまえるorくさわけorみがわりフラエッテ
→変な型を開発しないでくれ。ブリジュラス・ガブリアスが起点にされて何回か負けました。ヤドキングの型を変えればまだ対策可能だと思います。ドラゴンテールを身代わりで透かしてくるポケモンはフラエッテに限らずキツイですが、今期はキュウコンのアンコールと合わせてなんとか誤魔化せました。
・最速スカーフマスカーニャ
→構築組む段階で諦めてるので、当たっても割り切る。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。この記事が少しでも面白い・参考になったと感じてもらえていれば幸いです。またどこかでお会いしましょう!