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【M2シングル/虫統一/最終1196位/レート2155】15年熟成させた虫統一の構築について

はじめに

 こんにちは!ともひろと申します。

 ブラックホワイトの頃から虫統一をしているので虫統一歴15年になります。おじさんです。

 シーズン2は最終1196位ということで、最終3桁まであと少しというところまで健闘できましたので、記念に構築記事を書いていこうと思います。5時間くらいかけてしっかり書いたつもりです。

 次シーズンからレギュレーションも変わりますが、記事の最後のほうに虫統一の普遍的な考え方も記載しておきますのでよろしければ最後まで見てください!


構築経緯

1.先発ポケモンを考える

 後述のおまけで詳細記載するが、結論から言うとステルスロックを撒くポケモンと水タイプに対応できるポケモンを先発採用したい。

a)ステルスロックを撒くポケモン

 ガブリアス、ブリジュラス、カバルドン、キラフロルetc・・

b)水タイプのポケモン

 イダイトウ、アシレーヌ、スターミー、ヒスイダイケンキect・・

現環境でいくと冷凍ビーム搭載オニシズクモ襷ウルガモスが、先発としての条件を比較的満たしていると感じた。

・オニシズクモ

 対ガブリアス:冷凍ビームで耐久振りガブリアス2発

 対カバルドン:普通に有利

 対イダイトウ:初手はクイックターンしかしてこないので半減で受けてねばねばネット展開

・ウルガモス

 対ブリジュラス:ほのおの舞でCが上がれば確2。またブリジュラス目線では蝶の舞を警戒して初手でほえるを打ってくることも多いので、ステルスロックを撒く隙を与えづらい。

 対スターミー:突っ込んできたら虫のさざめきで返り討ち。クイックターンは嫌だが、3割でやけどになりリスクをつけられる。

 対ダイケンキ:ほぼスターミーと同じ。黒い眼鏡持ちもいるので無償突破できる場合もある。

2.エースポケモンを考える

・メガハッサム

 イダイトウやミミロップが流行っていた環境中期頃から、のろいと羽休めを搭載したハッサムの積ませ性能の高さに注目した。物理主体の環境であったし、虫統一が苦手とするガブリアスにも強いことから、このポケモンを通していくことを構築の主軸とすることにした。

・メガヘラクロス

 メガハッサムでは対応の難しい、メガカメックス、メガギャラドス、メガルカリオ等への回答としてサブエース採用。

3.補完枠を考える

・バサギリ

 メガハッサムでは勝てない、リザードン、メガカイリュー、ウルガモスに対してステルスロックを撒きつつ岩技を打つことができる点を評価して採用。

・ビビヨン

 ここまでで対応が難しい受け系のポケモン(フシギバナ、ヤドラン、アーマーガア等)への圧力として採用。


個体紹介

No.1「全ガブリアス対応型」オニシズクモ

【調整意図】

・いじっぱりガブリアスの剣舞スケイルショットをオボン込みで4発耐え

・H振りメガハッサムをなみのりで高乱数2発(98.4%)

・H振りガブリアスに冷凍ビームが最低63.2%入る=オボン持っていても確2

・H無振りガブリアスに冷凍ビームが最低74.3%入る⇒後続のハッサムのバレパン圏内

【調整経緯】

・先発で登板した際、ガブリアスとあまりにも対面することが多かったため、全ての型に対応すべく冷凍ビームを採用した。また、その都合で特殊型となっている。

 ★各ガブリアスへの対応★

 a)襷剣舞ガブリアス・スカーフガブリアス

  冷凍ビーム打つ⇒次のターンハッサムに交換し竜技を受ける⇒バレパンで処理

 b)オボン持ちの耐久厚めガブリアス

  冷凍ビームを打つ⇒相手はステルスロック⇒もう一度冷凍ビームで突破 ※次の相手に対してこわいかおを打ち、起点にならないようにする

【役割】

・役割先発で登板し、ハッサムを同時選出しているときは、対面の相手に勝てるように対応。

 ヘラクロスを選出しているときはねばねばネットを撒き、素早さサポート役を担う。

・ラウドボーンなど一部特殊炎に対しては受けだしできるので、先発でなくても活躍できる。

 

No2「全抜きさせない」ウルガモス

【調整意図】

・意地メガハッサムの剣舞バレパンが42.8~50.3%⇒ステロでHP半分になってもほぼ耐え

・準速86族抜き(水ロトムやブリジュラスの準速を抜きたかった)

・H32ブリジュラスにほのおのまいが52.2~62.4%⇒Cが上がればオボン込みでも倒せる

【調整経緯】

・ウルガモスは今まで、めざめるパワーやZ技、テラバーストでごまかしてきたが、それらがなくなると技の範囲が狭い。BWで初登場してから、今が一番技範囲が狭いと思う。

・そのため全抜きは難しいと判断し、蝶の舞を忘れさせた。代わりにいとをはくを採用し、全抜きするのではなく、全抜きさせないことを意識した技構成とした。

【役割】

・オニシズクモを先発で出しづらい時、先発で登板する。襷と補助技のおかげで何かしらのデバフや削りを入れ、仕事をしてくれる。

 ★オニシズクモが出しづらい時の例★

 ・ガブリアスがおらず、ブリジュラスだけいる構築

 ・ヒスイダイケンキやスターミー入りの構築

No3「名勝負製造機」メガハッサム

【調整意図】

・メガシンカ前でようきイダイトウのおはかまいり確定耐え

・なんとなくこのくらい振るとガブリアスの地震より少し多く回復でき、起点にできる感じがする

・のろい1積でようきガブリアスの地震が24.0~29.1%

・のろい1積で意地ギルガルドのお札ポルターガイストが36.5~43.4%

【所感】

・イダイトウ+ミミロップやガブリアス+ギルガルド等、基本2体は物理型のポケモンが選出されることが多かったため、のろいのB上昇がかなり刺さっていたように感じた。

・他のポケモンと違いあまりピンポイントのメタは考えておらず、逆に考えなくても強いポケモンだったので、安定感があった。メインエースとして名勝負を何回も繰り広げていた。

・一方、剣の舞ではなくのろいにした分、抜き性能は落ちており、耐久ポケモンには苦戦する(特にフシギバナには剣舞型は有利がつくが、のろい型は5分になってしまうので、フシギバナに対しての勝率は落ちた)

 ★ダメおしの豆知識★

 ダメおしは威力60の悪技だが、「ステルスロックが撒かれている」、「交換した際に相手がステロのダメージを受ける」ことで、威力が120になる。ラウドボーンと戦っているときにこの状況によくなっていた。

No4「最速」メガヘラクロス

【調整意図】

・ようきイダイトウのおはかまいり確定耐え

・準速86族抜き(ヒートロトム抜き)

・S+1で135族抜き(メガミミロップ抜き)

・Aは残り

【調整経緯】

・最速にすることで、初手でくる意地っ張りソウブレイズをロックブラストで襷貫通無償突破できる。またS一段階上昇でメガミミロップを抜きたいこともあり、最速にする必要があった。

・オニシズクモでネットが撒けない展開もそこそこあるので、自力でSを上昇できるくさわけが必要と判断。実際結構使った。スカーフガブリアスやマスカーニャに対しても、ねばねばネット+くさわけをすることで上を取る。

【役割】

・基本は、ねばねばネットが撒かれたあとに降臨。上から相手の弱点をついてしばいていく。

・だが、ブリジュラスやアシレーヌ等に弱点がつけるため、先発で奇襲する場合もある。

・あくまでハッサムが出せないときに妥協でだすというポジションのエース。再生技もないので少し安定感がない。私がメガハッサムを信用しすぎているので、あんまり選出したくない。

No5「仕事人」バサギリ

【調整意図】

・最速112族抜き(メガルカリオ抜き)

・メガリザードンYの控えめC10晴れウェザーボール確定耐え

【調整経緯】

・バサギリは当初、「初手に出してがんせきアックスを打つ」目的でメイン選出に絡んでいたが、2つ問題が発生した。

1.相手の先発に来るポケモン(ステロ撒きor水タイプ)に勝てない⇒最初から数的不利の展開になりがち

2.がんせきアックスがはずれる

⇒がんせきアックスの命中率は90%。

 バサギリはあまり耐久がないので、はずしたらなにもできずやられてしまう=ほぼ負け

 つまり、最初から勝率が最大9割になってしまう。

・そのため、「先発に出さない」「メインの選出からは外し、ピンポイントメタ枠にする」こととした。

・メタの対象はリザードン、ウルガモス、カイリュー。基本この3体がいるときのみ選出していた。

・動きとしては、ハッサム等がリザードンと対面した場面でバサギリに交代、攻撃を受けた後、上からがんせきアックスを放つ。岩弱点の相手に対して放つがんせきアックスは、直撃すればほぼ瀕死、引けば後続にダメージ+無償でステロ撒けると、非常に強力に感じた。また、リザードンYのウェザーボールを耐えるため、HDにほぼ極振りする形となった。

・選出頻度は多くないが、がんせきアックスはずした~となる場面も減り、仕事人の活躍をしてくれた。

No6「猫ホイホイ」ビビヨン

【調整意図】

・意地っ張りガブリアスを抜くため最速

・身代わり貼れる回数増えるn16+1

・眠り弱体化により処理速度を早める必要があるため、残りをC

【役割】

・基本は魅せポケ・・といいたいが、アーマーガアやフシギバナなどに対する崩しの手段としてどうしても必要なことが多く、補完枠のくせに2番目に多く選出していた。

【選出誘導】

・ビビヨンといえばパーティにいるだけで選出誘導ができるポケモンだと思っている。

 今環境では特にマスカーニャ(猫)をほいほい呼んでくれていたと思う。マスカーニャはハッサムで簡単に対応できるので、良き誘導であった。来季はサーフゴーをよく誘導してくれると思う。


選出パターン

【基本選出】

 先発:ウルガモス(orオニシズクモ)、後発:メガハッサム+@1

・初手を読んで対面有利を作り、最終的にメガハッサムで詰ませる。@1の部分はかなり相手の構築次第。

【サブ選出】

 先発:オニシズクモ、後発:メガヘラクロス+ビビヨン(orウルガモス)

・ねばねばネットを撒いて、上からヘラクロスとビビヨンで暴れる。ただ、見せ合いの時点で読まれやすく、決まりづらい。

→そのため初手をオニシズクモ以外にして、オニシズクモを次鋒に添える等、工夫が必要。

・こっちの選出の場合、バサギリとハッサムはほぼ選ばない。

【最終手段】

 先発:オニシズクモ、後発:ウルガモス+ビビヨン

・どっちのメガでも無理だと感じた場合、S操作ができる2体で場を整え、ビビヨンで突破する。

【選出率】

 最後の30戦を集計した結果、以下のとおりとなった。思ったよりビビヨンとヘラクロスを選出していた。6位でも10戦選出しており、満遍なく活躍させられたのがよかった。

1位:ウルガモス(19戦選出)

2位:ビビヨン(18戦選出)

3位:オニシズクモ(16戦選出)

3位:メガハッサム(16戦選出)

5位:メガヘラクロス(13戦選出)

6位:バサギリ(10戦選出)

※ちなみに勝率は70%(勝ち:21、負け:8、引き分け:1)


★おまけ1★虫統一の普遍的な弱点

 次シーズンでは新規ポケモンが増え、環境が大きく変わるが、虫統一の普遍的な弱点について、ここで整理しておく。

1.ステルスロックで大きなダメージを受けてしまう

・故に相手の初手にステルスロックを撒くポケモンが来やすい。

相手のステルスロックを撒く行為にリスクをつけていく必要がある。

・特にステルスロックからのふきとばし、所謂「昆布戦法」を通されてしまうと一気に不利になるので、ステルスロックは撒かれても昆布は通させないことを意識する

2.弱点がメジャー(特に炎、岩)で弱点がみな同じ、かつ種族値が全体的に低い

・故に相手の攻撃を「受ける」ということが難しい。

・受けサイクルよりも、常に対面有利を取るか、エースで全抜きするほうが向いている

3.水タイプが苦手

・相手の炎、飛行、岩に対応するため、こちらは虫水、虫岩、虫鋼、虫炎を採用することが多くなる。

・その結果、相手の水タイプから虫岩と虫炎は弱点を突かれ、虫水と虫鋼のメインウエポンは水タイプに半減されてしまい、苦手。

★おまけ2★虫統一の戦い方

 これだけ聞くと、虫タイプは弱点多いな、これは戦いようがないなと思うかもしれないが、ピンチはチャンス。相手の動きは読みやすくなっている。

つまり相手の初手は以下の2つになりがちなのである。

1.ステルスロックを撒くポケモン

ガブリアス、ブリジュラス、カバルドン、キラフロルetc・・

2.水タイプのポケモン

イダイトウ、アシレーヌ、スターミー、ヒスイダイケンキect・・

この2つに勝てるようなポケモンを先発で出して、初手から対面有利を作り、そのまま流れを掴んでいくことが、虫統一では大事なことだと思っている。

★いいたいことまとめ★

・虫統一は相手の初手が読みやすい

 ⇒相手の初手に来るポケモンに有利なポケモンを用意しておくべき

 ⇒先発のポケモンが非常に重要!!


おわりに

 最後まで読んでいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。

数年ぶりに虫統一をがちった1か月半でした。ポケモンバトルはいまだに人生で出会ったゲームの中で一番面白いと思います。

チャンピオンズで育成のハードルも下がり、いい時代になったものだ・・

私が対戦を始めたBWの頃は金の王冠もなく3Vを作るのも大変で、、虫タイプは卵グループが同じため育成が比較的やりやすかった+バタフリーが好き+BWの虫がかっこよかったことが虫統一を始めたきっかけなのですが、タイプという制約の中で最適解を考えることはいまでも楽しいですね!