
【シーズンM-1最終10位】適応カバフロル
シグマです!
皆さんシーズン1お疲れ様でした!

【構築経緯】
シーズン1の未知数な環境を攻略する上で、まずその環境の性質を理解することが求められる。
シーズンM-A考察
シーズンM-Aの考察を行うが、まず持ち物の少なさが挙げられる。
シーズンM-Aは解禁されている持ち物が制限されており、拘りスカーフを持った高速アタッカーや食べ残し・オボンのみを持ったクッション等は必然的に採用されることが増える。それを踏まえ、
「①早いポケモン(スカーフ、高速メガシンカ)」「②受けポケモン(アーマーガア・ブリジュラス・カバルドン等)」「③その他中速ポケモン」
といった3つにより構成され、①の選出圧が高いことにより、安定性を求めて②が選出されやすい環境と言えるので、基本選出に②を崩す要素を組み込むことが必要になってくる。
②の中でもアーマーガア、ブリジュラス、カバルドンの三体は現環境で抜けており、基本選出の中でできる限り対応できるようにする必要がある。これらを物理アタッカーで攻略するにはタイプ相性で有利を取る必要があるが、それは受け駒と攻め駒でのタイプ補完が重視される環境では強引なタイプ受けにより解決を図られるため、対面操作技がない物理メガシンカを軸にするのは難しい環境だと位置づけた。
それにより特殊メガシンカの価値が高まっている。その特殊メガシンカが①にただでやられないように補完を用意するのが現環境での構築の在り方だと言える。
また、②を崩す手段は基本選出内に多いに越したことはないため、高速枠にも何かしら崩しの要素が求められる。そういった要素を持つスカーフポケモンの評価は高いと言える。
↑ここまでを基にシーズンM-A環境を纏めると、
「特殊メガシンカ」+「サイクルを安定するためのメガ枠に応じたクッション」+「崩し要素ある早いポケモン(メガ枠が爆速なら別)」
「特殊メガシンカ」+「受け2体(受けミラーに強い)」
この構造を軸にして、相手に応じて使い分けできるように構築段階で用意し、環境トップである対フラエッテ、ガブリアス、イダイトウに弱くなく、一定数いるメガルカリオ・メガギャラドス・メガカメックス辺りの展開構築にも対抗できる構造がシーズンM-Aでサイクル・スタン構築を作る上で求められると纏まった。
1シーズン目はメタ思考で軸を考えるよりも絶対的な強さを持つ軸を握るべきだというのが持論としてあるが、その絶対的な強さを持つ軸の中にも環境的に追い風・向かい風は存在するため、ここから環境考察を行い、それを基に構築を考えていく。
シーズンM-1考察・構築経緯
上記の構造は環境にいる多くの構築に自然と該当している。
この中でも環境に多いのはメガフラエッテ、メガゲンガーであり、また最終盤メガリザードンYが増加していたのは見過ごせなかった。
これらに対して比較的有利を取ることができ、上記の構造を形成できるメガキラフロルを軸にすることに決めた。
メガキラフロルを軸にする上で最適なクッションを採用する。
砂起こしによりキラフロルがより特殊と強く戦うことができるようになり、キラフロルが嫌な鋼全般やガブリアスへの引き先になるカバルドンを採用した。
キラフロルとカバルドン共に相性補完に優れ、自身が崩しの要素を持つマスカーニャを採用した。
キラフロルとカバルドンを軸にする上でカバルドンに守る採用をしたいと考えていたため、他のポケモンでステルスロックを撒きたい。また、共通して一貫している水タイプへの対策をマスカーニャに一任させるのは避けたかったので、相手のマスカーニャにも強いブリジュラスを採用した。
この4体を軸とした。
ここまで重たいメガルカリオ、メガマフォクシーに強く、ガブリアスにも最低限戦えるメガシンカポケモンを2メガ枠目で採用したい。該当した中で選出圧が非常に強いメガスターミーを採用した。
軸で選出が纏まった時は良い対戦ができていたため、纏まらなかった際や再戦を意識して選出幅を広げるために対面的な選出をできるようなポケモンを採用したい。
メガスターミーの選出圧により、先発悪タイプやブリジュラスを強く誘うため、そこに強いポケモンから選択したい。また、対戦していくにつれてメガキラフロルより早い瞑想サイコキネシス採用のメガフラエッテに隙を見せるとメガキラフロルがやられることが多々あった。
これらを踏まえて、メガスターミーが誘うポケモンに強く、メガフラエッテの瞑想の起点にもならないポケモンを探した結果、ローブシンが該当したため採用した。
ローブシンの採用が最終日0時頃とぎりぎりではあったが何とか間に合い、こうして構築が完成した。
【単体解説】
〈調整意図〉
S…現環境で最速にする恩恵が準速メガフラエッテを抜けるくらいなので控えめ。準速最速ブリジュラス、準速リザードンを抜くために準速
メガシンカすることでイカサマの被ダメが上がるポケモン。
環境的に増加していたメガフラエッテ&メガリザードンYの2メガ構築に有利を取れブリジュラスに対しても大きな削りを入れることができる特殊メガシンカとして現環境に適応していた。早い瞑想サイコキネシス採用のメガフラエッテには逆にカモられてしまうため、砂を起こしておいたり他のポケモンが瞑想の起点にならないようにしたりと工夫が必要である。
他のメガシンカと比較しても大きな変化はないが、特性「適応力」と少し伸びた素早さが環境と噛み合い、シンプルに殴ることが強いポケモン。その気持ちよく殴れる有利対面や有利状況を作り出すために構築した。
技構成に関して、メインウェポンであるパワージェムとヘドロウェーブ、メインウェポンの通りが悪い鋼タイプ全般への打点になる大地の力は確定。
ニードルガードは、
・拘りスカーフ持ち採用が多くなる現環境において、立ち回りで優位に立ちやすくなる。
・増加していたメガミミロップの跳び膝蹴りを透かして勝つ選択が取れる。
・ギルガルドに対して、ブレード状態にしつつ倒すことができる&キングシールドがあっても任意のタイミングでカバルドン交代が安全にできる。
・釣り交換への様子見安定択になる。
・砂、毒、接触ダメージを蓄積してサイクル勝ちを狙える。砂ターン管理を行える。
等の強みが複数あり、キラフロルのニードルガードは前作から評価していたため採用した。
基本的に気持ちよく殴れる相手を選んで動かしたいので後発から投げることが多いが、先発から投げて何でも一発耐える物理相手にメガシンカをせずに毒化粧を撒くこともあった。キラフロル以外にも言えることではあるが、その対戦でどれだけHPが必要かを対戦中に考えることがサイクルする上で大事であり、キラフロルは特に意識するべきである。
〈調整意図〉
HB…陽気イダイトウ♂のウェーブタックルを確定耐え
意地ドドゲザンの2総大将黒い眼鏡+2ドゲザンをステロ込みで確定耐え
HD…控えめブリジュラスの流星群→-2流星群を残飯込みで確定耐え
控えめアシレーヌの泡沫を確定耐え
臆病メガルカリオの徹底を15/16耐え
S…ミラー意識で下降補正
現環境において誰で倒すんだポケモン。
守る採用はキラフロルの項目で前述した強みに加えて、
・欠伸を受けた対面操作技持ちに対して、逃がさずに眠らせることができる。
・現環境においてカバルドンを突破できるポケモンは限られることにより、欠伸を受けた後に交代せずに眠らせて無理矢理カバルドンを倒してくる相手は読みやすいため、そこに合わせて守ることで生存しつつ展開できる。
等の強みがあり、守るがあることでカバルドン単体を最大限活かして戦うことができるため、非常に強力な技であった。
〈調整意図〉
A…H1B1ギャラドスをトリックフラワーで98.4%で二発
H2ゲッコウガを蜻蛉+砂ダメ二回で確定(蜻蛉→カバ着地守るで襷ゲッコウガを倒せる)
HB…陽気イダイトウ♂のウェーブタックルを確定二耐え
S…スカーフ準速マスカーニャ+3
爆速ポケモン。
キラフロル・カバルドンと相性が優れるだけでなく、増加したメガカメックスを明確に切り返せることができるため、スカーフマスカーニャは他のポケモンとも替えが効かないスカーフ枠と言える。
技構成に関して、水や地面全般への打点になるトリックフラワーと本構築において様々な状況で活きる蜻蛉帰りは確定。
毒菱は軸であるカバルドン・キラフロルの守ると相性が良く、初動の出し勝ちの際に撒けるだけで攻めサイクルに安定してサイクル勝ちを目指すことができる点で強力である。
トリックも同様に受けや守ると相性が良く、特に特定の受け一体を機能停止に追い込むことができるため、攻め2受け1みたいな選出にも対応しやすくなる。
前述した通り、高速枠にも崩しの要素を持たせることで強い選出を崩すことなく行うことができるため、その点でもマスカーニャは秀でている。
調整は準速+2メガカメックスを抜くために早め。火力も耐久も必要な分は最低限あり、スカーフマスカーニャミラーで上を取れたら嬉しいため気持ち早めにしていたが、居座ることも多くはなかったため一考の余地がある。
〈調整意図〉
C…流星群でH32ガブリアスを確定
HB…陽気ガブリアスの地震→B+1地震をオボン込みで確定耐え
HD…控えめアシレーヌのムンフォムンフォアクジェをオボン込みで98%耐え
S…ミラー意識
みんなどう対策してたんだポケモン。
オボンのみガブリアスを倒すために流星群、アーマーガアや水への打点になる10万ボルト、カバルドンの欠伸と相性の良いステルスロック、吹き飛ばしがないことでカバルドンで流せない相手を流すことができる吠えるで採用。
ドラゴンテールも強力だが、メガフラエッテの瞑想の起点になるのを防ぐために吠えるを優先した。
この構築においてはブリジュラスのHPの重要度は低いため、目の前の相手を削るべきかステルスロックを撒くべきかにさえ気を付ければ比較的雑に扱って問題ない。
〈調整意図〉
HB…陽気メガルカリオのインファイトを確定二耐え
S…準速メガフラエッテ抜き、+1で準速スカーフガブリアス抜き
A…できるだけ高く
選出圧が凄まじいポケモン。
補完枠としてメガルカリオ、メガマフォクシー入りや他いけそうな相手に選出を検討できるように技構成を考えるが、水タイプ3ウェポンのテンプレ型のように汎用性を高めた型で採用した場合、中途半端に選出に絡んで軸を乗っ取ることは好ましくないため、技構成は絞った。
自己再生とビルドアップを同時採用することで、メガルカリオ展開構築に対して先に積んでおくことで全抜きを目指せたり、メガマフォクシーサイクルに対して自己再生を絡めてサイクル戦を行えたりと役割対象に応じた技選択ができた。
高速スピンは襷キラフロル展開に強かったり、ビルドアップを積んでから素早さ上昇することで裏まで貫けたりと攻め・受け共に器用な動きができる。自己再生と高速スピンを両立する型は今後開拓されてもおかしくないが、この型は結局ブリジュラスを乗り越えることはできず、正直超強いわけではないため、その構築・役割に応じた型選択をすることが大事である。
メガスターミーに関して、攻め方面での選出圧が凄まじい。特にブリジュラスの被選出率が非常に高まるが、ブリジュラスには軸であるカバフロルが強く戦えるので、その点でも良かった。
〈調整意図〉
A…インファイトでH32B7までのアーマーガアを食べ残し込みで確定二発
毒突きで無振りメガフラエッテを確定、毒突き+マッハパンチでCSベースのメガフラエッテを落とせる
S…激戦区の80~90付近を抜くために準速
拳を極めしポケモン。
メガスターミーと相性が良く、メガフラエッテに対しても力づく毒突きで高打点を持てるため、瞑想の起点にならない点が強力だった。メガフラエッテを大きく削ることができる格闘タイプとして襷チャーレムも候補であり、チャーレムはメガ枠顔できるのでキラフロルを腐食顔できるという強みもあるが、黒帯鉄の拳マッハパンチの圧でスカーフ悪タイプの蜻蛉返りやクイックターンを渋らせることができたり、ガブリアスにちゃんと勝てる点を評価してローブシンを採用した。
気合いの襷で耐えたい攻撃は主にメガフラエッテやアシレーヌであり、ロゼルのみでも悪くなさそうだが、メガフラエッテのムーンフォース耐えを実現できるところまで特防に振ると素早さが79しか伸ばせず、型の誤認を含めてこの辺りの激戦区を抜いておく価値が高すぎるため、気合の襷で運用した。襷枠としてみると遅いが、考慮外の素早さから殴ることも強く、副産物としてメガルカリオの徹底抗戦を耐えることもあったため正解だった。
【基本選出】
マスカーニャ+カバルドン+キラフロル
ブリジュラス+カバルドン+キラフロル
この二つの選出ができている時は大体戦える。
トリック、毒菱、ステルスロックがカバフロルと相性が良いため、この選出を出来ていると優位に戦える。
先発マスカーニャは先発アーマーガアに出し負けしそこから蜻蛉返りで後手に回るが、キラフロルで受けることで毒菱を撒けるため、先発マスカーニャから入る裏目が少なかった。これがマスカフロルの強みだと感じた。
【重いポケモン】
メガフシギバナ…初めはメガフシギバナを意識してメガスターミーの高速スピンをサイコカッターで使用していたが、メガフシギバナと同居されがちなブラッキーに対して結局勝てないため、上位帯では少ないだろうと甘く見た。参考にする際はエスパー技を採用することをお勧めする。
ビビヨン…最速ビビヨンの上を取ることができるポケモンがマスカーニャしかおらず、マスカーニャもトリプルアクセルがなく打点がないため正当に倒すことができない。キラフロルかブリジュラスで頑張るか、うまいことスカーフトリックを押し付けるしかない。最終日は1勝1敗で耐えた。
【結果】

シーズンM-1シングル TNシグマ 最終10位
何とか最後戦える構築を完成させることができました。終盤勝てていない時期もあったので、本当に気合いで間に合わせました。
一ヶ月通しての取り組み方や考察は悪くなかったと思いますが、軸は自信あるものの補完枠はまだ最適な組み方はありそうだと感じていて、構築の完成度は正直高いわけではないため、もう少し余裕を持って構築作成を行いたいです。
一先ず良い成績を残すことができて安心しております。これからも頑張ります!
普段はYoutubeで活動していてこの構築を使用した最終日動画も投稿しているので、そちらも見ていただけると嬉しいです!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
X:@zenchino115