
なぜ上位勢の「読み」は当たるのか?初心者の頃に知りたかった考え方
このシリーズでは、
初心者の頃に知りたかったこと
を、中級者になった今だからこそ言語化していきます。
今回は、
ポケモン対戦で多くの人が一度は悩む
「読み」
についてです。
皆さんは対戦中に、
「ここは絶対交代してくる。」
そう思って技を選んだのに、そのまま居座られて負けた。
こんな経験、一度はあるのではないでしょうか。
逆に、
「さすがにここでは交代しないだろう。」
そう思ったら交代されて負けた。
そんな経験もあると思います。
私は初心者の頃、
「上位勢は相手の次の行動を正確に予測できるから強いんだ。」
と本気で思っていました。
しかし、
あることに気付いてから、
私の「読み」に対する考え方は大きく変わりました。
実は、
上位勢は、
相手の考えを当てているわけではありません。
もっと再現性のある方法で「読み」を行っています。
今回は、
上位勢がどのように「読み」を考えているのかを、
私が中級者になって初めて気付いたことと一緒にお話しします。
結論
先に結論からお話しします。
読みとは、
相手の考えを正確に当てることではありません。
環境や盤面から、
相手が取りやすい選択肢を絞ることです。
上位プレイヤーの読みが当たりやすく見えるのも、
上位帯では構築や行動の傾向がある程度共通してくるからです。
では、
なぜ上位に行くほど選択肢が絞られていくのでしょうか。
なぜ上位では「読み」が当たりやすいのか
その理由は、
上位帯では、勝ち続けるための構築や行動が少しずつ淘汰されていくからです。
ここでいう淘汰とは、
勝ち続けられない構築や立ち回りが少しずつ減り、
逆に安定して勝てる構築や立ち回りだけが上位に残っていくことを指します。
では、なぜそのようなことが起こるのでしょうか。
その理由の一つが、ランクマッチのレートシステムです。
同じくらいのレート同士で対戦した場合、
勝てば約+16、
負ければ約-16
程度のレート変動になります。
しかし、順位が上がるにつれて、
自分よりレートの低い相手と対戦する機会が増えていきます。
この場合、
勝ってもあまりレートは増えませんが、
負けると大きくレートを失います。
つまり、
上位を維持するには、高い勝率で勝ち続ける必要があります。
ここで重要なのは、
「上位は難しい」
ということではありません。
高い勝率を維持できない構築や立ち回りは、
長い目で見ると自然に順位を落としていきます。
逆に、
安定して勝てる構築や立ち回りだけが上位に残ります。
つまり、
環境によって少しずつ淘汰されていくということです。
その結果、
上位帯では
・流行している構築
・よく使われる型
・勝率の高い立ち回り
がある程度共通してきます。

だからこそ、
「この場面なら、この行動を選ぶ可能性が高い。」
という予測が立てやすくなるのです。
では、
実際に順位帯が変わると、
読みやすさはどのように変わるのでしょうか。
なぜ自分の読みは当たらないのか
ここまで読んで、
「だから上位勢は読みやすいのか。」
と思った方もいるかもしれません。
では、
なぜ自分の対戦では読みが外れるのでしょうか。
その理由は、とてもシンプルです。
相手の選択肢が多いからです。
例えば、低レート帯では、
・珍しい技構成
・意外な努力値調整
・環境ではあまり見ないポケモン
・「好きだから使っている」というポケモン
など、さまざまな構築と対戦します。
もちろん、
これは悪いことではありません。
むしろ、ポケモン対戦の楽しさの一つだと思います。
しかし、
読みという観点では話が変わります。
選択肢が増えれば増えるほど、
相手の行動は予測しにくくなります。
だから、
上位勢の配信で見たような読みをそのまま真似しても、
自分の対戦では外れてしまうことがあります。

つまり、
読みが下手なのではなく、環境が違うのです。
上位帯よりも相手の選択肢が多ければ、
当然、行動の予測も難しくなります。
では、
選択肢が多い相手に対して、
どのように考えればよいのでしょうか。
初心者が本当に身につけるべき「読み」
ここまで読むと、
「では、結局どう考えればいいの?」
と思う方もいると思います。
私が初心者の頃に知りたかったのは、
「読み勝つこと」よりも、「安定して対処すること」を優先する
という考え方です。
初心者の頃の私は、
「ここは交代するはず。」
「このポケモンはこの型のはず。」
と、一つの可能性に決めつけて行動していました。
しかし実際には、
相手には複数の選択肢があります。
その中の一つだけに賭けると、
外れた瞬間に試合が大きく崩れてしまいます。
そこで私は、
相手がどの選択をしてきても、
大きく不利になりにくい行動を優先するようになりました。
もちろん、
読みを通さなければ勝てない試合もあります。
ただ、多くの試合では、
相手の選択肢をできるだけケアしながら、
安定した勝ち筋を選ぶ方が勝率は安定します。

まとめ
今回は、
上位プレイヤーの「読み」が当たりやすく見える理由
についてお話ししました。
上位帯では、勝ち続けるための構築や行動がある程度絞られています。
そのため、相手が選ぶ可能性の高い行動も予測しやすくなります。
一方で、低レート帯では、使われるポケモンや型、行動の幅が広くなります。
そのため、上位帯では自然な読みでも、自分の対戦では外れてしまうことがあります。
ただし、最終的に大切なのは、レートに関係なく、
相手の行動を当てることではなく、どの選択をされても大きく不利になりにくい構築や立ち回りを用意すること
です。
想定外の技や行動で負ける試合は、どうしてもあります。
しかし、
「読みが外れたから負けた」
と考える前に、
その行動以外を選ばれても戦える構築や選出になっていたか
を振り返ってみてください。
もし、一点読みをしなければ勝てない場面が何度も起こるのであれば、
読みを鍛える前に、構築や選出そのものを見直した方がよいかもしれません。
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構築記事を何十本も読む時間がない方の参考になれば嬉しいです。
また、
現在使用している構築もnoteで公開しています。
マンスリーチャレンジ2026.06 最終306位、
シーズンM-3 最終331位・レート2409を記録した構築です。
現在も調整を続けているため、
実際に使った感想や改善案を共有してくださる方を募集しています。
ポケモン対戦の「なんで?」を考えるのが好きです。 構築記事や環境考察、上位構築を実際に使って感じたことなどを書いています。剣盾初期を中心に対戦し、ポケモンチャンピオンズから復帰しました。 【実績】 ・剣盾公式大会 最終2桁 ×2 ・S6 最終300位(レート2023) ・Pokémon Champions M-3 最終331位(レート2409)