
ポケモンチャンピオンズ成績ラインを受験に例えてわかりやすく解説した件について
ポケモンチャンピオンズの成績ラインを受験に例えてみた
レート2192なのに、なぜ満足できないのか
現在、7月7日。
シーズンM-3も、いよいよ最終日前日になりました。
おそらく今この瞬間も、多くのポケモン廃人たちは自分の目標を達成するために、必死にランクバトルに潜っているのではないでしょうか。
私も例外ではありません。
現在のレートは 2192。
ここまで来たからには、さらに上を目指したい気持ちはあります。
ただ、正直に言うと、怖いです。
ここから潜ってレートを溶かしたらどうしよう。
そう考えてしまい、いったん息抜きとしてこの記事を書いています。
なので、読んでくださる皆さんも、ランクマの合間の休憩くらいの軽い気持ちで読んでもらえたら嬉しいです。
とはいえ、ここで少し不思議な感覚があります。
冷静に考えると、レート2192って普通にかなりすごくない? と思う自分もいます。
少なくとも、ポケモン対戦を始めたばかりの自分が今の結果を見たら、間違いなく大喜びしていたはずです。
最初は、レート1600を超えるだけで嬉しかった。
次は、レート1800を目指すようになった。
その次は、レート2000が大きな目標になった。
こうして少しずつ、目標のラインは上がっていきました。
私は主に第8世代の頃にランクバトルを遊んでいました。
その当時、最終レートは 2023。
順位は 最終300位 でした。
当時の自分にとって、レート2000を超えられたことはかなり大きな達成でした。
「ついにレート2000に乗った」
そう思えて、かなり満足していた記憶があります。
しかし、不思議なことに、それでも完全に満たされたわけではありませんでした。
一度レート2000を達成すると、次は最終二桁を目指したくなる。
二桁に届かなければ、どこか悔しさが残る。
そんなふうに、ポケモン対戦の目標は、達成するたびに少しずつ上がっていきます。
では、なぜ今の私はレート2192まで来ても、素直に満足しきれていないのでしょうか。
理由は、おそらく 順位 です。
レート2192という数字だけを見れば、かなり高い成績に見えます。
実際、昔の自分からすれば信じられないような数字です。
しかし、現在の順位を見ると、約2000位。
つまり、逆に言えば、レート2200前後、あるいはそれ以上のプレイヤーが2000人近く存在しているということになります。
これはかなり異常です。
レートだけを見ればすごい。
でも、順位を見ると、まだ上には大量に人がいる。
このギャップこそが、今のポケモンチャンピオンズの成績ラインを分かりにくくしている原因だと思います。
ポケモン対戦をやっている人なら、この感覚はなんとなく分かるかもしれません。
しかし、ポケモン対戦をあまり知らない人にとっては、
「レート2200ってどれくらいすごいの?」
「2000位って高いの? 低いの?」
「結局、どのラインから強いと言えるの?」
というのは、かなり伝わりにくいと思います。
そこで今回は、ポケモンチャンピオンズにおけるレートや順位の価値を、多くの人が一度は経験したことのある 受験 に例えて考えていきます。
レート1600は、受験で言えばどのくらいなのか。
レート1800は、どの大学を目指す感覚に近いのか。
レート2000は、どれくらいの難関ラインなのか。
そして、レート2200は本当にどれほど異常なのか。
この記事では、現在のポケモンチャンピオンズのインフレと、今の成績ラインの価値について、受験に置き換えながら分かりやすく整理していきたいと思います。
前提:シングルランクマッチの正確な参加人数は分からない
まず前提として、ポケモンチャンピオンズのシングルランクマッチにおける正確な参加人数を把握することはできません。
そのため今回は、参考値として マンスリーチャレンジシリーズ 2026.06の参加人数である1,310,070人 を採用します。
また、比較対象となる大学受験者数は 66万人 とします。
なお、今回は分かりやすさを優先するため、海外の大学は考慮しません。
この前提で考えると、ポケモンチャンピオンズの参加人数は、大学受験者数の約2倍です。
つまり、大学受験における上位○人というラインをポケモンチャンピオンズに置き換える場合、おおよそ2倍した順位で考えることになります。
もちろん、これは完全に正確な比較ではありません。
受験とポケモン対戦では、競技性も、参加者の目的も、評価方法もまったく違います。
ただ、成績ラインの感覚をつかむための例えとしては、かなり分かりやすいのではないかと思います。
最終1位〜約193位:東京大学理科三類レベル
まず、最上位帯です。
割合を補正して考えると、最終1位〜約193位あたりまでが東京大学理科三類レベル という結果になりました。
いきなりかなり物騒なラインです。
ポケモン対戦において最終二桁を取るということは、今回の例えで言えば、理科三類にかなり上位で合格しているようなものだと考えられます。
そして、最終1位経験者はどうなるのか。
この例えで言えば、理三首席合格経験者 です。
さすがに怖いですね。
しかも、世代やルールが変わっても複数回最終1位を取っている人がいます。
受験に例えるなら、試験科目や出題傾向が変わっても、そのたびに首席を取っているようなものです。
もはや同じゲームをやっているのか疑いたくなるレベルです。
ここで少し面白いのが、ポケモン実況者や強豪プレイヤーの構築記事・レンタルパーティの話です。
最終1位や最終二桁を取るような人が、おすすめのポケモンや構築を公開していることがあります。
それを見て、
「同じ構築を使っているのに勝てない」
「強い人のレンタルを使ったのにレートが上がらない」
と感じる人もいるかもしれません。
しかし、今回の受験の例えで考えると、これはある意味当然です。
東大理三に首席合格するような人と同じ参考書を使ったからといって、自分もすぐに同じ成績を取れるわけではありません。
同じ教材を使っても、理解度、判断力、経験値、本番での対応力には大きな差があります。
ポケモンも同じです。
同じ構築を使っていても、選出、立ち回り、リスク管理、相手視点の読み、環境理解によって結果は大きく変わります。
なので、強い人の構築を使って勝てなかったとしても、必要以上に落ち込むことはないと思います。
むしろ、
「自分は理三首席の参考書を借りて勉強している段階なんだ」
くらいに考えた方が、精神的には健全かもしれません。
約194位〜約5955位:東京大学レベル
次に、東京大学全体のラインで考えてみます。
今回の前提で換算すると、約194位〜約5955位あたりまでが東京大学レベル という結果になりました。
これはかなり意外ではないでしょうか。
東大の最低ラインまで広げると、ポケモンチャンピオンズでは約6000位まで入ることになります。
「最終5955位」と聞くと、ポケモン対戦をやっている人の中には、
「いや、まだ全然上がいるじゃん」
「構築記事を書くには微妙じゃない?」
と思う人もいるかもしれません。
しかし、受験に置き換えると話は変わります。
東大に合格している時点で、世間的には間違いなくかなり上位です。
それと同じように、ポケモンチャンピオンズで約6000位以内に入っているというのも、冷静に考えればかなり高い成績です。
ただ、ポケモン対戦の世界では、どうしても上位の数字ばかりが目に入ります。
最終1位。
最終二桁。
最終3桁。
レート2200。
そういった分かりやすく強い数字が目立つため、5000位台や3000位台の価値が低く見えてしまうのかもしれません。
しかし、全体の割合で見れば、十分すぎるほど上位に位置しています。
ちなみに、私の現在の立ち位置も、この東京大学レベルの範囲に含まれています。
こう考えると、今の自分の感覚にも少し納得できます。
一定の手応えはある。
けれど、上にはまだ理三レベル、さらには理三首席レベルのプレイヤーがいる。
だからこそ、ここからさらに潜るのが怖い。
レート2192という数字だけを見ればかなり高いはずなのに、順位を見るとまだ上が大量にいるように感じる。
この不思議な感覚は、受験に例えるとかなり説明しやすいのかもしれません。
また、構築記事を書くかどうかについても、少し考え方を変えていいのではないかと思います。
ポケモン対戦をしている人の中には、
「最終3桁を取れたら構築記事を書こう」
「最終二桁を取れなかったから記事にするほどではない」
と考えている人も多いと思います。
もちろん、目標を高く持つこと自体は素晴らしいことです。
ただ、今回の例えで考えると、約6000位以内でも東大レベルです。
そう考えると、自分なりに納得できる結果が出たのであれば、構築記事を書いてみても良いのではないでしょうか。
最終順位がすべてではありません。
その構築を使って何を考えたのか。
どのような環境を意識したのか。
どのポケモンが強かったのか。
どこで勝てて、どこで負けたのか。
そういった思考の記録には、順位とは別の価値があります。
たとえ最終二桁や最終3桁でなくても、同じくらいの目標を持つ人にとっては十分参考になるはずです。
今回は東大レベルまでで止めます
もちろん、さらに細かく考えれば、早慶レベル、MARCHレベル、日東駒専レベルのように、もっと下の順位まで対応させることもできます。
ただ、今回の記事では、あえてそこまでは広げません。
理由は大きく2つあります。
1つ目は、ポケモン対戦において多くの人が目標として意識しやすいのは、やはり最終二桁、最終3桁、レート2000、レート2200といった上位ラインだと思うからです。
2つ目は、大学名を使って下の順位まで細かく例えると、かえって余計な誤解を生みやすいからです。
この記事で言いたいのは、
「この順位はすごい」
「この順位はすごくない」
と人を分けることではありません。
むしろ逆です。
ポケモン対戦の世界では、上を見すぎるあまり、自分の成績を必要以上に低く見積もってしまうことがあります。
レート2000に乗っても、まだ上がいる。
最終3桁を取っても、まだ二桁がいる。
レート2200に近づいても、まだ最上位勢がいる。
そうやって上だけを見続けていると、どれだけ良い結果を出しても、なかなか満足できなくなってしまいます。
これは、ポケモン対戦の面白さでもあり、怖さでもあると思います。
まとめ:上を見すぎると感覚が壊れる
今回、ポケモンチャンピオンズの成績ラインを受験に例えて考えてみました。
もちろん、これはあくまで例えです。
受験とポケモン対戦を完全に同じものとして扱うことはできません。
それでも、順位の価値を直感的に理解するうえでは、かなり面白い見方だったのではないでしょうか。
今回の前提で考えると、最終二桁は東京大学理科三類の上位合格レベル。
最終1位は理三首席レベル。
そして、約6000位以内でも東京大学レベル。
こう考えると、ポケモンチャンピオンズの上位帯がどれだけ異常な世界なのかが分かります。
同時に、自分たちが思っている以上に、かなり高いレベルで戦っている人も多いのだと思います。
ポケモン対戦をしていると、どうしても上ばかり見てしまいます。
自分より順位が高い人。
自分よりレートが高い人。
自分より強い構築を作れる人。
自分より結果を出している人。
そういう人たちが目に入ると、自分の成績が大したことないように感じてしまうことがあります。
でも、冷静に全体の割合で見れば、十分すごい結果であることも多いはずです。
上を目指すことは大事です。
もっと強くなりたいと思う気持ちも、ポケモン対戦の大きな楽しさだと思います。
ただ、その一方で、自分が積み上げた結果を必要以上に低く見る必要はありません。
レート1600を超えて嬉しかった頃の自分。
レート1800を目指していた頃の自分。
レート2000に乗って喜んでいた頃の自分。
その頃の自分から見れば、今の自分はかなり遠くまで来ているはずです。
だからこそ、最終日前に潜るのが怖くなったり、上位勢を見て感覚が壊れそうになったりした時には、一度立ち止まって考えてみてもいいのかもしれません。
今の自分の成績は、本当にそんなに低いのか。
自分が目指しているラインは、本当に普通のラインなのか。
そして、自分が戦っている場所は、実はかなり異常な世界なのではないか。
この記事が、ポケモンチャンピオンズの成績ラインを少し冷静に見直すきっかけになれば嬉しいです。
それでは皆さん、シーズン最終盤も頑張りましょう。
私もレートを溶かす恐怖と戦いながら、もう少しだけ潜るかどうか考えたいと思います。