
【シンプル選出】かんずり餅【M-1シングル最終レート2406/1268位】
はじめに
はじめまして、レガリスと申します。
このたびレート2400を達成したことで十数年ぶりに自己最高レートを大幅更新できた(し、おそらくこれは当面更新できないと思った)ので、記念に構築記事デビューしてみました。以下、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです!
構築経緯
これまでで唯一レート2000を達成した時のコンセプトが、いまと同じメガシンカ環境であるORAS時代において、
「メタモンを使って、疑似的にメガを2体(しかも1体はスカーフ付きで)使って戦うこと」
だったので、約十年ぶりのメガ環境参戦にあたってこれに倣った構築を組もうと思った。
すると、メタモン入りのメガスコヴィラン構築で爆速でレート2000に上げていた方の構築を発見したため、これをベースに自分用に少し調整した。
構築名は、新潟名産の唐辛子の塩漬け「かんずり」を不定形なお餅と合わせることで、メイン選出のスコヴィラン・キョジオーン・メタモンの並びを簡潔(?)に表現した。説明しないと伝わらない簡潔って何だろう
試合運びの全体像と選出
試合の進め方は、
スコヴィランをすぐにメガシンカさせる
メガスコヴィランとキョジオーンでサイクルし、相手全体を消耗させながら選出を観察する
相手全体を貫く”エース”役になれそうなポケモンを相手の選出から見定めて、メタモンを着地させる
そのままメタモンで気分良くスイープ(難しければ目の前を倒す→一度引いてから再展開)
とシンプル。
そのため、選出は基本的に「スコヴィラン+キョジオーン+メタモン」となる。
それが刺さらない相手に対しては、刺さらない要素に応じてパーツを入れ替えるイメージ。
(例えば、スコヴィランとメタモンは良いけどキョジオーンが引き先として刺さってないな
→代わりにガラキンを入れよう!みたいな。)
相手のエースに好きなだけ積んで頂いた後に、それをメタモンでパクって上から相手の構築すべてを破壊する快感を堪能できる構築となっている。
各パーツの役割や特徴については、以下の個別解説にまとめた。
個別解説
HB・・・特化
HD・・・残り
軸の一角。
相手の物理や残飯持ちに火傷を入れて機能停止に追い込むことが主な仕事。
なるべく複数体に役割を遂行したい(相手の攻撃を受けたい)=主な役割対象である物理ATの技を耐える必要があるのでHB特化。
攻撃技は諸説あるが、表選出が重いアーマーガア・カバルドンを処理する観点からこの構成としている。
初手投げ即メガが原則なのでメガ前の特性はあまり重要ではないが、初手ゲンガーと対峙した時のみメガせず即引きしていたため、その裏にいるカバやブイズの欠伸に耐性を持てるふみんとした。特性変更前のムラっけが活きてメガゲンガーを返り討ちにしたこともあったのでここは好みだと思う。
HD・・・特化
HB・・・残り
火傷しない炎、スコヴィランを一撃で持っていこうとする毒・飛、その他特殊打点や搦め手系に対する引き先。具体的には、
・メガ枠:
メガカイリュー・メガマフォクシー・メガリザードンY・メガゲンガー等
・一般AT:
ウルガモス・インファ抜きソウブレイズ等
・一般受け/起点作り等:
ドヒドイデ・ガラルヤドキング・アローラキュウコン・ラウドボーン等
といった、スコヴィランで相手をしたくない範囲の相当な部分を補完してくれる枠。
特殊は控えめリザYの晴れ放射+ソラビを残飯守る込みで確定耐え(=晴れ涸らし可)程度、物理も焼けた意地ガブ程度なら余裕をもって受けられる耐久があり、非常に一貫性の高い塩漬けと相まって上記「試合運び」の2.をこなすのに優秀な働きをしてくれたと思っている。
技構成については、他に身代わり・ボディプレス・ステルスロック等入れたい技はいくらでもあったが、「塩漬け」「自己再生」は確定、「守る」もコンセプト(メタモンの枠で記載)的に準確定とした場合、
・”身代わりを貼れる盤面は大体地割れの試行回数を稼げる盤面と共通している”という前提の下、
・状態異常は元々無効
・よく打たれがちな「うたかたのアリア」「アンコール」は痛い
ことから身代わりは思ったよりメリットが薄い
・ボディプレを入れるならセットで鉄壁がないと厳しい(Bがほぼ無振りのため)
・ブラッキー等の受けの突破手段が必要
などの理由で残り枠を地割れとした。
H・・・特化
B・・・特化
D・・・残り
事実上のエース。
一般的なスコヴィラン構築のように、時間を掛けて相手を削っていく並びが本来苦手とする、相手の積みに対する回答…というか、こっちが本命でありコンセプト。見せ合いで"定数サイクルで削り切っちゃった方が楽そうだな"と思った構築以外は大体出してる。
おかげで、定数ダメージや残飯・宿り木回復ターンを稼ぐ際にリスクとなる守り際の相手の積みがノーリスクどころかむしろプラスになるので、上2体がほぼ守り放題となる。
ちなみに生意気HDではなく呑気HBである意図は、
この環境ではダウンロード対策をする必要がない
火傷+身代状態の相手とのラス1対面でやむを得ずメタモンを繰り出した盤面で、相手の攻撃を耐えてスリップダメージで勝つ確率を上げられる
メタモンのキャラ的に解釈一致である
こと。
H・・・3n最大値(再生力意識)
D・・・11n最大値
C・・・残り
キョジオーンの代わりにクッション・崩しを担当したり、メタモンの代わりに入って削り要員だけで詰ませて倒しきる際の一角を担う役割。
表選出3体が重い受け枠(ブラッキー・アーマーガア・ドヒドイデ)や特殊毒(メガフシギバナ・メガキラフロル)、残飯身代系に対して頑張れるよう技を詰め込んだ。
調整意図は、毒々の効かないポケモンに対しては自分で殴っていく必要があることから、余った数値はCに振っている。また、基本的に相手の特殊技を受けて(下を取って)さむいギャグを打つ想定ではあるが、環境にS下降補正が活きる仮想敵がいなかったことから生意気ではなく穏やかとした。
ブラッキーを意識すると毒々がかなり欲しかった一方で、それ以外の役割対象に軒並み毒が入らないことやスコヴィランとのアンチシナジーを考えると他の技(怠ける、ヘドウェ等)を入れたほうが良かった気がするし、持ち物や調整も含め正直諸々結論の出ていない枠。それでも、表3体では難しい相手に対してよく頑張ってくれた。
ふつうのASガブ
重いメガキラフロル・メガカイリュー・メガゲンガーやオオニューラに強かったり、サイクルの中で削るというコンセプトに合うステロを使えたり、相手の身代わりに対して能動的に切り返せる可能性が高い点を買って採用。構築でここまで余っていた襷を強く使える駒として、最も自然で汎用的でもあった。
ただ、元から面倒なアーマーガアをさらに呼んでしまう点や、初手出し要員として考えたときにスコヴィランと競合する点から、なかなか選出できなかった。
H・・・16n-1(ステロ意識)
A・・・11n
D・・・残り
ガブと相性が良くサイクル適正があるメガポケモンを探していたら、どうしてもこの人にしか辿り着けなかった。カモであるウルガモスを強く呼んでくれたことは評価に値するが、実戦を考えると要改善枠。(ちなみにランクマにおいてガモスが選出された試合で負けた記憶はないので、ハッサムから変更するとしてもガモスを呼ぶ要素は残すべきか、、?)
なお、ここまで完全に地面が一貫しているが、霊獣ランドロスや鉢巻持ちのいないこの環境で高火力の地震を打たれることは差し迫った脅威ではない(メタモンで切り返しが効く可能性が高い)とみなして、そこは割り切った。
苦手ポケモン
・オオニューラ・・・積まれ放題殴られ放題、スコヴィランキョジオーン(ヤドキング)が簡単に突破される上に特性軽業のせいでメタモンでも切り替しできない。
・身代残飯ブリジュラス・・・コピーも塩漬けも効かずスコヴィランも下からオバヒ連打を強要される。
・メガキラフロル・・・強力な岩打点と補完の大地の力がこちらには一貫する上に切り返すときには一貫しない。
最後に
【チャンピオンズ初シーズンを振り返って】
<結果>
事前予測では4桁順位を取れれば御の字程度で考えていたので、3桁目前まで迫れたのはとても嬉しかった。
ただ、最後の日曜朝の2戦を最後に、残り数日の期間中は一度も潜らなかったので、3桁チャレンジは失敗...というか、そもそもしなかった。これは優先度の問題で、また次期以降挑戦できる(しSVでは取った実績もある)3桁順位よりも、「レート2400」というプレイヤー人口の多さと自身の調子の両方がかみ合わないと取れない、つまり(スマホ版解禁のタイミングを除けば)二度と取れない可能性の高いレート成績のほうを重視したためだった。
この判断自体は間違っていないと信じているので、次はレートを気にすることなく3桁順位獲得に挑戦したい。
<学び>
実力以上の良い成績が出ている時の傾向として、
「連敗したら潜るのをやめて休む。勝ってるうちは続ける」が実践できている気がした。
"相性のいい構築とよく当たる時に沢山潜る"みたいなオカルト半分の理由もあるが、正しく状況整理と判断ができるくらい頭の調子が良い時に多く試合をこなした方が結果もついてくる、というのがより適切な理由かもしれない。
そして、今回のかんずり構築みたいに自分に合う構築が見つかれば楽しく結果も出せるが、それがなかなか難しい。十年前からいつもいつも「軸が環境トップから少しだけずれている」「(本当は強いとしても)パッとみて何がそこまで強いのがイメージしづらい」構築しか肌に合わない模様。スタンでも勝ちたい。。
【初めて構築記事を書いてみて】
構築記事文化は私を含めて多くのプレイヤーにとっての拠り所である一方、いざ自分が書くことを考えると、"わざわざ貴重な時間や頭のリソースを使って自分で手の内を明かす"ことに他ならないのでは?と懐疑的に思っていた。(しかもいうほど順位高くもないし。)
しかし、いざ書いてみると、他者に説明するにあたって
・なんとなく感覚でプレイしていた部分の整理(大まかな立ち回りイメージ等)
・なんとなく決めつけていた部分の検証(○○は××に強い、対面何ができる、等)
が必要になってきて、これを振り返ることでシーズン中気づけていなかった構築の新たな側面に気付くことができた。
また、当時の考えや思い出の記録、そして友人たちへの報告ができるのもいいものなんだな、と思い至った。
次また良い成績が残せたら、人生2本目の記事を書いてもいいかもしれない。
【スペシャルサンクス】
・ころさん
構築の元アイデアとなった記事の執筆者。この方の記事見てなかったら勝てなすぎてチャンピオンズ放置してたまである。
・こぴさん/にしかわくん/かえで
ムンフォツアーの日、こぴさん邸で私の無残な配信卓アーカイブ鑑賞会をして、当時の構築がオオニューラに弱すぎることを冷静に振り返るきっかけをもらった。この後当時入っていたカバをHBにしたり、何故か入っていたアロキュウを抜いたり、ガルドを入れたりと試行錯誤を行った結果現状の構築に落ち着いた。(いまも十分弱いけど、当時はそれ以上に致命的だった)
・ジェミニさん:
はねるオフで少しお話を伺い、同じメガスコヴィラン使いとして遥か高みにいた彼の考え方を教えて頂いた。それ以降、アーマーガア入りに対してスコヴィランを雑に使うことのないように注意するなど立ち回りも変わって、2400到達に繋がった。(ちなみに結局最終的にリフストは抜けなかったしバンギも入れられませんでした、、ごめんなさい!)
・その他:
対戦頂いたり、成績が出たときに褒めて頂いたりなど、今シーズン絡んでいただいたすべての皆様に感謝します!ありがとうございました!!