
新規勢向け カバルドンというポケモンについて
現環境における最強の起点作成ポケモン カバルドンの強みや突破方法、調整について自分で実際に使ってみて感じたことを新規勢に向けて書いていきたい。
・努力値の振り方
構築全体を見て役割対象を見つけ出して調整するのがベストであることは言うまでもないが、新規勢からすると難易度の高いことだと思う。
剣盾からポケモン対戦に触り始めた自分でも未だに難しいと感じる。というかこれができなくて今回の汎用的な調整に落ち着いた。
そのため元々の耐久を活かしてどんな構築にも幅広く投げられる、以下のバランス型の調整をお勧めしたい。
H32、B2、D32 性格 わんぱく(B↑C↓)
持ち物 オボンの実この調整は以下の気をつけるべき点だけに気をつければどんな構築にも投げられるところが強み。
あとこのポケノートを作ったポケモンソルジャーの方々も言っていたが、脆いDをカバーするためにHDに努力値をぶっぱしながら、Bに補正かけて余りの2を振るとちょうど11nになるという点があまりにも綺麗すぎるためこの調整にした。
メガスターミーのA特化アクアブレイク(87.5% で落ちる)
イダイトウ♂のウェーブタックル(確定で落ちる)
メガメガニウムのソラビ(確定で落ちる)
その他、雨下の高火力水技
カバに対してタイプ一致抜群技を持つ相手への後投げ
以上の点に気をつければ抜群急所でも引かない限り、初手に投げてステロを撒いたり、あくびで流すことができる。
ハイドロカノンのような一発芸的な突破は数が少ないため考慮しなくて良い。多分最上位勢でもケアしきれない。
また上記の気をつけるべきポケモンがいる構築に投げる場合は引先を用意した構築を組むことも重要となる。
・動かし方
上位勢の動画を見ているとどう見てもカバが不利対面なのに当然のように居座ったり、カバルドンの体力が減ったはずなのに、いつのまにか持ち直しているなんてことがあると思う。
自分で使ってみて、ある基準に沿って技を選べば上位勢に近い動かし方ができることに気づいた。もちろん構築によって変わるかも知れないが、1つの参考程度に見てほしい。
今回紹介している調整のカバを使う上で初手に投げた場合、理想とする動きを書いてみる。
初手投げした場合の動かし方
まずは対面のポケモンが居座るか、引くかの2択を見極める。見極め方がわからんねん!と言う人は地面技が抜群のポケモンかどうかを基準に経験値を積んでほしい。
①居座り→カバをオボン込み確定2発で倒せるポケモンの場合
・必ずあくびから入る(超重要)
あくびを受けた後、相手は引くかカバを突破して眠らせるかの2択になる(大抵の場合引く)
→相手が引く場合
ステロを撒く→交換先にあくびを入れてループ突入or裏にカバをワンパンしかねない奴がいる時はあくび連打
→相手がカバを突破して眠らせる場合
相手は眠るため裏のポケモンの起点にする。
積みポケモンを構築に組み込んでおき積み技からの全抜きを狙ったり、有利対面を作って突破する。
①に該当するポケモンはアシレーヌ、マスカーニャ、ゲッコウガ、カメックスなどタイプ一致でカバへの抜群技を持つポケモンと晴下のリザY、メガフラエッテなどの高火力特殊勢。
②居座り→カバをオボン込みで2発で倒せないポケモンの場合
相手の②のポケモンが取る行動はとりあえずカバを削りたい(=裏のポケモンではカバが重い)か起点作成であることが多い。
比較的何でもできると思っていいが、相手の居座りの目的が削りの場合、カバの体力が大事になる可能性もあるため、相手の構築をよく見てカバの突破に苦労しそうなやつに当たりをつけて、どれくらいの体力を残しておくべきかダメージ計算をやっておくといい。私はやったことない。
・相手にステロが刺さっている場合
岩弱点のポケモン、タスキを持つことがあるポケモンがいるときはステロ→あくびの順に選択しループに嵌る。
(基本的にステロは砂と合わせて相手をゴリゴリ削るため打ち得)
※ガモスやリザードンなどステロが致命傷になるポケモンはステロを撒かれる前に交換したがる傾向があるため、敢えてあくびから入ってもいい。
・起点作成要員と対面した時
基本的にまきびしを撒く回数を減らしたり、壁ターンを稼いだりできるため相手の行動回数を減らした方が強い。
よってあくび→ステロの順で打つことが多い。
・レアケース
自分の裏のポケモンでカバの対面のポケモンに有利を取れない場合はじしんで削ることを優先してもいいが、余程、裏のポケモンがキツくない限りステロあくびで良い。
※ミミッキュに対しては皮を剥ぐことで切り返しをしにくくすること、またラムの実、剣舞ミミッキュも多いためあくびのターンが無駄になる可能性も高いことからじしんを打つようにしている。
②に該当するポケモン
起点作成要員(カバルドン、ブリジュラス、ステまきガブリアスなど)、高速回復技を持つ積みポケモン(ハッサムなど)
③相手が引く場合
カバに有利を取るため裏のポケモンに引く「積極的な引き」と初手に投げたポケモンを失わないため、カバ以外に役割があり削られたくないため仕方なく引く「消極的な引き」の2パターンに分けられると思っている。
慣れればその動きだけで相手の裏を読むこともできるのではと思う。言いすぎたかも知れない。
相手が引く場合は基本的にカバが不利を取るポケモンやじしんをスカす飛行タイプが来る場合が多いため、あくび→ステロの順で打つことが多い。
ステロを打ったターンにメガスターミーやイダイトウ♂などに無償着地を許し、崩されないように相手の裏のポケモンには要注意。
判断つかない時はとりあえずあくびでOK。
③に該当するポケモンとしてキラフロルやルカリオなどの「地面弱点のポケモン」が該当する。
・突破方法
動かし方で説明した動きを相手にされるとこちらも突破しにくくなるが、それはそうと突破方法は意外にも沢山ある。書いてて自分でも感心した。
①地面タイプが効かない、挑発持ちのポケモン
特性ふゆうや飛行タイプで挑発を覚えるポケモンを採用する。
カバルドンは攻撃技をじしんしか持っていない場合がほとんどのため、地面技が効かないポケモンに挑発を覚えさせるだけで完封できる。
また草や虫タイプでも似たようなことができるが多少はダメージを食らうためそこも込みで検討して欲しい。
アーマーガア、サザンドラ、エアームド、ギャラドスなどが該当する。
サイクルを回すなら、対面操作技を覚えるサザンドラやアーマーガア、威嚇持ちのギャラドスがお勧め。
逆にカバルドンを起点に裏のポケモンを通すパーティを組むならエアームドにまきびしなどを覚えさせて運用しても強い。
またギャラドスとエアームドはメガ偽装ができる点も評価ポイント。
②カバルドンに大ダメージを与えつつ、対面操作ができるポケモンで崩しを行う。
気をつける点で紹介したメガスターミーやイダイトウ♂などはクイックターンで大幅に削りながらあくびループを抜け出すことができる。
これを嫌がってカバがなまけるで体力管理をしようとすると、あくびを打てないターンができたり、ステロを撒く隙を与えなかったりで「カバに仕事をさせない」ことができる。
ただしこのようなポケモンが構築にいる場合、相手もカバを選出しなかったり、対策ポケモンを忍ばせてくることも考えられるため選出択となる可能性もある。
また注意して欲しい点が「対面操作を覚えるだけでは対策にならない」と言うところ。
例えばアーマーガアとサザンドラのとんぼ返りでループを組んでもあくびループは切れるが、ダメージが小さすぎてカバに負荷が掛からない。
結局、なまけるで体力を回復されて振り出しに戻るなんてことになりかねない。
ステロを撒かれていると逆にこっちがどんどん削られてしまうことになる。結局どこかで片方を眠らせて相手に積む隙を与えると言ったことになりかねない。
また同じ動きを繰り返すと、そこを突かれて交換に合わせられ不利対面を作られることもある。
対面操作でサイクルを回す時は最低でも片方はメガスターミーやイダイトウ♂のような「対面操作技でカバに大ダメージを与えられるポケモン」が必要になることを覚えておいて欲しい。
③あくびを受けたポケモンを寝かせる。
おそらく最も実践されているであろう対策。
眠らせるんなら相手の起点になるのでは?と思った方。確かにその危険もなくはないですが、役割を終えたポケモンを切り気味に眠らせたり、クッション運用しているポケモンを眠らせることで無理やりあくびループを止めることができる。
カバから有効打がないポケモン(飛行タイプや特性浮遊のポケモン)を眠らせた場合、カバは相手を突破できないため引くことになる。
そこで眠りターンを1ターン消費するため、最速起きができれば、素早さが早いポケモンなら交代先の相手が動く前に行動したり、高耐久のポケモンなら1発耐えて返しの攻撃で形勢逆転したり、回復技で立て直しを狙うことができる。
アーマーガアや眠っていても威嚇が発動するギャラドスなんかは眠らされやすい印象。
④自主退場技を使う
自主退場技は高威力であることが多いため、カバを大幅に削りながらあくびループを断ち切り、裏のポケモンに繋ぐことができる。
自爆、てっていこうせん、ミストバーストなど
自分でカバを使っていても最近てっていこうせん持ちのブリジュラスがステロを撒いたり、白いハーブ流星で暴れた後、てっていこうせんで退場して大幅に削られたカバが場に残ってニトチャの起点にされたり、カバを道連れに散って行ったりして、ステロあくびループで十分な削りをできないまま苦しい対戦を強いられることが多くなった気がする。トレンドになってきている?
⑤役割集中
上位勢の配信や構築記事でよく聞く言葉のため聞いたことくらいはあるかも知れない。
端的にいうと「一体のポケモンに対して複数匹のポケモンで対策しよう」という考え(のはず)。
例えばカバ対策としてメガスターミーを採用したが、他のポケモンにも役割があるため砂ダメージの削り気にして雑に使えない時、相手と打ち合う中でメガスターミーが倒れてしまった時に、もう一体カバに抗えるポケモンを選出しておくことで別ルートでカバを倒す手段を確保するなど。
またクイックターン読みでなまけるを押して体力管理を優先したカバに対して、再度、有利なポケモンを出すことであくびを喰らわずにそのまま押し切るなどの動きもこれにあたる。
この対策方法の良い点はカバ対策として用意していたポケモンが倒されてしまった時でも、カバを突破する手段を失わないという点。
安易な詰み状況を作らないためゲームメイクをしやすくなることがある。
役割集中をするポケモンは弱点や対策方法が被らないようにするのも大事。
メガスターミーとマスカーニャでカバに役割集中や!と意気込んでもブリジュラスに引かれると目も当てられない。
必ず「カバに強いポケモン+カバとカバの引き先に強いポケモン」で役割集中をするようにしよう。
この考え方はカバルドンに限らず、アーマーガアやブリジュラスのような突破が困難なポケモンを対策する上で非常に重要なものとなる。
構築を組む上でも必要な考えになるため覚えておいて損はない。
どこかで「役割集中」と「並び」についても詳しく書きたい。
⑥搦手(からめて)
複数種類があるためこの表記にした。
書いてて思ったが①の浮いてる挑発持ちもここに加えてもいい。でも、せっかく書いたのでそのままにしておく。
・搦手の例
身代わりでのあくびカット、毒を入れて居座りづらくする(毒々なら尚よし)、変化技をアンコールで縛る、みちづれ、やどりぎのたね、滅びの歌など多岐に渡る。
あと搦手ではないがラムの実、カゴの実を持ったポケモンに積ませるなども対策となる。
・終わりに
長々とカバルドンの初手の動かし方や対策などについて書いてきたが、ここに書いたもの以外にも天候乗っ取り要員、クッション運用、岩タイプ補助のための砂起動要員、砂ダメージによる削りなどプレイングや構築の組み方で動かし方は変わってくる。
対戦を始めた頃はカバの突破の仕方がわからずステロあくびループで崩壊したり、カバに詰まされたりでかなり煮湯を飲まされてきた。
自分で使ってみると耐久調整も基準がわからず相手からは軽々突破されて、すぐに使うのをやめるなどが多々あった。
しかし上位勢はこぞってカバルドンを評価しており、実際上位勢の使うカバルドンは配信などを見ていても強いと感じていた。
SVの頃だったか剣盾の頃だったか配信者の誰かが言っていた「ポケモン対戦上達したいならカバを使え」と言う言葉をもう一度信じてチャンピオンズで再度、カバルドンを使ってみた結果、ようやくこの言葉の意味がわかった気がする。
砂やステロの定数ダメージを重ねて不利構築に突破の糸口を作ったり、積みの起点を作っての全抜き、強く使えた時の強さの割には対策次第では簡単にカモれるところなど、使ってても使われてても「ポケモン対戦らしさ」が出るポケモンだなと感じた。
登場当初からやってることが変わらないのに何故かいつまでも強いカバルドン。