
【最終8位/レート2776】雨フラエッテ【シーズンM-1】
はじめまして、ピッツと申します。
シーズンM-1(シングル) 最終8位の構築記事です。
コーディネートチームはレギュレーションM-Aが終わるまでは残しておきます(たぶん)。



【構築経緯】
序盤に色々な構築を試していた中で、一般枠としてブリジュラスとカバルドンの性能が飛びぬけて高いように感じていた。
① ブリジュラスを強く使う
② 相手のカバルドンに構築単位で有利を取る
という2点をコンセプトとした際、エレクトロビームによりブリジュラスの性能を最大限引き出し、またカバルドンへの打点が高いポケモンで自然と構築を固められる雨パが条件を満たすと考えた。
これにより最強の一般枠であるブリジュラスと、雨始動役のペリッパーが確定。
雨エースはそもそも今のプールだとほぼ選択肢がなく、イダイトウ♂を採用。当初はちゃんとすいすいで使っていたが、スカーフ型の方が単体性能の高さゆえに立ち回りの幅も広がると感じたため、中盤以降は適応力に変更した。
※この変更のせいで、本構築は雨パを名乗ってよいのか正直疑問です…
次にようやくメガ枠として、雨で火力強化の恩恵を受けられるという安直な考えでスターミーを採用。
2つ目のメガ枠は、ブリジュラスとメガカイリューがこのままでは重いため、両者に強力な打点を持ちながらサイクルを回せるフラエッテとした。
ここまでの5体を固定して残り1体を検討することにしたが、それ以前に相手の構築にゲンガーがいるだけで基本選出が歪んでしまうことが気になったため、スターミーをHDベースとすることで解決を図った。
最後の枠は色々と試行錯誤した結果(そこの詳細は割愛)、ゲッコウガにたどり着いた。
【個体紹介】
スターミー
調整意図
HD…臆病メガゲンガーのシャドーボール確定耐え
A…余りすべて
圧倒的パワーのメガ枠。
ゲンガーが選出画面にいても迷わず選出可能にするため、メガゲンガーに対面で勝てるHDベースの調整とした。それでもなお火力が高すぎて驚く。
ペリッパーで雨を降らせてから展開するのではなく、基本的には初手置きして数的有利を取りにいくことを狙う。そのためクイックターンは不採用とし、対面で打ち勝てる範囲を広げるためにサイコカッターとアイススピナーを両採用。
想定していた場面以外でも耐久振りが生きる場面は非常に多く、対面駒として優秀であるため、HDメガスターミーはもっとメジャーになってもよい性能であると感じた。ブリジュラスにはどうあがいても勝てないが…
ペリッパー
調整意図
HB…意地ガブリアスの逆鱗が50.2%~59.2%(オボンの実を確定で食べて2耐え)
D…余り
ただの天候要因かと思いきや、めちゃくちゃ強かったポケモン。
様々な攻撃(主にはフラエッテに飛んでくる鋼技)をオボン込みで受け、蜻蛉返りからイダイトウやブリジュラスなどのアタッカーを着地させて有利展開を作るクッションとしての動きが基本。
それだけでなく、雨下の波乗りと暴風のおかげで無振りでもある程度の火力があるので、対面的に相手ポケモンと打ち合う性能も持ち合わせているのが評価点。
状況に応じて、クッションとして雑にHPを使うのではなく、ペリッパーを詰め筋として使うことを意識しだしてからより勝率が上がったように感じる。
技構成は波乗り・暴風・蜻蛉返りが必須で、残り1枠だけ選択。相手のガブリアスを迅速に処理するため、本構築では冷凍ビームとした。
選出率は圧倒的にNo.1で、構築の軸としてとても信頼していた。ありがとうペリッパー。
イダイトウ♂
調整意図
ミラー意識での陽気AS。
技構成も調整も普通のイダイトウなので、単体として語ることはなし。
ペリッパーと同居することで、相手視点はすいすいを考慮しなければならないのが強い。
実際すいすいも悪くはなかったのだが、雨が降っていないと性能が一気にガタ落ちしてしまうため、「単体として絶対的にパワーが高いスカーフ型の強みをより強化する(=雨下でのウェーブタックルの火力を押し付ける)」という考えで運用した方が強いポケモンだと感じた。
またスカーフ型に変更した恩恵として、初手に出て来やすいゲッコウガに対してクイックターンからペリッパーに引くことで、型判別をしながらテンポを掴ませない動きが取りやすくなったのが良かった。
ゲッコウガ
調整意図
特になし。火力重視での控えめCS。
構築の最後に入ってきた補完枠。
当初は対面駒かつ展開構築への最低限の対策として襷挑発型を使っていたが、上位環境からバトン構築が著しく減っているように感じたため、安定して崩せなかったメガカイリュー+残飯HDギルガルドの並びを厚く対策できるように型を変更した。
ブレード状態のギルガルドと対面させ、相手視点キングシールドが安定となる場面で身代わりを押して崩す。その後に打つ悪の波動の火力を伸ばすため、持ち物は黒い眼鏡。
ピンポイントメタの型であるため選出率は圧倒的に最下位だが、選出した際にはちゃんと崩しとして機能して、今回の結果に貢献してくれた。
他のポケモンも試行錯誤の過程で試したが、この枠はゲッコウガであることに意味があると考えている。こちら視点、実は初手にキラフロルを出されると嫌な展開になりやすいのだが、ゲッコウガキラフロル対面が厳しすぎるためか選出がかなり抑制されるようになった。
そういう意味で、実際に選出した際よりも選出画面で仕事をしてくれていたと思う。
ブリジュラス
調整意図
HB…タイプ一致イカサマを最高乱数以外身代わりが耐え
S…準速イダイトウ抜き
C…余りでできるだけ高く、耐久無振りメガギャラドスを+1エレクトロビームで乱数81.2%
MVP。雨下でのエレクトロビームによる制圧力が最強。
身代わり残飯ブリジュラス自体は中盤から流行ってはいたが、雨パにおけるブリジュラスとしては選出段階で警戒されることは少ないのか、特にブラッキーを起点にしてEasyWinを量産できた。
スカーフではないイダイトウが増えていそうな気配を感じたため、最終日のみSラインを準速イダイトウ抜きに変更して調整しなおした。
ペリッパーとのタイプ補完も優れており、例えばペリッパーがメガガルーラの捨て身やマスカーニャの雷パンチを打たれるタイミングでブリジュラスに素引きすることで、ダメージを最低限にしつつ持久力を発動させることができる。
ペリッパーに次いで2位の選出率を誇り、現状の雨パの本質は水タイプの面々ではなくこのポケモンだと思っている。
相手に使われてもブリジュラスは型が豊富過ぎて全対応は不可能に思えるので、正直なところ噛み合いゲーの諸悪の根源な気はするが、あまりに性能が高いため採用し得と考える。
フラエッテ
調整意図
HB…意地メガガルーラの捨て身確定耐え、陽気ミミロップの猫+メガトンキックを大体耐え
S…ブリジュラス意識のS調整をしているポケモンを抜くため、準速ブリジュラス+3
C…余りで可能な限り高く
現環境最強のメガ進化ポケモン(だと個人的には思っている)。
基本的には有利対面を作って圧倒的火力のムーンフォースを押し付ける使い方をするが、ミミロップやブリジュラス等に対面で負けてほしくないため、そこそこ固い・そこそこ早い・かなり火力高いという欲張り調整にした。
終盤になるにつれてフラエッテのSラインがどんどん上がっている感覚があり、フラエッテ同士の対面に関しては逆風ではあったが、それ以外ではこの調整の使用感が非常に良かったため最後までこれで使い続けた。
技構成として汎用的なムーンフォース・ドレインキッス・瞑想までは確定として、最後の枠は欠伸展開への対策としてミストフィールドを採用した。数は少ないもののニンフィアやエンぺルトなど欠伸を打ってくる特殊ポケモンに対して、こちら視点では択を生むことなく瞑想が安定するのが非常に強かった。
最終日付近の対戦でも、(一度眠らされた後ではあったが)ビビヨン対面で発動して即降参をもらったり、初手から出てきたステロ欠伸エンぺルトを起点にしてEasyWinできたりと、採用率が低いからこそ考慮されづらい勝ち筋として機能したため大正解であった。
【選出】
前提として、相手視点ではこちらの構築はスターミー・フラエッテ・イダイトウ・ブリジュラスといった選出圧力の高いポケモンが複数並んでいる。
そのため相手の構築の並びから、相手がどのように選出してくるかをまず最初に考えて、選出されてくるであろうポケモンにおおよその目処をつけることが大事であると感じた。
そのうえで、こちらはパワーが出せる選出パターンがある程度決まっているため、そのうちのどれにするか/誰を初手に置くかを考えていた。
メガ枠 + ペリッパー + ブリジュラスorイダイトウ
基本選出。一番多かったのは フラエッテ + ペリッパー + ブリジュラス。
初手にメガ進化ポケモンを置き、数的有利を取りつつブリジュラスorイダイトウを通すのを目指す試合展開が多い。ペリッパー + イダイトウ + ブリジュラス
スターミーもフラエッテも刺さっていない際のメガなし選出。
これでも十分にパワーが出るため強かった。
相手の初手に出てきそうなポケモンから、ペリッパーの蜻蛉返り始動にするか、イダイトウのクイックターン始動にするかを選択する。フラエッテ + ペリッパー + ゲッコウガ
カイリューギルガルド構築専用の選出。
フラエッテにギルガルドが受け出されてくるため、ペリッパーを経由してゲッコウガを着地させてそこから崩す。
【重いポケモン】
速いメガフラエッテ
→スターミーかイダイトウを選出する余裕がない構築の場合、こちらのフラエッテより相手の方が速いと厳しい展開になる。襷キラフロル
→ゲッコウガがほぼ置物であるため、実は初手に出されると展開が苦しくなることが多い。ポットデス
→中盤までは対策していたが、終盤は(少なくとも自分は)全く見なくなったので切ることにした。自分で殴ってくる型であればなんとかなるが、バトン構築の場合はほぼ負けると思われる。最終日付近は一回もマッチングしなかった。メガゲンガー + ブリジュラス
→最もキツいと感じた並び。ゲンガーにはスターミーやイダイトウで打ち合う想定をしていたが、ブリジュラスがいるだけでスターミーが選出できない&イダイトウも動きづらいので崩すのが難しい。幸いまだこの2体を含んだ有名な並びが確立されておらず、マッチングの頻度が低かったためよかった。
【感想】
チャンピオンズ最初のシーズンで1桁を取ることができ、本当に嬉しいです!
テラスタルがない快適さ&新環境ということで、久しぶりにずっと楽しくポケモン対戦に取り組めた1か月でした。
正直自分は名だたる最上位勢の方と比べて、構築作成能力・プレイングなど全てにおいてまだまだポケモンが下手だなあと思っています(1桁を取っておきながら何だそれはと思う方もいるかもしれないのですが)。
そのような自覚があったため、本当に今更当たり前のことなのですが、
一戦一戦を大事にして潜る
対戦中に一手一手をしっかり考えて選択する
負けた際(もしくは怪しかった勝ちの際)、どうすればよかったかをきちんと振り返る
ということを中盤ごろから意識的に行うように努めました。
その結果として選出ミスやプレイングミスが減ってきたような感覚があり、特に最後は12連勝することができ、今回の順位につながりました。
ある程度は構築のパワーや練度もあったはずですが、それ以上に取り組み方や意識は大事なんだなと身に染みて実感したので、今後もその姿勢を忘れずに、良い順位を取れるようにマイペースで頑張っていこうと思います。
※とはいえ普通に土日休みの社会人なので、最終日が毎回水曜日だと正直結構しんどいなという気持ちです…今回はわざわざ有休取りました。
ここまで閲覧していただきありがとうございました。