pokenote
ネリジオ

【シングル シーズンM-1】序盤元気最終爆死マンのシーズン通しての取り組み備忘録

初めまして!ネリジオと申します。

シーズンM-1、お疲れさまでした!自分は2400前後を停滞していたところからずるずる溶かしてしまい、心が折れて2時台に撤退。最終結果は4桁順位で終わりました。序盤から頑張って4月末にはしばらく2桁前半順位を維持していましたが、構築の完成度とプレイングのピークを最終日に持ってくることに失敗しました。

折角新しいブログサイトができていたので様子を見たかったのですが、生憎と最終順位が準備できず上位構築の紹介!みたいな体で記事を書くことができません。

そこで構築単体ではなく、シーズン通しての思考と取り組み方にフォーカスして記事を書くことにしました。良い要素も悪い要素もあると思いますので、何らかの参考になれば幸いです。

構築案紹介(時系列順)

あまり高い完成度のものばかりではありませんが、何かのアイデアを拾ってもらえれば嬉しいです。

自分は環境の一部構築に対して詰みレベルの相性有利を押し付けられる軸を作り、その後の補完によって対応範囲を広げていくようなメタ的な組み方をすることが多いです。また4~5月は毎週のようにオフ大会に出ていたため、その時々の流行に合った構築を用意したいと思っていました。

構築案① メガチルタリス展開 ( ~4月中旬)

リリース直後は適当に強そうなポケモンを詰め込んだゲンガー軸でレート上げをしていましたが、マスボ級に到達してしばらくすると、最初期の環境では「ガルーラやリザードン中心の対面構築をとりあえず使う人が多い」「一般枠ではガブリアスやドドゲザンの評価が高い」ことがわかりました。それらに対し独特の耐性と「コットンガード」で詰み盤面を作れるメガチルタリスに着目しました。

高い物理耐久と龍舞を持つドラゴンタイプということでイメージはメガボーマンダ。カバルドンでの起点作りから通しに行きます。またイダイトウがチルタリスの起点となる悪タイプなどを呼び、チルタリスで対処しにくいゲンガーや氷打点持ちなどを縛っていけるイダイトウを合わせ、「カバルドン+チルタリス+イダイトウ」の基本選出が完成しました。

裏選出のメガシンカにはマフォクシーを選択。チルの打点が通らない毒や鋼に強く、またチルタリス選出をメタに寄せているからこそ汎用的な強さを持っていそうなポケモンを選定しました。7世代の頃は1メガ構築ばかり触っていましたが、今作は持ち物のプールが狭いこともあって2メガ構築しか触っていません。
戦績としてはオフ大会「激流」(参加者90人程度)で3勝3敗の36位(同率多数)で予選落ち。また4/11(土)にようやくレート2000に到達。出遅れたとまでは言わないが、そんなに大きく勝てたというわけではないですね。もっと煮詰める余地もあったかと思いますが、増えだした「ガブリアス+ブラッキー+メガハッサム」のような構築にメガ枠で解答を持てていないことやアーマーガアの評価が挙がってきたことが辛く、ここで解散としました。

構築案② スコヴィラン積みリレー (4月中旬)

Xで話題になったので見たことがあるという方も多いと思います。

当時、ステロ撒きのカバルドンとその対策となるアシレーヌが先発に多く出されるようになっており、それらに対してリーフストームでワンパンを狙いつつ、得た残数有利のアドバンテージを「後続の火傷」という形で確実に引き継げるスコヴィランに着目しました。また流行り始めていたハッサム+ブラッキーやミミロップ+アーマーガア、ガルーラ系の対面構築などの並びに対しても非常に刺さっていることを評価しました。

スコヴィランの特性による火傷を生かすためには「火力低下を起点にする積みエース」「火傷を入れる相手を選ぶための引き先」が必要です。この要件を満たすポケモンとして残飯ハッサムを採用。また明らかにリザとゲンガーが重いので汎用性を保ちつつ強く出られるスカガブまで採用し、ここまでを基本選出とします。

またしてもピーキーなメガ枠から組み始めたので裏のメガ枠はそれなりに汎用性を保ちつつ、スコヴィランで苦手なカイリューやリザ、ゲンガーに投げられるポケモンを選びたい。ハッサムとの補完も重視してギャラドスを選択しました。

ここまでで一旦ミミッキュとキラフロルを入れましたが、貴重な襷枠であるキラフロルをスコヴィラン選出と絡めることが難しく不適に感じました。またスコヴィランを初手置きして対面的に切っていく動きが基本となるため、炎タイプとして役割を持ちたい後発の鋼タイプ(ex:アーマーガア、ハッサム等)に対して役割を遂行できない課題がありました。キラフロルの対リザ性能をそのままにこれらの問題を解決できるポケモンとして、襷のソウブレイズに白羽の矢が立ちました。スコヴィランは「水・地面に強く炎に弱い炎」、ソウブレイズは「水・地面に弱く炎に強い炎」と言え、役割集中と相性補完を同時に満たせる最高のシナジーを持っていました。

この構築で2450付近(最高は247くらい?)まで到達。多少バレたところで再戦でも勝てるパワーと練度がありましたが、自分の成長のため新しい構築をゼロから組み上げたい気持ちが強く「構築を公開することで使いにくくして強制的に手放す」という手段を取りました。


構築の中身について、詳しくははてなブログに書いてます↓

構築案③ メガキラフロル軸 ( 4月下旬 )

このころガルーラ+カイリューorゲンガーのスタンが評価を上げており、またフラエッテがイカレた性能をしていることが完全にバレてきました。メガキラフロルはガルーラ・カイリューどちらに対しても上から縛りに行く試合展開を作ることができ、またフラエッテにも強いことから使ってみたいと考えていました。リザードンに圧倒的に強く、検定を間違えるリスクを下げられるのも魅力です。あとスコヴィランが若干増えていたので、自分で流行らせて負けるのは癪なのでガン有利を取りにいきました

相性補完と耐久の補助を考え、威嚇で物理にデバフを入れられるギャラドスと砂でフロルの特殊耐久を上げられるカバルドンを採用。対面的な選出もできると嬉しいと考え、キラフロルが誘いそうなガブリアスなどに強く出られる襷アシレーヌを採用。ここまで高速ポケモンが重いため、先制技での縛り性能とギャラとの相性補完が強力なメガハッサムと、高速メガ+アーマーガアのような並びに一貫を取って崩しに行けるスカーフバクフーンを採用。構築を完成としました。
この構築に切り替えてから少しの間はマッチングが良く、2500をすぐに超えました(当時30位くらい?)が、時間が経つにつれてガブリアスがあまりにも重いことが判明。やけっぱちギャラドスのようなハッサムを強く意識したポケモンの増加や重いスターミーの開拓が進んだこともあり、3日くらいで解散となりました。

構築案④ 願い事マフォクシーサイクル ( 4月末~5月頭 )

5月頭には大規模コミュニティ大会の「雷撃」が控えていたため、これに向けて構築を準備していきます。雷撃のDay2は全試合BO3で行われるため、長い試合で相手の情報を引き出しつつ2戦目以降でしっかりケアした立ち回りができる対応型のサイクルが強いです。また大会特有の事情として「プライベートバトルでは前作同様のTOD判定が行われる」ということがあります。ランクバトル勢が不慣れなTODの勝ち筋を取り入れることが勝ちに繋がると考え、回復技をしっかり盛り込んだサイクル構築を使うことにしました。ここまで対面・展開チックな動きをする構築ばかり使ってきたので、サイクルを主に据えた構築を使うことで自身の成長を目指す意図もありました。
キラフロル構築の経験から「ガブリアスが重いメガ枠から組み始めてはいけない」と学習。このころ完全にバレて爆増したフラエッテと合わせて猛威を振るっていたので「ガブリアス+フラエッテに不利を取らない」軸を考え、地面とフェアリーに耐性を持つメガマフォクシーを選択しました。サイクルするならステロが気になるので回復技で乗り越えたいと思い、願い事型。耐久値への不安から常に自分で願い事を撃てないと考え、ガブリアスの一貫をマフォクシーと合わせて切れるニンフィアを採用しました。後は無難に補完の取れそうなポケモンを採用。メガゲッコウガは草結びをタイプ一致で撃てることから「水に強い水」として採用でき、また1ターン目に非メガで動かすことで相手の想定外から2度目の変幻自在を発動させられる点が強力と考えました。(特に今作のゲッコウガは毒技ケアなどで鋼に引くことからゲームを始める人が多く、ギルガルド受け出し→ポルターガイストのような動きに対してメガシンカ悪波でアドバンテージが取れます)

結果はベスト16。多少マッチングに恵まれた感もありますが、かなり使用感のいい構築でした。

非常に使用感が良かったので、最終日構築はマフォクシーが良いだろう、ブリジュラスも合わせて採用したい……などと考えていました。願い事でマフォクシーを想定通り回復させる盤面は少なかったです。

構築案⑤ 手動雨激流ゲッコウガ + ブリジュラス ( 5月上旬 )

この頃アーマーガア入りの構築にしっかり崩しの手段を持つことが難しく、今期の一つの課題であると感じていました。「とんぼ返り」を安定択として押させてしまう構築を組まない、というのを今期の課題の1つとして設定しました。

そこでブリジュラスの「エレクトロビーム」を積極的に撃ちたいと考えました。普通に考えれば雨パになりますが、ペリッパーが数値の面であまり好みの性能ではなく使いたくありません。

そこで手動雨を合理的に使えるポケモンを探したところ、激流ゲッコウガを発見しました。ゲッコウガの雨激流ハイドロカノンはメガフラエッテやブラッキー等の特殊耐久が高いポケモンを余裕でワンパンすることができます。ちょうど週末に銀月記というバカ騒ぎしてよさそうなオフがあったので、手動雨から高火力を押し付けるバカな構築を選択しました。

必要そうな要素を適当に突っ込んでいたらshowが使っていた雨パとペリッパー以外の5体が被ったので、参考にしながら構築を組みました。

結果は3-3で予選落ち、またランクマではレートを150くらい溶かしました。最終日直前の土日に何遊んでんねんという感じです。流石に手動雨を軸に据えて構築を組むのは厳しかったし、フラエッテは完全にメタられる側のポケモンになっていたので練度なしに最終日に使うのは避けたいと思いました。

構築案⑥ マフォクシー/エアームド展開サイクル ( 最終日 )

使用感の良かったマフォクシーについて分析を続けたところ、雷撃で多かったフラエッテやハッサム、ゲンガーを始め大体のメガ枠に対して有利相性を主張できるという点が気に入り、最終日構築に選択しました。

マフォクシー構築は「メガ枠+ステロ撒き+マフォクシーを引かせられるポケモン(イダイトウ等のスカーフ枠、ブラッキーなどの打点を持つ受け)」のような並びに対し、メガ枠をマフォクシーで対処しなければならない一方でサイクル下のステロが蓄積して負けてしまうことが多いように感じています。このような選出に対してミミッキュが強く、また浮遊+フェアリーでガブリアスの一貫を切るなどシナジーがあったことからマフォクシー+ミミッキュを強い選出として使えると考えました。
こうなると構築案④のニンフィアの枠が変わります。マフォクシー単体では回復のターンを作るのが非常に難しかったので、ぼのぼにさんの動画を参考にシャワーズを採用し、マフォクシーの回復ソースを外付けにすることでアンコールの技枠を確保、単体性能の向上を優先しました。

2メガ目にはエアームドを選択。マフォクシーとフェアリー・地面耐性の要素が揃っていて共通の一般枠と補完が取れること、前で削ったギャラドスなどに対して最低限のストッパー運用ができることなどを評価しました。

結果は惨敗。薄々気づいてはいたのですがブリジュラスやマフォクシー非選出時のアーマーガアが壊滅的に重いです。またマフォクシーがサイクルに寄せすぎた技構成になっており、マフォクシー+ミミッキュを基本選出と考えていたのにそちらの選出でバリューを十分に発揮することができません。構築を組む時は「叩き台を組む⇒潜る⇒修正箇所を見つける⇒直す⇒……」のようなサイクルで改善していくものだと思いますが、最終日当日に叩き台を組んでるのが本当にダメです。

完全に言い訳なんですが、25時頃までの運が非常に悪く敗因の分析が濁っていました。かなり落ち込んでいたので27時前には諦めて寝ています。とても悔しがれるような気持ちの入った最終日の過ごし方ではなく、ポケモン面白くないなぁと虚無になりながら通学の電車に乗っていました。

余談ですが、朝8時頃に目覚めてからようやく冷静に敗因の分析ができ、寝起き30分くらいで改善した構築を形にすることができました。探せば瑕疵はいくらでもあるものの様々な選出パターンを強く使うことができ、先日あった200人規模のオフ大会「AsOne」では予選を6-2で15位抜けすることができました。(本戦即負けでBest32、悔しい) この構築を最終日に用意できていたら最低限ポケモンを楽しめたのかなぁ、そんなことを思っています。

取組み方と反省

まず良かったことから。「週1ペースで新しい軸を作る」ということを大事にしました。色々と構築を試すことができたのは過去の自分から大きく取組みを改善できたところだと思っています。最上位で戦っている人たちは毎日のように色々使っていることも多いのでしょうが、今の自分の地力だと一週間くらい構築のブラッシュアップとプレイングの精査の時間をかけないと軸の強さをしっかり評価できないように思えるので、ここは目標を一週間に据えて良かったのかなと。各ポケモン、特にメガ枠の持つ要素についてしっかり言語化の機会を設け続けたのも良かったと思います。構築のブラッシュアップの質は自分にしては良かった。序盤から色々試すことの価値は「最終日の構築を準備するため」であると思っていましたが、実際に意識してやってみると「構築を組み上げる筋トレ」の側面が強いですね。続けられるだけ続けていこうと思います。

一方で悪かった点。最終日にいきなり叩き台から構築を作り直すのは流石にダメでしたね。自分が初めて最終300位以内に入れた時(SVのシーズン16)は最終日の23時に組み始めて25時から潜り始めたので、その成功体験から「ちゃんと考えていれば直前に構築を組んでも大丈夫だ」という意識で取り組むきらいがありました。今回の失敗で、流石にダメだとわかりました。やはり本命構築をある程度使い込む過程は、練度上げのみならず構築の完成度を正しく評価するためにも必要なのかなと思います。構築案⑥、家に着くまで脳内最強だったもの。一発目から強い構築を組める構築の天才も、練度上げしなくても正しい選択ができるプレイングの天才もいるのだろうけど、自分はそうじゃないことが改めてわかりました。

努力量でも他のプレイヤーと差がつくほどのことはできませんでした。自分より頑張ってた人達が沢山いて沢山勝ってるのは記事を読んでわかりました。足りないものばかりですね。

終わりに

自身のプレイヤーとしての地力の至らなさを痛感するシーズンでした。

構築案④は「願い事マフォクシー+ブリジュラスのサイクル」、構築案⑤は「受けに対する崩しの手段としてのエレクトロビーム」、構築案⑥は「メガ枠同士の耐性の重ね合わせ」をそれぞれ試す意図で組んだものです。個々の着眼点はそう悪くないものだと自負しています。

で、いつも最上位で戦っている友人のshowが、これらの要素をハイレベルに組み合わせた構築を使っていたのを見ました。自分と同じものに着目していた人が自分よりも圧倒的に高い完成度の構築を用意していた、その事実が今はとにかく悔しいです。

SVの頃よりも自分のプレイヤーとしての課題がしっかり見えてくるようになりました。

ちょっとだけ強くなってちょっとだけ視野が広がったのでしょうか。時間のある学生の期間ももうあと1年も続かないけれど、少しずつ強くなっていけたらいいなと思います。

宣伝

5/23(土)に04世代以下限定のシングルバトルのオフ大会「U22バトルフロンティア」を東京都・文京区で開催します!

同世代のプレイヤーとの交流や鎬を削る戦いが楽しめる最高の空間を用意するので、是非来てください!

定員にはまだ空きがあります!本大会初参加の方を誘ってペアで申し込みをすると割引が適用されるので、ぜひお友達と一緒に来てください!

参加申請はこちらから↓