
【回顧録】この4匹の並びが“懐かしい”ワケ
ホウオウ
ヤドキング
ドンファン
デンリュウ
この4匹の並びに見覚えのある人は30代以上じゃないかと思います。

この4匹の共通点といえば、『ポケットモンスター金・銀』で初登場したポケモンという共通点がありますが、より一段階深い共通点があります。
その共通点とは、
『ポケットモンスター赤・緑』の続編開発が発表されてから早々に存在が明らかになった新ポケモン
がこの4匹なのですよ。
まだ当時は『ポケットモンスター金・銀』というタイトルも明らかになる以前。
まだ『ポケットモンスター2』という仮のタイトルで発表されていた頃です。
インターネットも今のように普及していない時代に、雑誌などを通じて満を持して発表された新ポケモンがこの4匹でした。
厳密にはホウオウは他3匹よりも先行して、1996年2月の『ポケットモンスター赤・緑』の発売から数ヶ月後の1996年の夏頃にはコロコロコミックなどでスクープとしてその姿は明らかになっていました。この頃には早くも伝説のポケモンであることが明らかになっています。
そんな先行解禁だったこともあってか、1997年4月放送開始のTVアニメ『ポケットモンスター』第1話「ポケモン!きみにきめた!」の終盤にホウオウが登場していたわけで。サプライズ演出に「ホウオウじゃん!」とまんまと驚いたのは懐かしい話。
そして残る3匹がお披露目となったのは、そんなホウオウのアニメ登場と同時期。
コロコロコミックや学年誌(今や通じるか分からない「小学◯年生」シリーズ)、不定期刊行の公式ファンブックなどを通じて、この4匹の姿がお披露目となります。
当時の雑誌に掲載されている様子なんかは以下のサイトなどが紹介してくれています。
当時はヤドキングがヤドンやヤドランとどういう関係性にあるのかといったことや、ドンファンやデンリュウがどうやって手に入るのかなどは未発表。
雑誌ごとにその姿からあれこれ想像していたのが懐かしいです。
ホウオウやヤドキングは発売前から擦られる回数も多く、コロコロコミック1997年10月号の付録には、ポケモン最強シール列伝のホウオウとヤドキングのシールが付いてきました。

翌年1998年7月に公開された映画『劇場版ポケットモンスターミュウツーの逆襲』に初代の時代なのにドンファンが登場しているのも、タイミング的にはすでに続編で出ることが発表されていたからです。

思えばこのドンファンから、映画にて自作品のポケモンが先行登場する歴史は始まっていきます。
他、3匹に比べるとデンリュウはあんまり擦られてなかったのですが、設定が未知数過ぎたせいでしょうか。当時はまさか羊から進化するポケモンだとは思ってもみなかったです。

ちなみに「トゲピー」もTVアニメシリーズのレギュラーキャラクターとして『ミュウツーの逆襲』の頃に登場はしていますが、ゲームにも登場することが発表されたのはもっと後。同じくアニメシリーズ先行解禁だった「ルギア」と同タイミングでゲームへの登場が発表されるのですが......それはまた別の話。
『ポケットモンスター金・銀』の発売は1999年11月なので、今回挙げた4匹は発表から2年以上の時を経て、やっとゲームで遊べるようになった存在。当時小学生だった身からすると、『ポケットモンスター赤・緑』の発売から『金・銀』発売までの数年間はとてつもなく濃密に感じられる時期でした。
だからこそ、この4匹への期待感も非常に大きく、ちょっと特別な思い入れを抱いてしまうのです。