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ネジムラ89

【回顧録】初期ポケモンカードではよくあったイラスト違いカードの話

ポケモンカード話。


今でこそ高額カードとして有名になった“かいりきリザードン”

実態としては、初期のポケモンカードにあったリザードンのデータ欄が、リザードンではなくゴーリキーになってしまっているというカードです。


誤植はそれだけでなく“特殊能力”が“特種能力”になっていたり、初期カードなのでレアリティ表記もなかったりと本来あるべき姿とは乖離が大きいのですが、そういった魅力もあって、初版リザードンという意味以上に人気の高いカードです。

今のように金額が高騰する以前からもかなり初期からレアカードとして、知名度の高いカードでした。(さすがに今みたいな何十万クラスのカードではなかったですが)



ただ、そんなかいりきリザードンのように、一度リリースされたものが初版以降で修正されるってパターンは他にもあります。



そんなカードの一つが「キョウ秘伝,変わり身の術」


99年に発売された拡張パック「闇からの挑戦状」に収録されていたトレーナーカード。

当時はジムリーダーのポケモンがリリースされている時期で、このパックにはナツメ、キョウ、カツラ、サカキのポケモンがメインに収録されていました。そんな中でもキョウのポケモンをサポートするカードがこの「キョウ秘伝,変わり身の術」です。


このカード、実は初版以降に修正が入りまして、修正バージョンが主流で多く流通されていました


というのも初版のイラストに問題があるとして、すぐに上記のイラストのカードになりました。

修正前のイラストがこちら。


間違い探しチックですが、メタモンの右上にあるマークが“卍”になっていたのです。

この記号がいわゆるナチスを想起させるマークというワケで、ポケモンカードは海外展開もしていたことも相まってか、後にイラストが変わりました。


そんなわけで知ってる人には「キョウ秘伝、変わり身の術卍」として、卍になっているカードの方が通常版とは別に高額商品として取引されています。




日本だけだったら意外とそのまま進んじゃいそうですが、世界のポケモンともなると“そのまま”ではいけないもんなのですね。

海外との違いという例では、「カスミのなみだ」というカードは日本では上半身裸と思われるカスミのイラストが使われていたのですが、海外版では当初から同イラストが使われず別イラストが使われています。

何がありで、何がなしなのか。

日本と海外の違いがよく表れている例でしょう。

同例で金銀の頃のポケモンカードで登場した初期の「モーモーミルク」のカードも日本と海外でイラストが違いました。

日本の最初期モーモーミルクのカードデザインが、マジで謎の飲料器具すぎたせいか、海外版ではミルタンク印のボトルになっていまして、のちに日本でも海外準拠のイラスト版が登場することになります。


現在はビン型のものがモーモーミルクのルックとして知られていますが、金銀の頃はゲーム内ではアイテムのビジュアルがわからなかったので、こういった奇抜なデザインも登場していたのです。

そもそも乳牛が居ない世界観なんだから、初期日本版モーモーミルクのデザインは今だったらアウトですよね。


性能は一緒でもルックが違うカードは結構あるので、マニアックな方は2種類集めてみてはどうでしょうか。


今はちゃんと“高い”とは思うので、一から揃えるのは大変なんですけど。


アニメ映画ライターをやっているけれど、ここでは今はどうでもいいんだ。