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【マンスリーチャレンジ】蒼炎受け攻めスイッチ【最終837位】

【はじめに】


初めましての方ははじめまして、モミジです。
チャンピオンズ最初のマンスリーチャレンジ、皆様お疲れ様でした!

レートのインフレに圧倒されながらも、何とか滑り込みで最終3桁という順位を残すことができました。自分の思考の整理も兼ねて、今回の構築を記事にまとめてみようと思います。

少しでも皆様の参考になれば幸いです。ぜひ最後までお付き合いください!

構築経緯


今回のマンスリーチャレンジにおいて、通常のランクマルールとのほぼ唯一にして最大の相違点は「TODの有無」です。
この仕様を強く使える構築を組みたい!というのが今回のスタートラインでした。

通常のランクマのルールにおいては、崩し性能に乏しい高耐久の受け寄りのポケモンは「引き分けを量産してしまうポケモン」として従来より敬遠される傾向にありました。


しかし、TODがある今ルールにおいては従来作品の対戦と同様に「数的有利を取って高耐久ポケモンで逃げ切る」という立ち回りが非常に強力です。
そのため、ランクマルールよりも、こうしたポケモンが相対的に強化されると考えました。
さらに現環境は、過去作に比べて高耐久サイクルを崩す手段が限られています。
そのため、「数的有利を取ってからの高耐久サイクルによる逃げ切り」というゲームプランを非常に高い再現性で通せると考え、このコンセプトに合致するように構築を組みました。

  1. このコンセプトを満たす軸として、高い詰ませ性能とサイクル適正を兼ね備えた
    「HBブラッキー+HDドヒドイデ」
    の並びに着目しました。
    この2匹は詰ませられる範囲の補完が優れているのはもちろんのこと、それぞれが単体でも高い詰ませ性能を持っているため、セットで選出するだけでなく、どちらか1匹を単体で詰ませの駒として選出しても役割を遂行しやすいのが強みです。
    さらに、いずれも優秀な高速再生技を持っており、この並びを崩し得る手段のない相手には回復技の連打+再生力の回復だけで20ターン程度は時間を稼げるため、今大会のTODの仕様にこれ以上ないほどマッチしていると考え、この2匹を構築の軸に据えました。

    この2匹のサイクルを形成する上で、重くなる要素として以下の4点が挙げられます。

    毒による削りが入らず、有効打も持てない「毒・鋼タイプ」全般

    ステルスロック等でサイクルを疲弊させてくるポケモン全般
    低速のサイクルミラー(受けループなど)
    ドヒドイデ、ブラッキー双方に打点のあるアタッカー全般

  2. このうち「2匹に一貫するアタッカー」は列挙するとキリがないため、いったんそれ以外の3点に対する解決策を優先して用意することにしました。
    まず1つ目の「毒・鋼タイプ」
    具体的にはアーマーガア、ブリジュラス、キラフロル、ドドゲザン、フシギバナ辺りが主な仮想敵となります。
    とりわけ、どんな構築にも入りうるブリジュラスに対して隙を見せない対面駒を、ドヒドブラッキーと同時に投げる対面駒として選定することにしました。

    その結果、先述した毒・鋼勢(フシギバナ以外)に対して対面有利を取ることができ、かつメジャーなステロ撒き全般にも強く、対面性能も信頼できるメガ枠として
    メガカメックス
    に注目しました。

    技構成は、鋼勢への打点となる「はどうだん」「あくのはどう」に、水技+対面性能の底上げの為の「アクアジェット」を採用。単体での崩し性能は高くありませんが、初手投げの安定感や、ドヒドブラッキーの苦手な相手に投げて有利対面を作る性能は一級品です。
    このカメックスを初手置きし、裏にドヒドブラッキーを置く形をいったん本構築の基本選出としました。

  3. この基本選出では、今大会で増加が予想される受け寄りの構築とのミラーが苦しくなると考えました。

    また、カメックスが初手で瞑想フラエッテをはじめとする特殊フェアリー勢と対面した際、引き先となるドヒドイデへの負荷が重くなってしまう点も課題であると考えました。
    そこで、受け寄りの並びに強く、かつメガフラエッテとの対面で不利を取らない第2のメガ枠として、
    メガゲンガー
    を採用することにしました

    型は、受け寄りの相手に対してキャッチした後数的有利を取りに行きやすい滅びの歌採用の型と、ドヒドブラッキーの毒再生ループとの相性が良い祟り目採用の型かで迷いましたが、
    前期のメガゲンガー入りの構築を見渡していたところ、「鬼火 / 祟り目 / 痛み分け」を採用した型のゲンガーに注目。この型であれば
    状態異常と合わせた、受け寄りの構築への崩し性能
    初手のメガ枠として欲しかった、対ブリジュラスをはじめとする幅広い相手への対面性能
    を高いレベルで両立しており、本構築の補完のメガ枠として非常にマッチしていると感じたため、この型での採用を決めました。
    また、この段階でブラッキーの型を一般的な「願い事 / あくび / 守る」の型ではなく、「挑発 / どくどく」を採用した対受けミラーに強い型へ変更することに決めました
    構築全体の体力を管理し、TODを有利に進めやすくなる「願い事+守る」も捨てがたくはありましたが、主にサイクルをする相方であるドヒドイデは特性の再生力+自己再生により願い事が無くてもHPが満タンの状態を維持しやすく、またこの型への変更によってブラッキー単体での詰ませ性能が飛躍的に向上したのでこの変更は正解だったかと思います。

  4. ここまでで「メガ枠+ドヒドブラッキー」という基本の形は完成しましたが、依然としてドヒドイデ・ブラッキーの双方に打点を持つ、崩し性能の高いアタッカーへの対処が課題でした
    これらに対しては、個別に対策を用意するのではなく、対面性能の高い非メガの駒を準備することで「メガ枠+ドヒドorブラッキー+対面駒」という、受けに回りすぎない選出ルートを作れるようにすることで対策を試みました。
    この枠に関しては、普段のランクマから愛用していて信頼が厚く、カメックス選出時に不足しがちな「崩し」の役割も担える襷枠として、
    タスキソウブレイズ
    を採用しました。
    このソウブレイズの採用により、とりわけ選出圧力の高いメガフラエッテ入りの構築に対してもドヒドイデの選出を強要されることがなくなり、結果として当初の想定以上に選出の幅を大きく広げることができたと感じています。

最後の枠として、
ブラッキーやドヒドイデが積みの起点にされた際、頑丈の行動保障を盾に切り返せる点
初手置きした際の崩し性能の高さ
両メガ枠が単体で処理しにくいマスカーニャやメガスターミーに対し強そうな顔をしている点
あたりを評価して、以前から気になっていた
スカーフブリジュラス
を採用しました。
このポケモンに関しては何も考えず準速スカーフで採用してしまいましたが、メガミミロップとの同速対決をせざるを得ない盤面が発生して渋い顔になったり、一舞した最速メガギャラドスを抜けずに困った盤面もあったため、最速で採用した方が良かったかと思われます

こうして、ラスト2枠はやや諸説でありつつも構築が完成しました


個体解説(採用順)


ドヒドイデ

HB:陽気メガミミロップのメガトンキック最高乱数切り耐え
D:残り

構築のコンセプトとして、真っ先に採用を決めた1匹です。
通常のランクマルールでは引き分け量産ポケモン筆頭であるため数を減らしていましたが、それゆえに対策が薄い相手も多く、ドヒドイデの突破手段を欠いた相手にイージーウィンを量産してくれました。
とりわけ使用率の高いルカリオ、リザードンY、ゲンガー、ハッサムといった多くのメガシンカ枠に対し、技構成次第ではあるものの幅広くイーブン以上の対面を作れる詰ませ性能は流石の一言でした。

持ち物に関しては、ポルターガイストを意識した「持ち物なし」も一考の余地はありましたが、ギルガルドやソウブレイズに関しては、同時選出の多いブラッキーでの受け出しや、メガカメックスでの対面処理で十分間に合うと判断。ポルガイ勢にドヒドイデを後投げする盤面は少ないと考えました。
そこで1サイクル目の後投げ範囲を広げつつ、特性「さいせいりょく」と合わせて2サイクル目以降のHP管理も楽になる「オボンのみ」を持たせました。

実際、上位へ行くほどドヒドイデ入りの中・低速サイクルとマッチングすることが多く、想定以上にルールにマッチしたポケモンでした。今後のマンスリーチャレンジにおいても、環境が変われど一定数存在し続けるであろう要警戒ポケモンの筆頭だと感じています。


ブラッキー

S:遅めのアーマーガアやラウドボーン大体抜けたら良いな~ライン
HB:残り

ドヒドイデが隙を見せる相手に対して投げるクッション枠であり、最高の相方です。
「ドヒドイデ+ブラッキー」の並びは過去作から根強い人気を誇る並びですが、TODが存在する今ルールにおいてはさらにその強さは健在でした。
加えて、こだわりメガネ・ハチマキ・いのちのたま等の高火力アイテムが存在しない今のアイテムプールにおいてはこのサイクルを積みなしで強引に崩す手段が限られているため、ドヒドイデと合わせて多くの相手に「詰ませ」を発生させることができました。

技構成においては、物理アタッカーに対しての起点回避を防ぎメインウェポンになるイカサマは確定。
残りの枠は、本構築がステルスロック等の設置技を採用していないこと、そして構築の軸が低火力サイクルであることを考慮し、あくびで眠らせたり流してアドを取れる盤面は少ないと考え、テンプレの「欠伸/願い事/守る」の型ではなく、受けミラーに強い「挑発/毒毒」を採用した型で運用
この技構成はテンプレの型と違って「欠伸と願い事どちらを押すべきか」「ここはまもるを押して良い盤面か」というハイリスクな択が発生しづらく、「目の前の相手に一番打ちたい技を打つ」だけでになるため非常に扱いやすかったです。過去作でも愛用していた型だったこともあり、本大会でも迷うことなく、自然に手に馴染んで動かすことができました。


カメックス


対面的な運用をするメガカメックスという事で、こちらの構築のメガカメックスの調整をそのまま参考にして使わせて頂きました。


軸の2匹が隙を見せるメガゲンガー、メガミミロップ、ブリジュラス、およびステロ要員を牽制しつつ、広範囲に高火力を押し付けていける初手用のメガ枠です。

特に対ブリジュラスにおいて、相手視点はこちらの「からをやぶる」を警戒せざるを得ません。
そのため、相手はミラーコートやステルスロック、あるいは裏への交代といった行動が取りづらくなるため、こちらが主導権を握って対面処理をしやすくなります。
現環境において、このブリジュラス対面を初手から安定させられるだけでも非常に評価が高く、初手投げの対面駒として期待通りの大活躍をしてくれました。

また以前、ランクマルールで対面構築としてカメックスを使っていた時は、初手のアシレーヌやマスカーニャに対して引き先を用意できず、「ムーンフォース一点読みで裏に引く」「とんぼがえり読みで初手から無茶な突っ張りをする」など、窮屈な運用を強いられていました。
が、本構築においては、これら対面処理が難しい相手に対しても裏のドヒドブラッキーに安定して引いて安全にゲームを進めることができます。そういった補完も含めて、軸のドヒドブラッキーとの相性は抜群でした。


ゲンガー

調整に関しては、こちらの構築のメガゲンガーの調整をベースに、Sラインを最速マスカーニャ抜きまで上げています


カメックスを投げにくい相手に対して選出する、補完のメガ枠です。

構築経緯で触れた通り、フラエッテをはじめとするフェアリー勢全般に対して対面有利を取れるのが強みです。それによるドヒドイデへの負担軽減はもちろん、鬼火+祟り目を絡めた受け崩し、さらには対ブリジュラスを筆頭とする幅広い対面性能など、補完枠として文句なしの働きをしてくれました。

ただし、「いたみわけ」に関しては、本番であまり強く扱える場面が少なかったため諸説枠です
この枠は「まもる」「みがわり」「滅びの歌」なども候補に挙がり、どれも満遍なく欲しいと感じる場面があったため、何が正解だったかは未だに結論は分かりません。

また大会終盤、レート1700を超えたあたりからは、役割対象であるフラエッテ入りの構築や受けループ寄りの並びとのマッチングが目に見えて増加しました。そのため、最終的には軸であるはずのメガカメックスよりも、このメガゲンガーを選出する機会の方が多かった気がします。


ソウブレイズ

ASぶっぱ

あまりTODでの詰め筋を視野に入れず、対面的なゲームプランを通したい時に選出する襷枠。
大会が始まる前から、自分の中でトップクラスに信頼を置いていた襷枠です

タスキによる行動保証がある状態なら物理アタッカーを中心に多くの相手に1対1交換以上を遂行してくれますが、一方でステロ等で襷を失うと一気に機能停止してしまうため、その行動保証を最大限に活かすため初手から投げ、裏にメガ枠を置く選出をすることも多々ありました

くだけるよろいが発動しそうな対面なら剣の舞、発動しなさそうな対面ならポルターガイストを雑に撃っているだけで十分に強力でした。雑に強すぎた故あまり語る事もないのですが、大事な所で90のポルターガイストを外すことが多く、その点だけが本当に惜しいポケモンでした


ブリジュラス

CSぶっぱ

最後に入ってきた諸説枠
諸説枠ではありましたが、じきゅうりょくの可能性をチラつかせつつ、相手の認識外から崩しを遂行できる性能は、他のスカーフ持ちにはない唯一無二の強みです
特に初手対面でメガフラエッテをてっていこうせんで消し炭にした瞬間は脳汁が溢れ出ました

基本的にはこちらも初手投げが多く、奇襲による数的有利を狙いに行くのが主な役割です
一方で、耐久はほぼ無振りであるものの、元の優秀なタイプ耐性を活かしてドヒドブラッキーと簡易的なサイクルを回す動きも可能でした
ソウブレイズと違ってがんじょうの行動保証に依存しきっているポケモンではないため、削られても最低限の役割を持て、想定以上に立ち回りの幅を広げてくれたポケモンです

最速にするべきだったかどうかなどの反省点は残るものの、素の圧倒的なスペックと型誤認の誘発力で、相手次第では想定以上の活躍を見せてくれました!


基本選出

初手メガ枠+ドヒドブラッキー
基本はこれ
両メガの刺さりが著しく悪い試合においては、メガ枠を選出しないソウブレイズ+ドヒドブラッキーの選出をすることもありました

初手ソウブレイズorブリジュラス+メガ枠+ドヒドorブラッキー
あんまり受けに回りたくないな~、積極的にTODを狙いに行くと不利になりそうだな~と感じた時に投げる選出
初手投げのソウブレイズはかなり信頼を置いていたので、ソウブレイズ+メガ枠+ブラッキーのような投げ方をすることが一番多かった気がします


最後に

トータルで見れば「めちゃくちゃ完成度が高い構築が組めた!」と言い切れる自信は正直ありません。しかし、全体的なコンセプトとしては本大会のルールにマッチした悪くないアプローチができたと感じています

ただ、レート1700を超えて以降は思うように勝ち切ることができず、最終的な目標に掲げていた2桁ラインには箸にも棒にもかからない結果に終わってしまいました。ここに関しては、構築の完成度というよりも自分自身の立ち回りの実力不足を痛感しています

それでも、今回のマンスリーチャレンジを通して「受け攻めスイッチ」というコンセプトには大きな手応えを感じました。今後の大会でもこの軸をベースに構築をさらに煮詰め、今回の課題を活かして次回はさらに上の順位を目指して取り組んでいきたいです!

そして最後に宣伝になりますが、こちら自分のYouTubeチャンネルになります


今回の大会で対戦へのモチベーションもかなり刺激されたので、今後はランクマ配信の頻度も少しずつ増やしていければと思っています。もし興味がありましたらぜひチャンネルを覗きに来て頂けると嬉しいです!

それではここまで読んでくださり真にありがとうございました。一応現在進行形で執筆中のテラレイドの記事もあったりしますので、また次回の記事、あるいは配信等でお会いしましょう!