
【マンスリーチャレンジ 26-05 最終786位】水狐の交わり【Champions M-A】
皆さん初めまして、HALと申します。今回はシングルバトルのマンスリーチャレンジシリーズ 2026-05において目標であった最終3桁を達成することができたので記念と記録を兼ねて記事を書かせていただこうと思います。
コーディネートチームはしばらく公開している予定です。よろしければお使いください。構築、個体に関する質問や指摘も受け付けております。


構築経緯
この構築のスタートはカミツオロチでした。マジです。単純に自分の好きなポケモンなので折角だから一回は使ってみようと思い、構築を組み始めました。
まずカミツオロチを使うにあたって、さいせいりょくという特性を活かすためにサイクルに向いている且つ相性補完のいいポケモンを探す必要がありました。そこで白羽の矢が立ったのがシャワーズです。高いHPで広い範囲のわざを受けることができ、あくびやねがいごとなどの変化わざを持っていることでサイクルのパーツとして非常に優秀なポケモンだと感じました。この構築を組み始める直前にオフ大会の『雷撃#7』においてベスト32という結果を残したイット選手が使用していた構築にもシャワーズが採用されており、その試合を見たこともシャワーズを採用した大きな理由です。
ここまでで軸となる一般ポケモン二体が確定したため、メガシンカポケモンとしてマフォクシーを採用して、基本選出を想定している3体が揃いました。マフォクシーの採用理由としてはマジカルフレイムを覚えさせることで当時環境に多かったメガカイリューやメガリザードンYなど多くの特殊ポケモンに対して対面有利を取ることができることが大きかったです。
スカーフイダイトウの最大威力おはかまいりが余りにも通っているという事実に気付いてしまったため、ピン刺しの対策枠としてドドゲザンを採用。
裏選出のエースとして、シャワーズのあくびで相手を寝かせることができた際にそれを起点として積み展開を作れるギャラドスを2体目のメガシンカポケモンとして採用。
最後に、どくびしを回収できるポケモンが欲しいと感じ、以前使用していたスカーフオオニューラがある程度単体でのパワーが高く、ピン刺ししても取り回しやすいと感じたため採用して一旦構築が完成しました。
ただ、ランクマッチやオフで何回か使用してみたところ、あまりにもカミツオロチの選出タイミングが少なかったため、ガブリアスに変更し、ステルスロックを撒いてシャワーズのあくびループで相手を削る戦術を狙うことに。
ギャラドスも選出機会が非常に少なかったため、シャワーズとの相性補完に優れ、やどりぎのタネを絡めたサイクルでTOD展開も狙えるフシギバナを新たにメガシンカポケモンとして採用。ここでやっと構築が完成しました。
個体紹介
調整意図
H……16n-1
B……ガブリアスのいじ特化げきりん確定耐え(スカーフガブ意識)
C……余り
S……最速メガゲンガー抜き抜き
あらゆる特殊ポケモンと金属製のカラスを対面で処理してくれた最強の魔女。特にブリジュラス、メガリザードンYと対面することが多かったがマジカルフレイムで相手を機能停止に追い込むことで試合の流れを握りやすかった。サイコショックはめいそうを積んでくるようなポケモンに対しての安定した打点として採用、実際にウルガモスやメガフラエッテに対して撃つ機会が非常に多かった。マジカルシャインは技範囲を広くとるために採用。撃つ機会こそあまりなかったもののガブリアスやサザンドラ、一致技を両半減してくるメガスターミー、雨下のブリジュラスを安定して削ることができた。アンコールは元々相手の積み技を拒否するために覚えさせていたが、クッションとして出てくる相手のブラッキーのねがいごと→まもるによる体力管理を許さず、本来不利な対面で突っ張ることができる点が非常に強かった。
耐久調整に関して、本来意図していたようなスカーフげきりんを受けて返す展開はあまりなかったが、ハッサムの2剣舞バレットパンチやギルガルド、ミミッキュのかげうちなど、先制わざをギリギリ耐える場面が多くあり、結果的には大いに意味のある調整だったように思う。
基本的に毎回選出していた。シャワーズのねがいごとやあくびによる補助、持ち前のSラインのお陰でどんな構築に対してもスイーパーとして立ち回りやすく、信頼できるポケモンだった。裏に置くことが多かったが、唯一メガキラフロル構築に対してだけは初手に選出していた。
調整意図
H……16n-1
A……あまり
B……ガブリアスミラーでスケショの乱数が変わるライン
D……リザYのおくびょう特化ソラビを確定で2耐え
S……とにかくステロを撒きたいので最速
なんかよくわかんないけど強かった、という感想。とりあえずステロを撒くだけでシャワーズのあくびループの補助になるし、受け回しや積み展開を狙ってくる構築に対してはドラゴンテールを連打しているだけでもかなりの仕事量をこなすことができた。タスキを持たせていることで相手の積みわざのターンに後出ししてタスキで耐えつつドラゴンテールで相手を流す展開も多く、ギリギリのところで試合を繋いでくれた。じしんに関しては深く考えず殴るための技として採用したが可もなく不可もなくといったところだった。もう少し明確な採用意図のあるわざを探すべきだったかもしれないが特にデメリットのない高威力打点は採用して正解だった……と思う。がんせきふうじはリザY意識で採用したわざだが、ギャラドスやウルガモスなどにも撃つ機会が多かった。他にはSが低めのちょうはつポケモンに対して撃つことで裏のシャワーズが上からあくびを入れることができるようになるなど予想外の活躍もあった。
調整に関して、意図通りの運用はできたのだが耐久はもう少し効率のいい調整があったのではないかという疑問があり、素早さはもう少し落としても特に展開が変わらない試合が多かったように思う。「ガブリアスだから強かった」だけで調整自体はもう少し詰める必要があるかもしれない。
なるべく初手に選出してステルスロックを撒くことを意識していたが、メガミミロップ、マスカーニャなどタスキを貫通してガブリアスを処理してくるポケモンが環境にいた影響であまり安定しなかったのでとりあえず初手に選出するというよりはしっかりと相手の構築を見て投げ方を考えるべきと感じた。構築的にじっくり試合が続くことが多いので、ステロは後から撒いても十分間に合う。また、ペリブリスターミーのような雨パとの対戦ではエレクトロビームに対してガブを後出ししたいため、裏に置くことが多かった。
調整意図
HBぶっぱあまりD
HBは特化にしないとガブリアスに対しての受け出しが安定しなくなってしまう。
Sに下降補正をかけているのはアーマーガアのとんぼがえりの下から動いて交代先に負荷をかけるため
この構築の真のエース。今回のマンスリーチャレンジにおいては
1サイクル目のマスカーニャ引きに対してねっとう急所&やけど
スカーフガブリアス対面で二連まもるを決め、あくびで起点作成をしつつ退場
1試合の中でブリジュラスのりゅうせいぐんを3回避ける
といった実績がある神のポケモン。もう足を向けて寝られない。ありがとうシャワーズ。フォーエバーシャワーズ。
誇張抜きで物理、特殊問わずなんでも耐える耐久からあくび、ねがいごとによる搦め手で相手に交代を矯正しつつ、有利対面でねっとうによる削りを入れていくことを狙う。ガブリアスとの組み合わせ含め、やっていることはブラッキーに近いが差別化点としては
HP種族値が非常に高いため、ねがいごとによる他ポケモンに対する回復のリターンが高い
ねっとうの追加効果であるやけどにより、サイクル下の削りと同時に相手の物理ポケモンの機能停止が狙える
といったものが挙げられる。シャワーズの立ち回りとしてはとにかく体力の確保を優先し、余裕のある状況や対面で削りを意識することが大事だったように思う。1ターンで試合を決めに行くようなポケモンではないので、じわじわと相手に負荷をかけていくことを心掛けたい。特に大事なのが「誰を寝かせたら勝てるか」を考えることだと感じた。あくびループを繰り返していたら、いつかは相手が誰かを寝かせる選択肢を取ってくる。そうなった際に「寝かせたら勝てるポケモン」以外のねむりと交換でシャワーズが削られるor倒されることがないように立ち回ることが非常に重要だった。同時に、「寝かせたいポケモンをやけどさせない」ことも大事なので状況によっては有利でもねっとうを撃たない判断も求められる。また、サイクルにおいてステルスロックを相手に撒かれるとどうしてもマフォクシーに負荷がかかってしまうのでねがいごとによって安全にマフォクシーを着地させるターンを作る意識も必要だった。
選出率は驚異の100%。マンスリーチャレンジにはTODがあり、そういった展開に持ち込むこともしやすいポケモンだったので非常に重宝した。基本的に裏に置いてクッションとして運用することが多かった。正直初手に選出する状況はほとんどないと思っている。
調整意図
HAぶっぱ余りB
イダイトウ意識で採用したらスターミーを破壊していたポケモン。技構成はテンプレ。
選出回数は少なかったが、ペリブリスターミーのようなテンプレ雨パに対して最後の一体から全抜きを決めた試合もあり、明確な受けの薄い構築に対しては無類の強さを誇っていた。恐らくもう少しメインの選出として組み込んでも十分にパワーを発揮してくれると思うので、対面的な選出も開拓したい。
調整意図
HDぶっぱ余りBS
諸説枠。シャワーズと相性がいいと思い急遽加入したが、正直微妙だった。もちろんやどりぎを絡めたサイクルで体力有利を取るという採用時の目的を果たした試合もあったが、後から振り返るとマフォクシー選出でもよかった試合が多かったと思う。総合評価としては、弱くはないがこの構築に入るポケモンではなかった、といったところ。唯一マフォクシーで見ることが難しい特殊ポケモンであるアシレーヌに対して強い点は非常に良かった。
選出率はドドゲザンよりは高いが3、4試合ほどしか選出しなかった。本来初手に置いてメガシンカから入りたいが、裏に置いて相手のサイクルに合わせて繰り出したり、有利を取れる相手に無理やり後投げすることが多くなってしまっていた。
調整意図
ASぶっぱ余りH
Sを削って耐久に振ることも考えたが、スカーフマスカーニャ、からやぶカメックスやこうそくいどうイダイトウなどのポケモンの内、Sを落としている個体を絶対に狩りたいので特化で採用した。
雑に強かった。実質第三のメガシンカポケモン。調整意図で書いたようなものを含めたメガマフォクシーの上から殴ってくるポケモンに対して更にその上から殴れることで、シャワーズで頑張って耐久する以外にも勝ち筋が生まれていた点が偉かったように思う。また、特性のどくしゅのお陰で相手側の本来成立しているサイクルを崩せる点も強かった。究極の上振れ+フェアリータイプを殴る目的でフェイタルクロ―を採用したが実はあまり撃たなかったし、追加効果で運勝ちした試合は0だった。インファイトはミミロップや削れたブリジュラスを消し飛ばしてくれた。シャドークローはソウブレイズ、ミミッキュ辺りを意識してサブウェポンとして採用したわざだが、思ったより撃つ対象がマッチング相手に多く、インファイトと同じくらいの回数撃っていたように思う。とんぼがえり、正直これが一番強かった。初手の様子見、どくしゅの試行回数稼ぎなど、裏にシャワーズというクッションがいるお陰で安心してこのわざを押すことができたのが非常に良かった。
既に挙げたポケモン以外だとメガミミロップを意識して選出することが多かった。結果的に多くのポケモンに対して役割を持っていることに気付いたので、最終的にはガブリアスと同じくらいの選出率になっていた。
基本選出
ガブリアス、シャワーズ、マフォクシー
最も多く選出したパターン。ガブリアスでステロを撒いてシャワーズであくびループ→メガマフォクシーで〆という非常にシンプルな勝ち方を狙うが、シャワーズの個体紹介で述べたように考えるべきことも多かった。シャワーズがねっとうでやけどを引いてくれるとちょっと早く試合が終わることもあった。
オオニューラ、シャワーズ、マフォクシー
ステルスロックを撒かなくてもいい場合や、オオニューラの役割が厚そうな相手に対しての選出。初手はオオニューラ、マフォクシーのどちらかで、ブリジュラスやキラフロルなど初手に出てくる起点作成役のポケモンを意識したい場合は必ずマフォクシーから入る。ステロで削りを入れられない分、しっかりとシャワーズのねっとうで削りを入れる必要がある。
重いポケモン
メガスターミー
シャワーズが特性ちょすいだから受け出しできると思わせて普通にエスパーわざで確定2発取られているので苦しい。
ヒスイダイケンキ
放っておくと単純にまきびしを撒かれてサイクルに負荷がかかる上に、素早く処理する方法がオオニューラを頑張って合わせることしかない。大体初手に出されるのでそれを読みたいが裏に置かれると一気に苦しくなる。
メガウツボット
物理ポケモンでは突破できない上に、シャワーズはタイプで不利、マフォクシーはふいうちが痛すぎて不利という余りにもキツいポケモン。幸いにも数が多くないので何とかなっていたが当たった時はほぼ負けていた。
結果

マンスリーチャレンジシリーズ 2026 05 TN HAL 最終786位
SVの末期からポケモン対戦を始めて1年と少し、これまで実績らしい実績を残すことができていませんでした。そんな中、公式大会という場でこのような結果を出すことができたのは本当にうれしいです。また次回のマンスリーチャレンジや他の公式大会、そしてランクマッチにおいても結果を出すためにより一層努力を重ねたいと思います。もちろん対戦オフなどにも積極的に参加していくつもりです。
普段はTwitchで配信をしているのでもしよければ見に来てみてください!
↑Twitchチャンネル
お世話になった方々
イット さん
シャワーズを使用するきっかけをくださった方。それだけでなく、シャワーズの型や動かし方についても教えていただきました。
伏見影 さん
配信内で構築を考えていた際にコメントでアドバイスを下さり、マジカルフレイム型のメガマフォクシーのアイデアを教えていただきました。
8lu さん
構築に行き詰った際にメン限で相談に乗っていただきました。結果的に基本選出として活躍したガブリアスを採用するに至りました。
他にも大会の期間中応援をしてくださった方々、同じように大会に参加し、励まし合った方々、本当にありがとうございました。
また、許可をいただいて名前を載せているわけではないため、何か問題があれば即刻内容を修正させていただきます。
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。
キャスター 雷撃#7 葉桜杯SAGA PS BLITZ