
ポケモンシングルのキャラランクの作り方と使い方
一旦作りました。一応なんですけど、別に自由で良いと思います。

今回はキャラランクの作り方についてのお話です。もちろん機能面(ツールなど)の話ではなく、作成する際の方針について解説します。
私は人にポケモンシングルバトルを教える際、まずはキャラランクを作ってもらうようにしています。その際、必ずお伝えしているのが「相手が使う時に強いと思う順番に並べてね」と言っています。
前提:最も優れているキャラランクとは何でしょう
それは採用数集計(集合知)です

ポケモン対戦において「勝利を目指すこと」を最優先に構築を組むのであれば、自然と性能が高いポケモンが多く採用されるようになります。
ただし、自身のモチベーション維持のためにあえて性能が控えめなポケモンを採用したり、あるいは動画投稿や自身の知見を広げることが目的で、必ずしも勝利だけを追い求めないために強いポケモンを採用しないケースもあります。そのため、公式の採用数ランキングをそのまま純粋な「キャラランク」として捉える場合、こうしたケースは一種のノイズになってしまうことがあります。
ランクバトルの集計は上位では参考にならない場合が多い

また、ゲーム内で確認できるシーズン集計は、プレイヤーのレート帯に関係なく全ユーザーのデータが集計されるため、自分が実際に戦うレート帯(特に上位帯)では参考にならない場合が多くあります。例えば、上位帯において「リザードン」の個体数がそこまで多くないということは、読者の皆様もお分かりいただけるかと思います。
過去にオフ大会(雷撃など)の採用率ランキングが大きな話題になったのはこの辺りが理由です。レート帯が上がるほど、シーズン全体の集計と自分自身の感覚値に乖離が生まれるため、大会のランキングの方が、自分の直感に即していると感じやすかったはずです。
極論上位300人に絞った採用数ランキングが分かればよい
したがって、最上位を目指すプレイヤーにとっては「上位300人に絞った採用数ランキング」さえ分かれば理想的なのですが、残念ながらそれを正確に知る術はありません。だからこそ、自分自身でキャラランクを作ることが、この問題を解決する一つの手段になるのではないかと考えています。
冒頭でお話しした通り、「相手が使う時に強いと思う順番に並べてね」という基準に沿ってポケモンを配置していけば、自然と「マッチングしやすい(当たりやすい)ポケモン」を予想するためのランキングが完成します。
当然ですが、「ガブリアスとは絶対に当たらない」と分かっているなら、ガブリアス対策を意識する必要はありません。しかし、実際にはそんなことはあり得ず、むしろガブリアスは環境で最も遭遇しやすいポケモンです。そのため、ガブリアスに対して圧倒的に不利をとるような構築を組んではいけない、ということになります。
キャラランクを作る理由
構築を作るときの仮想敵を定め、優先順位をつける
前述したように、構築を組む際の「仮想敵の設定」と、その「対策の優先順位」をつけるために、自分だけのキャラランクを作成することを強く推奨します。
世間の認識と自身の考えのズレを知る
自分が作ったキャラランクと、大会のデータやシーズン集計を照らし合わせることで、「自分の考え」と「世間の認識」のズレを客観的に確かめることができます。もちろん、他の方が作ったキャラランクと比較してみるのも効果的です。
例えば私の場合、作成したキャラランクにおいて、キラフロルを「S」、ハラバリーやオニシズクモを「B」に位置付けていますが、これはシーズン集計や他のプレイヤーの評価に比べて高くなっているはずです。
「なぜこの部分の評価がズレているのか」を突き詰めることこそが、自分が勝てている理由(あるいは勝てない理由)に直結する場合があります。間違ったズレ方(ただの過大・過小評価)をしていれば勝てませんが、自分だけが気づいている隠れた事実を拾い上げることができれば、勝利にグッと近づくことは感覚的に分かるはずです。
バズらせる
すまん。正直コレ。
構築を作るときにTier上位のポケモンを採用しないケースはある
上位のポケモンを採用しなくても上位は取れるし、しないことが武器になる
Tier上位(環境トップ)のポケモンは、それだけ多くのプレイヤーに対策されやすく、その動かし方や対応策も広く認知されています。しかし、あえて使用率が少し落ちるポケモンを採用することで、相手からの対策が薄くなり、場合によっては相手が想定していない選出や立ち回りを強いることができます。
自分しか認識できていない動きや択は強い武器
ブラッキーやカビゴンのように、Tier自体は少し下がるものの、最低限のスペックを持っており上位Tierのポケモンとも渡り合えるポケモンは、こうした「認知の隙」を突いた強みを活かしやすいです。前クールの環境におけるハラバリーなども、まさにその好例だったのではないでしょうか。
これら2つのポイントを踏まえると、自分が構築を作る際、必ずしも全員が環境トップの強いポケモンである必要はないということが分かります。
この2つを踏まえると自分が構築を作る時、必ずしも強いポケモンである必要はない
例えば、レギュレーションFにおける「くろこさん」の構築などは、決してTOP Tierのポケモンばかりで固められているわけではありません。もちろん単体として優秀なポケモンが採用されていますが、当時目立って強いとされていたディンルー、パオジアン、ハバタクカミといったポケモンはあえて採用されていませんでした。

直近のシーズンで言えば、攻さんの構築も同様の傾向が見られます。
採用率1位のガブリアスを採用していなければ勝てないという話はないはずです。
エルフーンやヒスイダイケンキといった単体を見るとTierが低いポケモンが採用されているのが分かります。
ただ、相手が使ってくるポケモンについては強い(採用数が多い)ポケモンである場合が多い
ただし、自分が使うポケモンは自由だとしても、対戦相手が使ってくるポケモンは、やはり採用数の多い「強いポケモン」であるケースがほとんどです。個々で見れば、攻さんの構築にいたアーマーガアやスターミーも、上位帯ではよく見かけるポケモンでした。
集計するプレイヤーのデータが増えれば増えるほど、「実際の採用数ランキング」と「ポケモンの強さのランキング」は強く相関していくことになります。
まとめ
キャラランクは使われて強いポケモンで作る
キャラランクは「自分が使いたいポケモン」や「単体のカタログスペック」ではなく、あくまで「相手に使われて強い(採用数が多い)ポケモン」という基準で作ると良いのでは?ということです。相手の目線に立って脅威度を評価することで、実際の対戦環境をより意識したランキングが作れます。
自分が構築を組む時の仮想敵に設定する優先順位のため
なぜその基準で作るのかというと、自分が新しい構築を組む際に「どのポケモンを優先的に対策すべきか」という仮想敵の優先順位を明確にするためです。一番遭遇する確率の高い強力なポケモンに対して圧倒的に不利な構築を作ってしまわないよう、このキャラランクがそのまま構築作りの指標として扱えます。
前提が同じだと人と議論がしやすくて良い。このやり方は合わせやすい。
また、「相手が使う時に強い順番に並べる」という共通の前提を持っておくことで、他のプレイヤーと意見交換をする際に議論が格段にしやすくなります。基準がバラバラだと比較が難しいですが、前提が同じであれば「お互いの評価のズレがどこにあるのか」「なぜ違うのか」をスムーズにすり合わせることができるため、この作り方でキャラランクを作った人は教えてね。喋れるサーバーがあります。