
絶対選出を利用した認知の負荷軽減と思考のリソース配分の話
認知と思考の負荷軽減の話
1. 対戦では「いかに考えないか」を取り入れる
ポケモンのシングルバトルは、ある程度のレベルまではシミュレーションゲームのような側面を持っています。そのため、「対戦中はいかに考えずに済むか」がとても重要です。仮に考えるにしても、「考えなくてもいいことまで考えてはいけない」という意識が必要になります。
今回は、「絶対選出(特定のポケモンを必ず選出すること)」を取り入れることで選出の精度が上がり、プレイの指針が立てやすくなる、というお話をします。

2. 「絶対選出」で認知と思考の負荷を減らす
たった1分30秒という短い持ち時間の中で、正解の選出を見つけ出すのは決して簡単なことではありません。特にランクマッチの最終日などは長時間対戦を続けるため、疲労によって選出ミスも増えやすくなります。これは特別な日だけでなく、日常的な対戦にも当てはまることです。
そこで役立つのが絶対選出です。これは選出時の認知・思考負荷を減らす工夫として非常に優れています。最大のメリットは、1分30秒の間に選ぶポケモンを「3体ゼロから考える」のではなく、「残りの2体(あるいは1体)だけを決めればよい」状態にできる点です。
具体例①: 「初手にきあいのタスキを持ったガブリアスを絶対に出す!」という前提で構築を組んでおけば、対戦時は裏の2体を決めるだけで済み、選出が一気に簡単になります。
具体例②: 「2体目に必ずブラッキーを出す」と事前に決めておきます。そうすれば、本番では「初手には誰を出すか」と「3体目にゲンガーを出すかどうか」だけを考えれば十分に試合が成立します。
3. プレイングの「パターン化」で思考の余白を作る
絶対選出をすると選出が簡単になる反面、実際のプレイング(立ち回り)は難しくなることがあります。だからこそ、事前にたくさん練習を重ねる必要があります。
練習の中で、パターン化できる箇所は徹底的にパターン化します。 (例:ステルスロックを撒いてくるガブリアスに対しては、「あくび」→「ねがいごと」の順番で必ず動く、など)
このように、正解を選ぶための思考量を事前に減らしておくことで、対戦中の頭の中に「相手の裏のポケモンを読む」などの、もっと重要な他のことを考える余地(リソース)を作ることができるのです。
4. 「考えない」ことは大きなアドバンテージになる
対戦中にどれだけ考えずに済むかを事前に準備しておくことで、本番で別の思考ができるようになります。
また、悩む時間を減らして自分の持ち時間を温存することは、試合のタイムマネジメントにおいても重要です。自分の時間を減らさないことで、不利な条件でも引き分け持ち込みやすくなり、逆に相手からは引き分けを狙われにくくなります。
つまり、事前準備によって「対戦中は考えない」状態を作ること自体が、対戦において大きなアドバンテージ(優位性)になり得るということです。
絶対選出について
1. 考える対象を減らし、最善を尽くす
絶対選出は、選出時の認知・思考負荷を減らす工夫として非常に優れています。最大の理由は、1分30秒という限られた時間の中で、選出するポケモンを「3体」ではなく「2体(あるいは1体)」だけ決めれば済むようになるからです。
例えば、「初手にきあいのタスキを持ったガブリアスを絶対に出す」という前提でパーティ(構築)を組んでおけば、対戦時は後ろに控える2体を決めるだけで済み、選出がぐっと簡単になります。
もちろん、「時間をかければ必ず完璧な正解にたどり着く」といった都合の良い話ばかりではありません。しかし、考えるべき対象を絞ることで、短い持ち時間の中でも最善は尽くしやすくなるはずです。
2. 「6体すべてを活躍させる」必要はない
そもそも、パーティの6体すべてを満遍なく選出する構築が優れているとは限りません。 極端な話ですが、特定の強力な3体だけで100連勝できるのであれば、残りの3体は飾りでも構わないのです。
3. 参考にするなら「完成された3体」を探す
他のプレイヤーの構築を真似て練習する際は、ただ強いポケモンを集めたものではなく、「完成された3体の基本選出(並び)」が用意されている構築を探すのがおすすめです。 (例えば、前期最終9位のミルクさんが公開されている構築などが、その素晴らしいお手本になります)
4. まとめ:選出ミスのない「簡単な構築」をおすすめする理由
絶対選出を組み込んだ構築は、相手に合わせた柔軟な動きがしづらくなるため、プレイング(立ち回り)そのものが難しくなる面はたしかにあります。
しかし、選出の段階で間違えてしまうと、対戦中にどれだけ頑張っても挽回できない(プレイングの正解がない)状況に陥りがちです。だからこそ、まずは選出ミスを防ぐことができる「選出が簡単な構築」から触ってみることを、強くおすすめします。
と、新しいブログを立てる時はいつもコラム記事を書いています。読了感謝。