
マケンカニと学ぶ「相手の一歩先を行く」戦略
こんな経験はありませんか?
上級者のプレイを真似したのに勝てない
上位勢の構築を使っているのに勝てない
こう言う場合は、レベリングウォーに失敗している可能性があります。
〇レベリングウォーとは?
レベリングウォーとは、
相手に勝つために相手より1レベル上を狙う
という概念です。
ポケモン対戦で相手の常に一歩先を行き続けることができれば、常に有利な展開で戦えますよね。
よく、相手の裏を読む、裏の裏を読む、裏の裏の裏を読む…といった言葉を聞きますが、これはまさにレベリングウォーが発生している状態といえます。
さて、ここで重要な点は
「より高いレベルの戦略をとれば、より低いレベルの戦略に常に勝てるとは限らない」
ということです。
レベリングウォーのレベルは、RPGのレベルとは異なります。レベル1の戦略に対し、レベル3の戦略をとっても勝てるとは限らないのです。
具体的な事例で見てみましょう。
●DAY1 レベル1vsレベル2
マケンカニがジャンケン勝負を仕掛けてきました。
カニですがグーしか出さなそうですね。
実際このマケンカニはグーしか出しません(レベル1の戦略)。
なので、あなたは「相手がグーしか出さないと読んでパーしか出さない」というレベル2の戦略を取り、見事勝利します。
何回勝負してもあなたが勝つので、マケンカニは地団駄を踏むしかありません。
●DAY2 レベル3vsレベル1
翌日、マケンカニが再戦を挑んできました。
あなたは懲りないやつだと思いつつ、レベル2のパー戦略で挑みます。
ところがこのマケンカニ、なんとチョキを出してあなたに勝ちました。
カニ、不適な笑みを浮かべています。
このカニ、あなたのレベル2の戦略に対し、「パー読みのチョキを出す」というレベル3の戦略で対抗してきたのです。
カニ、侮れない奴と思いつつも、あなたは気付きます。このカニ、チョキしか出さなくない?
と言うわけで、あなたは「グーしか出さない戦略」に切り替えました。
当然、今回もあなたが勝ち続けます。
マケンカニはなんか違うな…と呟きながら、すごすご帰っていきました。
さて、ここでのあなたのグー戦略は、チョキ戦略(レベル3)読みの戦略なので、レベル4の戦略になります。
しかし中身はグーしか出さないと言う戦略なので、その実態はレベル1の戦略と言えるでしょう。
つまり、ここではレベル1の戦略がレベル3の戦略に勝利しています。
これが先述した、
「より高いレベルの戦略をとれば、より低いレベルの戦略に常に勝てるとは限らない」
というものです。
〇戦略レベルのミスマッチ
冒頭で記載した、
上級者のプレイを真似したのに勝てない
上位勢の構築を使っているのに勝てない
と言う状況は、レベリングウォーにおける戦略レベルのミスマッチが生じている可能性があります。
ポケモンにおけるレベリングウォーは、大きくプレイングと構築の2種類に分けられます。
まずプレイングですが、たとえば交換をしない相手(レベル1)に交換読み(レベル3)を行っても裏目になってしまいますね。
構築の場合はもっと複雑になります。
初級者の構築(レベル1)をカモにする、中級者の構築(レベル2)。
その中級者をカモにする上級者の構築(レベル3)、それをさらにカモにする上位勢の構築(レベル4)…。
上位勢の構築は初級者をターゲットにしていない可能性があります。
あなたが真似した構築は、もしかすると特定のレベル帯に特化した構築だったのかも。
特化した結果、初心者には逆に弱い構築かもしれません。
チャンピオンズでは同レート帯とマッチングします。上位勢にとっては、初心者が環境にいないのでこれでも問題ありません。
しかし、あなたがモンボ級で戦っているのであれば致命傷になり得ます。
上級者になるということは、取れる戦略レベルの幅を広げるということでもあります。
より上手い人の真似をすることは、自身の戦略レベルの幅を広げることに役立ちます。
一方で、単に真似だけをしても先述のように勝ち続けることは難しいでしょう。
相手のレベルを見極め、自分が戦っているフィールドを正しく分析することを意識するように心がけることが、上達への近道かもしれません。
〇エピローグ DAY3 カニ、再再挑戦
カニ、懲りずに再再挑戦してきました。
あなたはグー戦略で挑んだところ、なんとパーを出してきました。

熱い勝負が幕を開けそうです。
本日のカニは以上です。
KaTaGiRiです。 元ポーカープレイヤー。特性はいたずらごごろ。 ポーカーで学んだ知識を基に、主に座学・コラム系のポケモン記事を書いています。記事にいいね頂けるととても喜びます。 たまに香川で対戦オフを開催。