
命中不安との向き合い方
レギュレーションMAダブル…世は正に大岩雪崩時代!
人々は技外しとひるみに脅えながら、日々ランクマの沼に潜っていた…
…という環境下で、技の命中不安について気付きを得ることができたので、メモを残しておく。
雨パだけ高い勝率
~命中率と相関関係?~レギュレーションMAダブルは、大天候時代でもある。自分は天候パが好きなので、ここぞとばかりに晴雨雪砂それぞれで色々な構築を組んで試した。
その内、各天候で勝率が露骨に違うなと感じるようになった。勝率が高いのは雨。逆に砂は明らかに低い。
初めは、使っている雨パが自分の好きなサイクル寄りのものばかりだからではないかと思った。しかし、対面的に戦うカメキリンでも同様に勝率が高かったので、違う原因があるのではないかと思うようになった。
そんな折、懲りずに砂パを試していて気づいたことがあった。
『毎回岩雪崩外して負けてね…?』
砂パは岩雪崩を複数採用することが多く、他にもロトムのドロポンやドリュウズの10万馬力等、重要な攻撃の多くが命中不安になっていることに気づいた。
調べてみると、自分が使っていた各天候毎に、命中不安技の採用割合に大きな開きがあった。
構築全体での命中不安技の割合
※命中不安技=命中100未満の単体技・命中95未満の範囲技とした場合
晴:22.2%
雨:9.8%
雪:12.5%
砂:33.3%
このように、どうやら勝率と技の命中率には大きな相関関係がありそうだぞ、と。(当たり前)
改めてこの事を意識し、命中不安との向き合い方を見直すことにしたのである。
役割論者に学べ
~命中不安の定義付けと許容ルール~前述のように、構築によって命中不安技の採用率がこれ程異なるのは、どこまで許容するかのマイルールが無いためだと考えた。命中不安は避けた方が良いと、曖昧にはよく言われているると思う。しかし具体的指標を提唱しているのは、寡聞にして知らず、今まで考えることすらなかった。
その点、役割論者には見習うべき点がある。彼等は命中70以上はOKという明確なルールを定めて(他にも様々なルールを厳格に決めて)構築を組んでいる。命中70が妥当なラインかどうかは大分怪しいし、それ故ネタ扱いされがちであるが、ルールを決めて厳格に守るという姿勢はリスペクトに値する。こうしたルールがあることで、客観的に構築を評価できるのである。
自分は一旦、以下のルールを定めることとした。
命中不安技の定義
命中100未満の単体技・命中95未満の範囲技
命中不安の許容範囲
構築内での命中不安技を20%未満とする
これはあくまでも暫定かつ自分のルールであり、触っていく中で見直していくと思う。
どのようなルールを定めるかは人それぞれ考えて決めれば良い。
だが、何かしらのこういったルールがあれば、構築を組む時の指標になるだろう。
プレイングが上手い人でないと(命中不安技を使うのは)難しい
~技外し≒プレミという考え方~ちょうどこの頃に組んだ構築が、たまたま全て命中100になっていることに気づいた。
この構築を使っていく内に気づいたことがある。
『プレミしてもなんか勝てるな…』
考えてみれば、プレミも技外しも、結果にフォーカスすればどちらも『ディスアドバンテージに繋がる事象』であり、同じようなものである。
プレミと技外しが両方起きていたら、ディスアドバンテージが積み重なって負けるのは必然である。勝つためには当然両方減らすのが望ましいが、片方だけでも減らせば勝率は改善する。当たり前ではあるが、意識して考察しないと意外と気付かなかった考え方である。
それぞれの特徴は恐らくこんな感じ。
プレミを減らす
・訓練が必要で、時間と労力がそれなりにかかる
・自分のコンディションによってぶれる
・性格に起因するヒューマンエラーは減らすのに限界がある
技外しを減らす
・インスタントに効果がある
・握る構築次第でブレが少ない
・勝率への影響力の天井は低め
それぞれの特徴を理解した上で、命中不安技をどのように扱っていくか、自分に合った付き合い方を身に付けていくことが重要ではないかと思う。
プレイングに自信がない、ケアレスミスが治らない自覚がある場合は、技外しを避けて命中安定志向に寄せるのが良い。少々プレミしてしまっても、ポケモンが技をしっかり当ててフォローしてくれる。
逆に命中不安技を積極起用するなら、プレイングに自信がついてからにすべきだろう。ポケモンが少々技を外しても問題ない磐石な采配が安定してできるなら、ハイリスクハイリターンの技を使う資格があるのかもしれない。
命中不安技は、拙いプレイングを補う1発逆転の大技ではない。プレイングが怪しい程、技の命中率で保険をかけるべし。
命中の安定は精神の安定
~ストレスフリーなポケモン対戦~命中100構築を使うようになって得たものは3つ。
『安定した勝率』
『プレイングの正しい評価』
『精神の安定』
安定した勝率
前述の通り、少々のプレミがあっても技をしっかり当て続けることで勝率が安定した。
プレイングの正しい評価
技外しというノイズが無くなることで、プレイングの良し悪しが分かりやすくなった。
技が外れて運が悪かったのか?外れる可能性のある技をここで打ったことが間違いなのか?等、判断に迷う要素が無くなるので、練習の質が上がった。
精神の安定(最重要)
技外しで負けることがほぼゼロになったことで、技外しによる負けは非常に大きなストレスであったことに気づいた。プレイングで負けた時は悔しい気持ちこそあれ、理不尽さを感じてイライラすることがない。心穏やかにポケモンができるようになった。
これは、どんな時も技は当てるものとして撃っているからだと思われる。
技を撃つ時に外すつもりで撃つことがあるだろうか?誰しも命中不安技を撃つ時、頭では外れる可能性をわかっていても、無意識の内に撃った技は当たる(相手に撃たれた技も当たる)前提でゲームプランを思い描いてしまいがちではないだろうか。
そして現実がその通りにならない(=技が外れる)と、ギャップでイライラが誘発されるのである。
更に、1度そうして精神が乱れると『さっき運が悪かった分、次は豪運でないと割りに合わない』『相手も同じように不運に見舞われなければ不平等だ』といった思考に陥り、何の保証もない運否天賦を過剰に期待し始め、精神が負のループにはまっていったりする。
そうしたストレスから解放されて遊ぶポケモンは楽しい。
まとめ・命中に関するマイルールを定めよう
・プレイングが未熟だと思うなら、命中不安の大技で1発逆転を狙うより、命中安定技をプレミをカバーする保険にしよう
・命中安定技でストレスを減らし、楽しいポケモンライフ
以上