
【3時間目】ハルガモスの観察と汎用理論【理科】
Q 汎用理論って何ですか?
あのねあのね ポケモンで かつための りろんの ひとつ なんだよ
あらゆる じょうきょうで たたかえる 『はんようせい』の たかい ポケモン つうしょう 『ハケモン』で パーティを こうせいする 『りろん』 なんだよ
汎用理論専用wikiより
こんにちは、GOGOteaです。子どもたちからはポケモン先生と呼ばれています。
今回は汎用理論と、現環境での立ち位置、考察をご紹介します。
【はじめに】懐古とカイコ
最近仕事が忙しすぎて、昔のことをよく思い出すんですよね。昔はこんなポケモン使ってたなぁとか、この構築が強かったなぁとか。私の主戦場は第5世代だったので、BW、BW2の頃の対戦を思い出していました。
さて、突然ですが私の好きなポケモン第3位はウルガモスなんです。皆さんご存知の通り、第5世代で登場したカイコガのようなポケモン。カイコか分からないけどモスラがカイコならウルガモスもカイコでしょ。登場から現在に至るまで高い使用率を誇っています。
やっぱウルガモス使いたいよなぁ…でもみんな使ってるしなぁ…なんか面白い型とか構築とかないかなぁ…
などと考えていると、第5世代のことを考えていたからでしょうか。おぼろげながらもあの声が聞こえてきたのです。
ふぇぇ…
ふぇぇ…
ふぇぇ…ハルガモスだよぅ…
【導入】汎用理論とは
汎用理論専用wikiを参考に自身の解釈も加えて解説をしていきたいと思います。
先に断っておきますが、私自身この理論が完璧であるとは微塵も思っていません。ポケモンバトルに答えなんてありません。それでも色々な考え方を知るのは、教育でもポケモンでも等しく大事なことだと思います。なので初めて知る人も、「こんな考え方もあるのかぁ」程度に見ていってください。
ポケモン世界広しと言えど、「汎用理論」という言葉を知っている人はもうほとんどいないのではないかと思います。
汎用理論とは、わかりやすく言うと役割論理などのサイクル構築の対となる理論です。
サイクルを回しつつ圧倒的高火力で相手のサイクルを崩していく役割論理に対し、汎用理論はどんな状況でも戦える汎用性の高いポケモン「ハケモン」でパーティ(ハーティ)を構築し、積み技などを駆使して全抜きを狙います。

あなたもグロパンガルーラや眼鏡テテフに3タテされたり、カイリューに弱点保険を発動されて「あっ詰んだ…」と思った記憶はありませんか?私は山程あります。
上記のような全抜きエースポケモンがいっぱいいたら強くね?と6体並べる構築がハーティです。また、汎用理論を使用する者ははんようじょ(汎幼女)と称され、ひらがなとカタカナでしかしゃべれなくなるおそろしいりろんなんだよぉ…ふぇぇ…
ハケモンとは
理想のハケモンは、あらゆる状況、あらゆるポケモンに勝つことのできるポケモンです。もちろん、そんなポケモンはいません。まぁ理想なのでね。
実際は、多くのポケモン相手に有利を取れる、多様な場面でも活躍ができるポケモンとなります。代表的なハケモンこそ、ハルガモスことウルガモスでした。
ふぇぇ…はるだよぉ…めざパはいわだよぉ…
これは第5世代のハルガモスです。技範囲が非常に優秀で、当時半減で受けられたポケモンはニョロボン、テラキオン、ケルディオで実質2体だったと思います。(間違えてたらすみません)
このように優秀な技範囲や強力な積み技を持ち、火力技3積み技1を基本としたポケモン、または相手の上から広い範囲で一撃で倒すことのできる素の素早さ・火力・技範囲に秀でたポケモンがハケモンとなります。しかし某理論のように条件が厳しいわけではありません。あなたがハケモンだとおもうポケモンがハケモンなんだよぉ…。
道具について
汎用性を高められるものなら何でもOKです。
例えば命の珠やプレート等は火力を上げることで有利を取れる相手を増やすことができます。旧世代ではジュエルやZクリスタルなども使われていました。しかしこだわりハチマキ・メガネは技範囲を狭め、汎用性を失うので推奨されていません。
こだわりスカーフも汎用性を下げるアイテムですが、素早さを上げることで倒せる範囲が広がる場合はありです。現環境ではイダイトウくらいでしょうか。
またラムの実やオボンの実は積み技を補助し全抜きを狙えるため採用されやすいです。
戦い方
汎用理論では基本的に交代をしません。
サイクル戦を前提にしたパーティは、3体のうち1体でもやられるとサイクルは崩壊します。
例えばリザードンを見てあなたは物理受けと特殊受け、どちらに交換しますか?
Yだと思って特殊受けを投げたらXで竜舞を積まれたら?
サイクル戦というのは、ある程度相手に依存した戦い方になるのです。どうせテンプレ型だからこれを投げとけばいいだろうと、相手の型や技構成を「こうだったらいいな」と希望的観測をしているのです。
相手の型や技構成を全て確認・予想をし、確実にまたはそれに限りなく近い確率で有利になる交代ができる時のみ交代をします。それができないなら後続に負荷をかけることなく退場してもらい、後続で全抜きを狙うのです。
対面構築との違い
さて、ここまで解説を読んで、対面構築と似ている、と思った方もいるかもしれません。
私もそう思います。そして汎用理論の衰退は、対面構築の一般化が一因だと思っています。元からそんなに流行ってないだろ。
汎用理論と対面構築は、両者ともサイクル戦をせず、1対1に勝つことに重きを置いています。
両者の違いは、
対面構築は1対1に勝ち、後続にやられるが次のポケモンの情報アドを得たり、負荷を与えることで1-1交換の繰り返しを有利に行っていく。
汎用理論はその場の1対1ではなく後続まで倒しきることを考える。
汎用理論が積み技や技範囲を重視するのはこのためです。
逆に対面構築ではその場の1体を倒すことだけを考えるので、こだわり系アイテムが重宝されます。
この違いが大きく出るのは初手の出し負けです。
対面構築では初手の出し負けはダメージレース上とても不利です。盤面をひっくり返すには、相手1体を倒すことに特化したポケモンで2体を倒さなければならないのです。
一方汎用理論は不利対面をあまり気にしません。1体先に倒されてしまっても、後続のポケモンたちはまだまだ3タテできるポテンシャルを秘めているのです。
しかも死に出しとなれば相手に有利なポケモンを投げられます。当然積む隙ができるので、3タテのお膳立てができているのです。
さて、ここまで違いはあれど、両者とも対面性能を重視していることに変わりはありません。対面構築に全抜きの概念を加えた、「欲張り対面構築」とでも思ってください。
【展開】ハケモン例
ハケモンは弱点が少なく、技の範囲が広くて受けもできる所謂エースポケモン、と定義されています。
一方で役割論理のヤケモンのように明確な分類がされていたわけではありません。
なのでここからは私の個人的な考察となりますが、現環境で汎用理論を用いるにはどのようなポケモンを使えばいいのか。
多種多様なポケモンと戦うことができ、3タテを狙うことのできるポケモンという条件を元に分類・考察していきたいと思います。
積み型※本来のハケモン
チャンピオンズ現環境積みアタッカーが多く存在します。そのなかでハケモンとなりやすい条件は、
1vs1で安定して積むことのできる耐久や耐性
積むことによって広い範囲のポケモンに勝つことのできる火力
積んだあとに3タテを狙うため、相手の上から攻撃できる素早さ
あたりだと思います。もちろんこれらをすべて満たすポケモンは少ないので、ある程度の妥協は必要となります。
例:ハブリアス
現環境で一番ハケモンとなりやすいのはガブリアスでしょうか。
抜群を突かれなければ1撃でやられることのない耐久に絶妙な素の素早さ、剣舞スケショによる全抜き性能、流石主人公ですね。
持ち物は安定して積むことのできる襷や半減実、またメガ石を持たせてもいいかもしれません。
ハルガモス
汎用理論の王。といっても最近はリザードンの流行などに伴い、環境ポケモンへの対策の余波を受けてしまう悲しき虫。
インフレやめざめるパワー廃止による技範囲の減少は厳しいですが、舐めた相手を3タテできるポテンシャルは未だ健在だと感じました。
技範囲型※本来のハケモン
いわゆる高速広範囲アタッカー。環境では低耐久のものが多い。
積み技を採用しない分技範囲が広がりますが、火力は積みアタッカーと比べて控えめなので、ハーティの補完枠として採用するのがいいでしょう。
ハンガー
ぬいだふくは ゆかになげっぱなしじゃ ダメ! っておこられちゃうよぉ…
霊+毒+格の3つの時点で技範囲が非常に優秀。
4枠目を鬼火にすることで意地ガブリアスのじしんを2発耐え、鬼火ダメ+シャドボ×2で勝つことができたので鬼火の採用が選択肢の一つでした。
またむらっけオニゴーリ全盛期では4枠目に滅びの歌が採用されたこともありました。
現環境での活躍は難しいですが、こういったハケモンもいた、ということで記載させていただきます。
マスカーニャ・ゲッコウガ
高速かつ広範囲の技をタイプ一致で打つことができるが、積み技を打つと変幻自在が暴発してしまうポケモンたち。
変幻自在自体が弱体化を受けているため、以前ほどの適性はなくなっています。
技範囲型のハケモンは積み型と違い足りないステータスを道具で補わなければなりません。現在命の珠が未実装なので、努力値を耐久に回す余裕がなく、襷に頼ることが多いでしょう。
環境適応汎用型
火力と技範囲による3タテではなく、別の形での3タテを狙うハケモン。はんようじょ達の間でもおそらく意見が割れるかと思いますが、現環境に合わせて使ってもいいのでは、と思うポケモンたちです。
①積み耐久・積み要塞
火力上昇による全抜き性能ではなく、耐久を積むことによって回復しながら3タテを目指したり、要塞化して相手を詰ませたりと相手に過剰なストレスプレッシャーを与えるハケモン。
受けループのポケモンのように物理受け・特殊受けと役割を分けてしまうと汎用性が失われるため、基本的に両受けのできるポケモンで考察します。
また時間切れによる引き分けがあるので、火力を出せることが重要です。この型は積み技を重ねて半減技でも無理やり一貫性・汎用性を持たせるようにしているため、積み技・回復技の採用により技範囲が狭く、無効化される技に注意が必要です。
ハクシー
積み型の弱点であるふきとばし等を防ぐことができます。
火力を考えるならコスモパワーでなく瞑想を採用したいですが、素早さに努力値を割くのが難しく、物理アタッカーへの汎用性を考えてコスモパワーアシパがいいかと思います。
ハドラン
要塞といえばこの子。特性のシェルアーマーで積み系構築の苦手な急所を防ぐ事ができます。
アシストパワーはロマンだが、C上昇も狙えるため熱湯でもいいかもしれません。どちらにせよ悪タイプ、貯水に無効にされるのには注意。
②スカーフハケモン
基本的にハーティにスカーフは無しですが、現環境ではスカーフ巻きながら汎用性を失わないポケモンがいます。
ハダイトウ
適応力で威力150のゴースト技を上から叩き込まれるのは、並のポケモンでは受けきれません。現環境において唯一スカーフハケモンを名乗れると思います。
③催眠ハケモン
眠らせれば何が相手でも勝てますよね?
ハハヨン
眠らせて舞えば負けることないのでは?
実際は見られない範囲も多いのでハケモン足りえるかは諸説あります。
使用率トップ10の考察
トップ10のポケモンをハケモンとなり得るか考察します。


ガブリアス…◎
上記の通り。剣舞による全抜き性能が強力。
ブリジュラス…△
能力上昇がエレクトロビームときあいだめくらいしかない。全抜きよりは対面構築向きだろう。使うならきあいだめピントレンズで竜星群を連打するとかかな?私が普段使っている型。
マスカーニャ…◯
優秀な素早さと広い技範囲を持つ。
積み技がないので命の珠などの火力アップアイテムの実装が待たれる。
アシレーヌ…△
タイプや特殊耐久が優秀だが、低速なため3タテを狙うことは難しい。
リザードン…X◎Y◯
Xは龍舞やニトチャ剣舞など優秀な積み技を持ち、羽休めで場持ちもいいため3タテを狙いやすい。
Yは噛み合う積み技がないもののそもそもの火力が高いためポテンシャルで戦える。天候を取られること、晴れは5ターンしか保たないことには注意。
アーマーガア…△
ビルドアップ羽休めで耐久し3タテを狙えるが、特殊耐久にやや難あり。
汎用的というのは難しい。
イダイトウ…◯
耐久に振って高速移動を積むことで上から適応力火力を押し付けられそう。技数は少ないが、霊水だけで多くのポケモンを倒せる火力がある。
スカーフも考察の余地あり
カバルドン…✕
耐久性や場づくり性能はとても高いが、3タテを狙うことは難しい。
ルカリオ…◎
物理特殊見分けるのが難しく、一度積むことができれば3タテも容易。耐久にはやや難ありか。
ゲンガー…◯
わるだくみを積めたら最強。技範囲が優秀な他、素催眠で多くのポケモンを見ることもできる。
以上のように、自身の力で3タテを狙えるポケモンがハケモン足りえる、と考えています。
しかし結局はあなたが汎用性がある!3タテ余裕!と思えばそれがハケモンでいいのです。あなたがハケモンだとおもうポケモンがハケモンなんだよぉ…。
【まとめ】結局汎用理論って今はどうなの?
ここまで汎用理論について語ってきましたが、実際にプレイしてみるとどうなのでしょうか。
私の実力では13勝14敗と、マスタボール級上がったばかりのレート1500台で勝ったり負けたりが精一杯でした。
汎用理論を扱うはんようじょとして語るときは汎用理論は最強、ハケモンは最強と言いますが、一ポケモンプレイヤーとしてみると、まったく最強ではありません。
まず対面で積めることが少ない。
展開構築の流行を見てわかる通り、積んでエースを通すにはお膳立てが必要な環境です。対面で耐えて無理やり積んだとしても、後続の襷頑丈や先制技で対処されてしまいます。
またブリジュラスなど、1回積んだだけでは突破できないようなポケモンも多いです。複数回の積み技はリスクが大きすぎます。
一方で積み耐久型は相手に鉢巻や眼鏡がないので比較的積むことができました。
エースポケモンで3タテする爽快感を何度も味わえるのがこの汎用理論のいいところです。
普通のポケモンバトルに飽きた方は、こういう構築を使ってみるのも手ではないでしょうか。
使わないという方も、ポケモンバトルにはこういう考え方がある、と知っておくと戦術に幅がでるかもしれません。
そして、誰か汎用理論専用wikiを更新してください…
ぜひお試しください。
※あのねあのね このきじには ひどいポケモンさん ひどいこうちく ひどいこうさつ きてれつなはんようごが ふくまれるんだよ
にがてなひとは ブラウザバックしたほうが いいんだよ
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※おまけ
例として挙げたかった なまえでおちているハケモンさん
ハメルゴン
ハメックス
ハイチュウ

