
【シーズンM-1ダブル 最終856位/レート2316】ガルド入りリザプテラ
はじめまして、がんどろです。
今回は、ポケモンチャンピオンズのシーズンM-1でダブルバトルランクマ最終856位/レート2316を達成できたので、これまでの取り組みや構築経緯を自分自身のために整理しておきたいと思い、人生初の構築記事を見よう見まねで執筆してみることにしました。
あくまで自分自身のための記事となりますが、もし誰かの参考となれば幸いです。
POKÉNOTE様を利用されている方はシングル勢の方が多数だと思われますが、当記事はダブルバトルの構築記事となりますのでご注意ください。
【戦績】
グローバルチャレンジ2026 最終63334位/レート1518.193

ランクバトル シーズンM-1ダブル 最終856位/レート2316.946

グローバルチャレンジ2026、ランクバトルともに同じ構築を使用しました。
本命だったグローバルチャレンジ2026は日本人上位640人に入れれば次の舞台であるPJCS予選へと駒を進められますが、結果は63334位と全く振るいませんでした。
当日はランクバトルの順位を500位ほどにまで上げた状態でグロチャレに臨んだので、構築もプレイングも自信はあったのですが、本番は全く思うように勝てず...
20戦ほどやって11-9くらいだったので、抜けるために残り25戦ほどで20勝ち越しは無理だと判断(絶望)し撤退しました。
ただ、ほぼ同じ並びがグロチャレで好成績を残していたこと、ランクバトルでの感触は相変わらず良かったことから、その後もこの構築を使い続けひとまずの目標としていた最終3桁に入ることができました。
【これまでの歩み】
SV時代
自分が本格的にランクマに潜るようになったのはSVシーズン2のシングルバトルであり、キタカミプロローグ(レギュEの頃)でダブルバトルを初めてやって楽しさを知り、本腰を入れてポケモンというゲームとダブルバトルに打ち込み始めたのが昨年の2月(2度目のレギュGの頃)でした。
つまり、ダブルバトル歴は1年ちょっとで、メガシンカ環境を触ったことも無ければ伝説環境しか真面目にやったこともないという、チャンピオンズで自分が持っているアドバンテージはほとんどないと言ってもいい状態からのスタートでした。
そんな中で、チャンピオンズリリース1ヶ月ほど前から「チャンピオンズ内定ポケモン限定」の仲間大会が開かれていたので、何度か参加してデフレ環境に少しずつ慣らしていくことに。
メガシンカできない、道具が多い、寿司を筆頭にチャンピオンズでは使用できない/弱体化前の強力なポケモンがいるなど、チャンピオンズの環境とは異なる点も多かったものの、デフレ環境ではドラゴンタイプが強くフェアリーの通りが良くなるという考察とXYやSM時代の構築記事から得た知識を組み合わせ、眼鏡サーナイト(メガサーナイト)をエースに置きオオニューラ・ドドゲザン・ヤバソチャでサポートとスイープを行う構築を作成(ついでに寿司の練習も)。
初めて参加したチャンピオンズ内定限定仲間大会で3位を取ることができ、この理論の正しさと構築作成の知見を深めていきました。

チャンピオンズ初日
これまでの経験を元にチャンピオンズで初めて作成した構築がこれです。

SV仲間大会で使用したメガサーナイト、ドドゲザン、オオニューラ、ヤバソチャに加え、強力な物理ポケモンたちからメガサナを守り攻撃を通すためのファイアローとガオガエンを採用。
初期アイテムや自前で用意できたポケモンたちばかりで構成されていてVPがあまり必要とならないのも嬉しく、今改めて見ると1発目にしては悪くない構築が作れたのではないかと思います。
この構築を使用して初日にハイパーボール級まで上げることができました。
メガフラエッテの発見
リリース2日目になると、有名強者の方々が初日に使用していたメガフラエッテの強さが瞬く間に拡散されました。
今では開拓も進んでメガサーナイトならではの強みもありますが、最初期の環境ではメガフラエッテはメガサーナイトのほぼ完全上位互換だったように思います。
エスパー技を打ちたい相手があまりいない(メガフラエッテもメガサーナイトも結局フェアリー技2発打ってオオニューラを処理する、過去メガサーナイトが活躍した環境に存在したモロバレルが今作では未内定)
エスパータイプがあることでドドゲザンの不意打ちが等倍になってしまう(H32振りでも特化ドドゲザンの不意打ち確2)
メガフラエッテの方がSが高い(ガブと同速、メガサナ・メガリザXY・メガカイリューなどの上を取れる)
メガフラエッテの方が物理耐久が高い(オオニューラのフェイタル耐え調整をしやすい)
メガフラエッテの方が単体技に優れている(強力かつ安定のムーンフォース、ごり押しの破滅の光、サポートと合わせることでなかなか倒せない瞑想ドレキ型など)
フェアリー技の通りが良すぎる環境
ざっと思い付いたものだけでこれだけの要素が上がるほど、メガフラエッテは強力なポケモンでした。
そのあまりの強さに、メガフラエッテ入りのレンタルパがランクマで爆増し、メガフラエッテ入手の難しさからお気持ち表明が散見されるという異様な雰囲気となっていました。
かく言う自分も、自作ガチトリルパでハイパーボール級を彷徨ったあと、メガフラエッテ入りレンタルパを使用してマスターボール級に到達しました。
立ち回りの容易さや命中安定の偉さも手伝い、マスボ級にて10連勝を達成することもできました。
リリースから5日目に行われた、てるチャレChampionsオンラインに人生初参加した際もメガフラエッテ構築を使用し、自分の結果は4-4と振るわなかったものの、優勝者含め上位8人中4人が使用していたことからも、その強さが窺えると思います。
初見でこのポケモンの強さに気付けていれば、興味本位でいいから触っていれば、と後悔したことを覚えています。
様々なメガシンカ構築を使いまくる
リリース6日目あたりから、来たるグロチャレに向けて各メガシンカの勉強と自分に合った構築を見つけるために、様々なメガシンカ構築を使ってみることにしました。
ランクマや各大会で結果を残した構築や配信者の方々が動画で紹介していた構築など、見れば見るほど、触れば触るほど良いと思ったので、とにかく色んな構築を見て使って、知識を蓄えていきました。
自分は命中不安技を使用するのが嫌いだったので、ランクマはともかく対戦回数が限られているグロチャレではメガリザYやプテラは絶対に使いたくないと考えていましたが、好き嫌いは良くないと思いそれらのポケモンも使っていました。
特に、フラエッテを使っていてリザY構築によく負けていたので、その構築を自分が使うことで弱点を見つけられないかと考えていました。
使ってみると、熱風や岩雪崩を外したり相手の岩雪崩で怯んだりしてあまり気持ち良く使えなかったため、「やはりリザY構築は絶対に使わないぞ」と硬く決心することになります。
そんな中、尊敬するUmbraのアルカナさんがある動画を公開します。
普通のフシギバナ入りリザY構築に見せかけた、メガバナを主体とするメガリザYとメガバナの2メガ構築です。
詳細や立ち回りは動画を観れば完璧に理解できると思いますが、ざっくり言うとメガリザYはほぼ選出せず、ガブのステロとメガバナの宿り木でちまちまダメージを稼いでいく長期戦を得意としています。
自分はSVの伝説2体環境において、白馬ホウオウの毒菱宿り木構築を好んで使用し最終シーズンで自己最高順位を達成していたこともあり、こういったネチネチ定数ダメージ構築の扱いにはそれなりに自信があったので早速使ってみることにしました。
そして環境や自分の好みに合わせて完成したのがこれになります。

完成までの経緯としては、動画の構築から選出しないリザYを外しフロルを入れることで毒による定数ダメージの強化を行い、環境に増え始めていたアマガに必敗となったためアローを抜いてリザYが戻ってきました。
相手をいなして少しずつ勝ちに近付けていく、まさに対話型の戦い方をするこの構築は、チャンピオンズで初めて使っていて楽しいと思えました。
初めて3桁順位に到達したのもこの構築になります。
また、リザYの突破性能とギルガルドの扱い方を教えてくれたのもこの構築でした。
ただ、岩雪崩やフェイタルクロ―を拒否できないこと、毒の通りが悪いこと(オオニューラやドドゲザン、その他浮いているポケモン)、宿り木が外れると一気に苦しくなることなどもあり、この環境でこの構築を使ってグロチャレを勝ち抜くことはできないと判断し、別の構築を探すことにしました。
(特にドドゲザンの突破が非常に難しかった。毒が無効かつ宿り木を入れてもすぐ引かれてしまうため、なんとか大地の力や地震を2回当てるしかないのがしんどかった。3試合に2回はドドゲザンレイドをやらなきゃいけないのは疲れる。)
そうしていい感じの構築が見つからなくて悩んでいたところ、当時ランクマ1位を突っ走っていたナークさんがある構築のレンタルを公開します。
この構築のすごい点は、命中不安技がミロカロスのこごえるかぜしかない点です。
命中不安技を嫌う自分にとって、この構築はまさに理想でした。
しかし、いざ使ってみるとなかなか思うように勝てず...。
それもそのはず、この構築は全体的に耐久に能力ポイントの多くを割いており、ユキメノコのオーロラベールを絡めて相手の攻撃を耐えてから倒す、という立ち回りをよく取ることになります。
耐久や素早さの調整意図をよく理解しないまま動かしても、思わぬ攻撃で落とされてしまったり、上を取れていると思っていた相手に先に動かれて負けたりと、自分が使いこなすには難しい構築でした。
公開直後に自分が使った際はそれなりに勝てたものの、ナークさんの影響力は凄まじく、この構築の情報はすぐに広まり全く勝てなくなってしまいました。
メタを自分なりの調整や構築の練度で乗り越えることも考えましたが、そもそも自分の手に馴染む感覚が得られず勝てるビジョンも見えなかったため、構築を変えることにしました。
この「自分が使っても全く勝てないのに上手い人が使うとめちゃくちゃ勝てる」という事実は非常に苦しかったです。
KBSトリオの台頭とガブリアスの増加、そしてBIG4の誕生
このあたりから、ドドゲザン(Kingambit)・イダイトウ♂(Basculegion)・オオニューラ(Sneasler)の頭文字を取ったKBSの3体が、どんな構築にも自然と採用できるしめちゃくちゃ強い、というのが環境の共通認識として定着します。
この3体はとりあえず構築に組み込むだけでそれらしい形に仕上がってしまうほど強力なポケモンでした。
KBSの面白い点の一つとして、三竦みの関係にある点が挙げられます。
ドドゲザンはイダイトウに強く、イダイトウはオオニューラに強く、オオニューラはドドゲザンに強い――。
つまり、KBSはそれぞれが単体で強いだけでなく、KBSを構築に組み込むことで相手のKBS対策になるのです。
そして、KBSによってかつての栄光が崩れ去ってしまったポケモンがいます。
そう、ガオガエンです。
威嚇によってドドゲザンの負けん気と白いハーブオオニューラの軽業を発動させ、A+1けたぐり・A-1ウェーブタックル・A±0インファイトでそれぞれからほぼワンパンされてしまうという、ガオガエンにとってあまりにも向かい風な環境になってしまいました。
少し前までダブルバトルの王と呼ばれていた存在は、新たに台頭してきた三大将に放逐され、一部の構築以外から姿を消すことになります。
世はまさに大KBS時代。
そしてそのKBSにも一定以上の打ち合いができる強力なポケモンとして、ガブリアスも増加します。
こうしてKBSにガブリアスを加えたチャンピオンズのBIG4は、環境を蹂躙していくこととなりました。
トッププレイヤーの方々が「BIG4にメガ枠とS操作枠を入れるだけで強い構築が完成する」と言い実際に結果を残してしまうほど、BIG4は強力な一般枠としての地位を確立しました。
そんな環境で勝ち抜くためには、構築にBIG4を超えるための仕組みが必須となります。
BIG4の個々のポテンシャルや力関係を考えて、自分は最低でもこのうち2体は採用したいと考えました。
BIG4に負けなくて、環境にいる天候パやガチトリル、滅びパなどとも戦えるようにするにはどうすればいいんだろう...?
岩雪崩怯みと眠りの超ストレス運ゲ環境
BIG4以外にも、対策必須なものが存在します。
それが岩雪崩です。
岩雪崩は威力75、命中90の全体技。
追加効果として、30%の確率で相手を怯ませます。
この相手を怯ませる効果があまりにも凶悪で、数多の試合がこの技によって壊されてきました。
一度怯めば試合の流れは相手に傾き、二度怯めば負け濃厚、三度怯めば萎えて降参。
そんな状況が当たり前に起きてしまう異常環境だったのです。
それもそのはず、岩雪崩を上から打たれた場合、少なくとも1体が怯む確率が約47%あります。
つまり、相手に一度でも上から岩雪崩を打たれるだけで、2回に1回は大きく不利を取ることになってしまうのです。
どんなに有利な状況を作っても、岩雪崩一発で試合がひっくり返ってしまう。
岩雪崩を打たれる度に一喜一憂させられる。
ガブリアスの地震の一貫を切るために浮いたポケモンを採用すると岩雪崩を打たれて、ついでのように横のポケモンが怯まされる。
環境最速のプテラに岩雪崩を打たれているだけで試合が終わってしまう。
SVの伝説環境から本格的にダブルバトルに取り組み始めた自分にとって、岩雪崩による怯みは全くの新要素であり、到底受け入れられるものではありませんでした。
こんなしょうもない運ゲーがポケモンバトルならばもうやりたくないと何度もコントローラーを置き枕を濡らしました。
自分が毒菱宿り木構築に限界を感じたのは岩雪崩による部分も大きく、中~低速高耐久の構築は岩雪崩の怯みを拒否できない場合が多く、1試合当たり平均1.5怯みくらいだったので、ストレスによる健康被害と物損が起きる前に構築を手放すことにしたのです。
ちなみに自分の最高連続怯み記録は5回でした。
(食べ残しギルガルドvsオオニューラプテラ対面で発生。その後萎えすぎてダメ計を怠った結果メガユキメノコのシャドボをブレードフォルムで受けてしまい敗北。シールドフォルムだったら耐えて勝ってた)
岩雪崩以外にも運ゲ技はこの環境にまだまだ存在します。
特に試合を壊すパワーのある技は、眠りの状態異常を引き起こす以下の技です。
オオニューラのフェイタルクロ―:眠りや麻痺即痺れ以外勝ちの状況でこれらを引き当て負けるのは全プレイヤーが経験済みのはず。イダイトウにお祈りフェイタルするのやめて。
葉緑素フシギバナの眠り粉:横にリザYがいるので草タイプで受けることを許してくれない。命中75のはずなのに今までに10回以上打たれて一度も避けたことないです。不幸自慢ツイートの黒幕。
とぐろ催眠ミロカロスの催眠術:グロチャレ1週間前くらいに爆増。とぐろを2回積まないと命中100にならないのに、1積みでさも必中かのように打ってくる犯罪者。
メガライチュウのどちらかの特性がエレキメイカーかもしれないという憶測や願望が時折見受けられますが、本当にそうなら今すぐに来てほしい。
そうでないなら自分だけミライドンを使って全てを破壊し尽くしたい。
そう思わせてくれるだけの不快度があります。
怯まされたり眠らされたりして負けるのはたしかに運負けなのですが、いくら運負けツイートをしたところでレートが下がるのは避けられません。
自分は強者たちが配信中に「怯まなければ勝ち」「眠らなければ勝ち」と言った直後にフラグを回収してひっくり返っているのを見ると「この人たちも運負けして嘆いたりするんだ」と安心して元気が出る(?)のですが、真に必要なのは他者の運負けを見て精神を回復することではなく、そもそも運負けする状況を作らないことです。
言い換えれば、運負け技を打たせないことが、この超ストレス運ゲ環境を生き抜くのに必要なシステムなのです。
そんなことはおそらくみんな理解していて、みんなどうすればよいのか考え工夫しているのだと思いますが、自分なりに考えて形にしたいと強く思うようになっていきました。
【構築経緯】
構築原案との出会い
グロチャレを約1週間後に控えた頃、自分はグロチャレで使う構築を全く決められず、いつも通りレンタルパで600位くらいからランクマに潜っていました。
そして、当時のテンプレとは少し異なる構築に当たります。
「変わった構築だな」と思いながら対戦すると、こちらの行動を読まれてボコボコにされ、3ターンほどで降参することになってしまいました。
このときの負け方は構築の差ではなくプレイングや嚙み合いによるものだったのですが、お相手の構築に妙に惹かれ、すぐに真似して作ってみることに。
今まで自分が使ってきた構築は、自分がゼロから作り上げたものか調整意図も立ち回りも知っている誰かのレンタルパであり、対戦相手の構築を真似してみたことは一度も無かったのですが、こういうのも面白いと思い挑戦してみました。
それがこの構築であり、グロチャレとランクマ最終日まで使い続けることになる構築の原点でした。

パクリ元の持ち物すらほとんど割れていない状態でしたが、当時の流行りやバランスを考慮してひとまず形にしてみました。
この時はまだ、自分がリザYでグロチャレに参加することになるとは思ってもみませんでした――。
構築の調整
まず真っ先に変更したのは、ガオガエンの枠でした。
BIG4に弱く環境への刺さりが悪かったことから、ガオガエンをヨプの実ドドゲザンへと変更。
特に重たかったイダイトウを処理しやすくなりました。
次に、プテラの持ち物をプテラナイトに変更し、リザYとプテラの2メガとしました。
当時はリザY構築に入っているプテラはタスキの方が主流で、メガプテラはあまり多くありませんでした。
これによってミラーへの安定感が増しただけでなく、氷の牙を採用することでリザYが呼びやすいガブリアスをワンパンしてイージーウィンできることが多くなりました。
しかし、プテラの持ち物が襷ではなくなったことで、場持ちが悪くなってしまいました。
プテラガブを先発に投げて地震で削っていく動きは強いのですが、プテラが倒されると地震で拘ったガブが味方を巻き込まないようにするために味方の守るかガブの交代を強要されるため、動きにくいと感じることが多くなりました。
他にも、ガブリアスのタイプ一致技のどちらも無効タイプを持つため、最終盤面によっては詰んでしまうことも少なくありませんでした。
そこで、ガブリアスの持ち物をスカーフからオボンへと変更しました。
それによって、先発でも後発でもガブを投げやすくなり、構築全体の立ち回りも柔軟になりました。
最後に、リキキリンをギルガルドに変更しました。
環境最速のメガプテラを筆頭にガブリアスもメガリザYも早めのポケモンでありトリックルームを打ちたい場面がほとんどなかったこと、対砂パに厚くしたかったこと、ドドゲザンと合わせて先制技でイダイトウを大きく削れること、格闘打点が欲しかったことなど、非常に多くの要素を満たしてくれたのがギルガルドでした。
イダイトウと迷いましたが、ギルガルドなりの強みも多く、間違ってはいなかったかなと思います。
そしてグロチャレの直前までメガプテラの技構成に悩み色々と試した末に、氷の牙と守るを抜き、追い風とワイドガードを入れて構築が完成しました。
命中不安技をあれだけ嫌っていた自分が、命中不安技を振り回す構築を握ることになるなんて、少し前の自分に言っても信じてもらえなかったことでしょう。

【個別解説】
メガリザードンY
HB:A特化ガブリアスのダブルダメージ岩雪崩を最高乱数以外耐え
C:11n
S:最速イダイトウ(S143)抜きかつミラー意識でできるだけ速く
メガシンカ枠その1。
一般的なメガリザードンY。
晴れ熱風の火力は凄まじく、どれだけ熱風を打てるかが勝ちに直結します。
<技について>
全体技の「ねっぷう」、単体技の「ウェザーボール」、「まもる」は確定。
ミロカロスや水ロトム、イダイトウといった汎用水タイプの他、天候合戦のライバルであるペリッパーニョロトノバンギラスにも大ダメージを出せる「ソーラービーム」を採用。
「エアスラッシュ」はこれを打つくらいなら半減でも晴れ下の「ねっぷう」を押した方がダメージを稼げるのと、天候を相手に取られている状況はそもそも作らないように立ち回らないといけないと考えたので不採用。
<性格・能力ポイント配分について>
少しでも火力が欲しかったので「ひかえめ」。
ただ、火力特化にしようがしまいが倒せる相手は倒せるし倒せない相手は倒せないので、耐久と素早さに厚めに振ることにしました。
自分は確定耐え調整より最高乱数切りの耐え調整を好むので、HBをA特化ガブリアスのダブルダメージ岩雪崩を最高乱数以外耐えとしました。
しかし、シーズン終了後にバトルデータを確認したところランクマでは3位の4.1%、グロチャレでは4位の4.8%が全く同じHBだったため、有名なレンタルパでこの調整がされていたのかもしれないと考えています。
同様に、素早さは準速抜きよりも最速抜きの方が不意の最速に怯えることがなくなり立ち回りが安定して好きなので、Cを限界まで削ってSに回すことで、最速イダイトウやそれの抜き調整の上を取れるようにしました。
実際、ある程度上位になってくると耐久に厚く振ったリザYが多く、ミラーで上を取られることはほとんどありませんでした。
これ以上Sを伸ばすとすれば、最速ブリジュラスも抜けてミラーでもほぼ負けない準速が良さそうかなと思っています。
メガプテラ
ようきAS
メガシンカ枠その2。
環境最速の素早さからの岩雪崩で相手を怯ませるだけでなく、サポートをこなすこともできます。
一方で、低耐久ゆえに先制技で縛られてしまうことも多く、エルフーンやファイアローと異なり優先度+1追い風を打つこともできないのが弱点です。
<技について>
タイプ一致全体技で優秀なダメージソースである「いわなだれ」は必須。
環境最速の素早さで上から岩雪崩を放てば、相手を怯ませて無限の勝ち筋を生み出すことができます。
かたいツメの乗ったタイプ一致「ダブルウイング」は相手のワイドガードをすり抜けて大ダメージを与えられ、一時期流行ったプテラのダブルウイング耐えHBオオニューラも、メガシンカをすることでワンパンすることができます。
「ワイドガード」「おいかぜ」の枠は、「こおりのキバ」「まもる」と最後まで悩んでいました。
「こおりのキバ」があればリザYが呼びやすいガブリアスをワンパンできるし、低耐久のメガプテラは「まもる」が無いとすぐ倒されてしまうからです。
ガブリアスに関してはニンフィアと並べて「ワイドガード」をすることで相手からの打点をほぼ無くせること、「まもる」が無いことに関しては裏のドドゲザンやギルガルドに引いて受けることで有利盤面を作り、中盤以降に「おいかぜ」を打って切り返すことにしました。
<性格・能力ポイント配分について>
「ようき」のASぶっぱです。
最速にすることでイダイトウくらいならスカーフを持っていても上を取ることができます。
ミラーもよく発生しますが、気合いで同速に勝ちましょう。
また、Aを削って耐久に回しても確定ラインがズレないことの方が多かったので、削って横や裏の圏内に入れるためにAに振り切りました。
ニンフィア
HB:A特化オオニューラのフェイタルクロ―最高乱数以外耐え
C:11nに近くようせいのハネで整数になるように
S:追い風下で最速ガブリアス抜き抜き抜き
じわじわ再評価系アイドル。
メガフラエッテへのカウンター役にとどまらず、環境に通りが良いフェアリーの全体高威力技で相手をなぎ倒します。
<技について>
アイデンティティの「ハイパーボイス」、そして「みきり」は確定。
リザYメガプテラガブリアスと構築に全体技持ちが多く相手のワイドガードをよく誘うため、単体技である「ムーンフォース」。
防音ジャラランガを処理するためにもほぼ必須です。
「はかいこうせん」採用のニンフィアもぼちぼちいますが、プテラニンフと並べることが多い関係上、「まもる」の無いメガプテラの横で反動技は打ちたくなかったのでこちらにしました。
「ほえる」は相手の積み対策やトリックルーム対策として採用。
加速バトンのクエスパトラや尻尾切りミミズズといったギミックや、ガチトリルのトリル始動役に打つことで、相手に大きなロスを与えることができます。
害悪筆頭のとぐろバトンミロカロスも、積んでくるターンに流してしまえば怖くありません。
ただし、開き直って素催眠を連打されたり、相手が残り2体になると流せなくなったりするので注意が必要です。
また、メガゲンガーの影踏み対策にもなるので、相手の守るに合わせてメガゲンガーや味方に打つことができればドヤ顔ができます。
「ほえる」と同じように相手を流す役割を持った「あくび」や、無効化されずそこそこの威力が出せる先制技の「でんこうせっか」も候補となります。
特に「でんこうせっか」は欲しくなる場面が多く、採用率が高いのも頷ける優秀な技です。
「ほえる」の刺さりが悪いと判断したら別の技に変更してよいかもしれません。
<持ち物・性格・能力ポイント配分について>
火力の底上げができる「ようせいのハネ」と「ひかえめ」。
Cもこれらを最大限に活かせるように実数値155まで伸ばしました。
耐久はHBに厚くすることで、増えてきたA特化オオニューラのフェイタルクロ―最高乱数以外耐えにしました。
おかげで仮想敵であるガブリアスとも打ち合えるようになり、ようきガブリアスのダブルダメージ地震+シングルダメージ地震もほぼ確実に耐えられます。
Sは追い風下で最速ガブリアス抜きが必須と考え、ミラーも頻発するので欲張って実数値86まで伸ばしました。
ガブリアス
H:4nの最大値になるまで振ってSに回す
A:11n
S:激戦区のため少しでも多く
KBSトライアングルに割って入った陽キャ。
オボンを持ってHを伸ばすことで受けと攻めの二刀流を演出します。
<技について>
よくある技構成です。
ミラーや単体への削りとして欲しいタイプ一致技の「ドラゴンクロー」。
タイプ一致の全体技で、横が浮いてるor守る持ちのため打ちやすい「じしん」。
浮いてる相手を雑に削って怯みも狙える「いわなだれ」。
余談ですが、ランクマでは一度も打たれたことのなかった「どくづき」を、グロチャレ最初の7戦中3戦で打たれました。(内1回はすながくれで2回避けられて負けた)
上位勢は隠しているだけで実は本当に強いのかもしれませんが、自分は認めたくはないです。
<持ち物・性格・能力ポイント配分について>
これもよくある耐久オボン型です。
ただ、このあたりの素早さは激戦区のため、HやAを削って少しでも多くSに振っています。
いたちごっこに疲れたら最速にしてハバンかロゼルを持たせるのも悪くないのかもしれません。
Aは削りすぎるとBIG4への打点が下がってしまうので、最低限のラインは確保しています。
ドドゲザン
HB:A特化オオニューラのインファイト高乱数耐え
A:11n
S:ミラー意識でできるだけ高く
KBSないしBIG4の一角。
相手のイダイトウを止めたり、削れた相手を強力な先制技で縛ってもらいます。
ほぼすべての試合に選出する構築の大黒柱です。
<技について>
これまたよくある技構成です。
あえて言及するなら、構築に足りない貴重な格闘打点としての「けたぐり」で、ドドゲザンミラーやリザYの天敵であるバンギラスを処理してもらいます。
リザYやギルガルドがいるため「アイアンヘッド」が無くてもフェアリー勢に勝てると考え不採用としました。
<持ち物・性格・能力ポイント配分について>
持ち物は四倍弱点である格闘を半減できる「ヨプのみ」。
最も採用率が高い持ち物ですが、相手の後発イダイトウを引き摺り出すまで盤面に残り続けるためには必須の持ち物だと考えています。
耐久はA特化オオニューラのインファイト高乱数耐えまで振り、その分少しでも不意打ちのリーチが伸びるよう性格は「いじっぱり」にしました。
ミラーも頻発しどちらが上を取れるかで試合の勝敗が分かれる場合も多いので、Sは妥協せずできるだけ伸ばすことにしました。
ギルガルド
H:ほぼぶっぱ
A:11n
S:追い風下で最速ガブリアス抜き
構築のラストピース。
耐性が優秀なため、先発に対して飛んでくるほぼ全ての弱点技を半減以下で受けてくれます。
クセが強いですが、その分使いこなせた時のパワーも高く、練度次第で相手に読み合いの不利を押し付けることもできます。
試合終盤には、オオニューラとの1vs1の状況を作って勝ち確にしたり、ドドゲザンと並べてイダイトウを処理したりと、詰めの性能も高いポケモンです。
<技について>
先発で削った相手を落とし切ったり、イダイトウを大きく削れる先制技の「かげうち」は必須。
終盤まで盤面に残っていてほしいことから「キングシールド」も確定。
中盤以降のドドゲザンや持久力ブリジュラスに大ダメージを与えられる「せいなるつるぎ」で構築の格闘打点を補強。
最後はタイプ一致で幅広い相手に大ダメージを与えられる「ポルターガイスト」を採用しました。
ドドゲザンと同様にタイプ一致鋼打点を採用していませんが、ポルターガイストがあれば対フェアリーは十分だろうと判断したためです。
一方で、キングシールドは変化技を防げない点や、持ち物を消費した相手にはポルターガイストが無効化される点など、うっかりしていて変なミスを起こさないように注意が必要です。
また、ポルターガイストは命中が90のため外さないようお祈りが必要です。
ちなみにウチのギルガルドは今までに50回近くポルターガイストを打ってきましたが、なんと一度も外したことがないお利口さんです。
SVみたいにピクニックでよしよししてあげる機能がほしい。
<持ち物・性格・能力ポイント配分について>
相手のドドゲザンに縛られずに動かすために「ナモのみ」を採用。
ブレードフォルムでもA特化ドドゲザンのドゲザンを最高乱数以外で耐えます。
負けん気ドドゲザンはギルガルドに対してドゲザンが安定なので、強気に聖なる剣を押すことが大切です。
性格は火力を伸ばす「いじっぱり」です。
耐久振りイダイトウでも影打ちで半分近く削れるので、影打ち×2か影打ち+不意打ちで処理するのが理想です。
Sは追い風下で最速ガブリアス抜きまで振っていますが、あまりこういった状況は起きないので、ニンフィアやガオガエンなどのS60族と対面したときに上を取れるかも、程度で考えています。
主な選出
構築完成からそこまで時間が経っておらず立ち回りを確立させられていないのと、普段は感覚で選出を決めているのでガバガバかもしれませんが、思考と理論の整理のために頑張って言語化してみます。
vsリザードン入り(プテラニンフ系も含む)
先発:プテラ+ニンフィア 後発:ドドゲザン+ガブリアスorギルガルド
相手の先発はプテラニンフかプテラガブが多いので、ワイドガードに引っ掛からないよう気を付けて立ち回ります。
相手のプテラがメガシンカしなかった場合は裏にリザードンがいるので、メガプテラを大事に扱います。
vsユキメノコスタン
先発:リザードン+ニンフィア 後発:ドドゲザン+ギルガルド
裏の鋼勢で受けることも意識して立ち回ります。
イダイトウを引き摺り出すまでにドドゲザンは落ちないよう大事に扱います。
vs雨パその1(ヤミラミブリジュラス)
先発:リザードン+ニンフィア 後発:ドドゲザン+ギルガルド
非常に苦しいです。
ニンフィアがC+1ラスカなら耐えるので、リザYで圧をかけながらハイパーボイス×2が通ることをお祈りしましょう。
勝ち方募集中。
vs雨パその2(メガスコヴィラン入り)
先発:リザードン+ニンフィア 後発:ドドゲザン+ギルガルド
グロチャレ2日前にカジュアルバトルで遭遇したマジもんの必敗構築です。
初手のスカーフイダイトウ+メガスコヴィランがどうやっても無理です。
自分が再現して兄(シーズンM-1マスボ級Ⅲのエンジョイ勢)に使ってもらい練習したところ、1戦目は兄のプレミにより辛勝できたものの、2戦目以降はどう足掻いても勝てなくなりました。
全ターン読み勝てるサイキッカーの方なら勝てるかもしれません。
勝ち方募集中。
vs雨パその3(メガハッサムやメガカイリューなど)
先発:リザードン+ニンフィア 後発:ドドゲザン+ギルガルド
お互いキツイと思いながら対戦しています。
メガせずに熱風を押す勇気が大切です。
vsメガゲンガー
先発:ドドゲザン+ニンフィア 後発:ギルガルド+リザードン
かなり得意な構築です。
ニンフィアをギルガルドに引くもよし、守って様子見した後吠えるもよし。
最上位のメガゲンガー使いと当たったことが無いのもありますが、今のところ全勝できています。
もし気合い玉が飛んで来たらこちらも気合いで避けましょう。
vsガチトリル
先発:リザードン+ニンフィア 後発:ドドゲザン+ガブリアスorギルガルド
得意寄りの構築です。
リザードンで圧を掛けて猫騙しを吸い寄せ、ニンフィアでトリル役に吠えます。
全員が守るを持っているので、トリルを張られてしまっても凌ぎ切りやすいです。
ガオガエンの晴れフレアドライブだけは気を付けましょう。
vsカメキリン
先発:プテラ+ニンフィア 後発:ドドゲザン+ギルガルド
ニンフィアの刺さりが良いので、とにかくハイパーボイスを連打します。
ワイドガードをすると相手からニンフィアへの打点が無くなりますが、普通に岩雪崩を押すのもかなり強いです。
メガカメックスを倒せれば勝ち。
vsメガフラエッテorメガサーナイト
先発:リザードン+ニンフィア 後発:ドドゲザン+ガブリアスorギルガルド
対フェアリー勢にはリザYが非常に強いです。
スタン系だと非メガ選出をされることもあります。
こちらは序盤から全体攻撃でガンガン攻めていきます。
キツイ相手
初手にイダイトウを出されるとかなり苦しいです。
また対雨パは本当に難しく、自分の力不足を痛感しています。
ガブリアスに日本晴れを仕込むのも手かもしれません。
【最後に】
グロチャレでは良い結果を残せなくて残念でしたが、これが今の自分の実力だと受け止めています。
また、構築のポテンシャルは悪くないと思っていたものの、最終3桁の実績を確実に得るために最後は5連勝中でありながら潜るのをやめてしまったので、以降のシーズンでは貪欲に潜り続けるメンタルも必要だと感じています。
グロチャレで結果を残したことでプテラニンフが有名になりすぎたため、この構築をランクマで使い続けて勝つのは難しくなってくると思いますが、また新たな自分だけの構築を作れるようにトライ&エラーを繰り返していきたいです。
最後に、シーズン通して一度もチャンピオン級にタッチすることができなかったので、今後はそれを次の目標として取り組んでいきたいです。
TN:K/がんどろ ダブルバトルを頑張っています