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【PJCS予選抜け(9-3)/シーズンM-1ダブル最終40位】手動雨ブリジュラスwithクレッフィ&メタモン

ふぉーすです。

グロチャレとPJCS予選を通過し、初めてライブ大会に参戦することができました。

最初に最終的にPJCSで使用した構築を紹介し、その後構築経緯及びPJCSの反省・感想を書き殴ります。

クレッフィとメタモンが、マイナーながら構築に欲しい要素を満たして大活躍してくれたので、構築だけでも見ていって下さい。


PJCS使用構築とチームID

個体紹介

調整:

HD:臆病C32振りメガリザードンYの晴れ熱風を壁込み15/16で耐え

B:余り

ガエンソチャエッテ以外のほぼ全ての構築に初手投げする(予選まではガエンソチャエッテにも投げていたので選出率ほぼ100%だった)。ヤミラミ+ブリジュラスの並びは有名だが、ヤミラミとは似て非なる性能を持つ。具体的には、猫騙し・悪戯心アンコールが効く、ヤミラミほど器用な補助技を覚えない(⇒相手の選出や行動を歪ませない)という弱みがある一方、数値と耐性が優秀である。ヤミラミが相手の集中攻撃で1ターンしか動けないことも多い一方、クレッフィは壁や雨乞い込みで2ターン以上動けることが多く、壁+雨乞いという仕事が安定している。特にフラエッテに耐性を持つのが最大の強みである。また地味な強みとして、S種族値が75とそこそこ早いので、多くのドドゲザンの不意打ちより先にリフレクターを貼れる。

ブリジュラスを主とするアタッカーに対してS操作・耐久底上げ・エレビを打つ権利&炎耐性&水技火力上昇の全ての面でサポートするためにノーウエポンとした。

予選ではほぼHBに振り切り、壁込みで特化ガブリアスの地震(ダブルダメ)や地団駄を2発耐えるようにしていたが、本番ではメガリザードンYに対して雨乞いではなく光の壁を押す権利を得るためにBを少しDに回した。しかし、オオニューラ・イダイトウ・ドドゲザンの集中攻撃をできるだけ耐えるためにHBに寄せた方が良かった気もする。

悪戯心電磁波は、オーロンゲがいない現在の環境ではあまり見ないが、非常に強力だった。チャンピオンズから麻痺で動けない確率が1/4から1/8に下げられたが、これにより味方に打つ選択肢を取りやすくなり、むしろ使いやすくなったと思っている。実際、眠り粉や催眠術をカットしたり、トリックルーム下で先に動けるようにしたりという形で、相手の意図しない形でビビヨンやトリックルーム構築の対策をすることができた。

また、今回はS操作技は電磁波の前提で構築を組んでいたが、このポケモンの大きな特徴として、この環境では貴重な「ドドゲザンに弱点を突かれないトリックルーム持ち」というのがある。そのため、トリルを前提に構築を組むのも面白いと思った。


調整:

H:16n+1(食べ残し効率意識)

C:165(11n)以上の最小の偶数(エレクトロビームのC上昇意識)、H32振りメガリザードンYに対し+1エレクトロビームが14/16乱数一発、H32振りメガフラエッテ・H32振りニンフィアに対して+2ラスターカノンがそれぞれ15/16・14/16乱数一発

S:準速60族(ギルガルド)抜き抜き

D:余り

ガチ強すぎて実質メガ枠。詰ませ性能の高い1匹をサポートするような構築を好む自分にとって非常に扱いやすいポケモンだった。

ブリジュラスの一番偉いポイントは、M-Aダブル最大のおもんなポイントともされている(らしい)プテラにどう転んでも負けないどころか起点にするので、軸にするだけで雪崩怯みゲーを拒否できることだった。残飯ブリジュラスを軸とした構築で600戦以上は潜ったが、岩雪崩に怯まされたせいで負けた試合は1,2回しかないはず。

調整としてはH振りメガリザードンYを+1エレクトロビームでワンパンしたり、+2ラスターカノンでH振りニンフィアやH振りメガフラエッテを確実に倒せる程度にはCを確保した。また、残飯ブリジュラスの中ではSをかなり伸ばしており、(残飯)ミラーでは8~9割くらいは上を取ることができた。

調整:

S:ミラー意識で最速

B:A特化ドドゲザンの不意打ち確定耐え、陽気A32振り適応力イダイトウ♂の100お墓参りを壁込み2/16乱数1発

A:余り

炎上レベルで最強の魚。元々は後発から投げてお墓参りでスイープする動きしか考えていなかったが、相手の裏のドドゲザンに容易に処理されることが多く、使っていくうちに初手投げの方が刺しやすいことに気が付いた。具体的には、初手雨乞い+ウェーブタックルでフラエッテ・ニンフィア・ガブリアス等のブリジュラスを通す上での障壁を強引に取り除いたり、クイックターンからブリジュラス着地によって相手の意図しない形で持久力を発動させたりという動きが強かった。

調整としてはドドゲザンの前でもクレッフィがリフレクターを張らずに他の技を打ちながらイダイトウを動かす権利を得るためにBに耐久を回した。ドドゲザンが黒い眼鏡持ちの場合意味がないのであまりしたくはない動きだが、活きる機会は多かった。また副産物として相手のイダイトウの100お墓参りを壁込みで耐えたり、ガブリアスの地震(ダブルダメ)や地団駄を2耐えするのも嬉しかった。Aを削った代償として雨ウェーブタックルで耐久にがっつり割いているガブリアスやメガフラエッテを倒せない可能性が出てくるが、予選辺りからこの2匹の耐久ラインは下がっている傾向にあったので、甘んじて受け入れた。

4枠目の技は、アクアジェット・雨乞い・水浸しからコロコロ変えていたが、正直どれも役に立つ機会がほぼなかった。ただ雨乞い・水浸しについては活かせる立ち回りを自分が開拓できていないだけで、可能性はありそうだと感じる。

調整(メガシンカ後):

C:11n

S:最速イダイトウ抜き

H:16n-1

B:残り(A特化オオニューラのフェイタルクロ―が2/16乱数一発)

レギュM-Aではほぼずっとメガフラエッテ1メガ構築を使っていた。軸であるブリジュラス・イダイトウが単体技しか打てないので、怒りの粉やこの指とまれを意識して全体高火力技が欲しく、またクレッフィに強いガブリアスを容易に処理できるため採用した。

技に関しては、予選では破滅の光⇒サイコキネシスで使用した。予選環境ではオオニューラは白いハーブが主流であったため、クレッフィの電磁波と合わせてオオニューラを上からワンパンしてイージーウィンを取ることが出来た。一方で予選以降は襷オオニューラが増えていたため、破滅の光に変更した。反動は痛いがサイコキネシスと同様襷でないオオニューラをワンパンすることはできるし、こちらの裏のポケモンを通す上で邪魔になるポケモンを強引に倒す技として有効であった。

調整はかなりコロコロ変えていた。まずSに関してはミラーを意識して変えていった。グロチャレ直後はSをほぼ振っていないメガフラエッテも多かった(特に介護系)。しかし徐々にSラインが上がっていると感じたため、予選では最速イダイトウ抜きのフラエッテを意識してS146とした。予選以降はさらにSラインが上がり、準速あるいは最速クラスも増えてきたが、さすがに臆病にすると火力か耐久のどちらかが全然足りなくなることが想像できたので、Sチキンレースは諦めた。一方でイダイトウの上を取ることは最低限必要だと感じたので、S144は確保した。

火力に関しては、長い間C210で使用しダメージ感覚が身についていたので、予選ではそのまま使った。しかし、予選後に削ってもよいのではないかと考え、202まで落とした。特に問題はなかったので本番ではキリのいい198までさらに落とした。結果的には火力不足で負けた試合はなかったが、破滅の光でDに振っていないドドゲザンを倒せるかどうかで試合が決まる場面があったので(C198破滅の光がH32振りドドゲザンに75%乱数一発)、ちょっとヒヤヒヤした。

耐久、特に物理耐久に関しては、予選ではCSに寄せていたので薄めだった。特に、オオニューラを電磁波+サイコキネシスで倒すことを想定していたためあまりフェイタルクローのダメージは気にしていなかった(そもそも壁を張れば耐える)。一方でガブリアス+ファイアローorメガリザードンYのような選出に対しては耐久を確保しないと動かしにくいと感じていた。予選以降では毒突きをもったガブリアスや襷オオニューラの増加に伴って、耐久を伸ばして行動回数を確保することにした。破滅の光を打つことを考えるとH最大になるまでBをHに回した方が良かったような気もする。

このポケモンの技選択は本当に難しかった。どのポケモンを優先的に削るか、マジカルシャイン/ムーンフォースで落ちないからムーンフォース/破滅の光を押す必要があるのか、破滅の光の反動を受けた後の盤面を良しとするかどうか、など考えるべきことがとにかく多かった。

調整:

H:ぶっぱ

S:無振りガオガエン抜かれ

D:余り

天啓ポケ。フラエッテ、ブリジュラスに次いで実質3匹目のメガ枠。

瞑想フラエッテやからやぶカメックスへのカウンターとして採用したが、特にフラエッテに対しては瞑想型でなくても変身して強かった。こちらのフラエッテ+相手のフラエッテをコピーしたメタモン+両壁で、通りのいいフラエッテの耐久リソースを大量に確保してひたすら殴り続ける、というのがシンプルに強かった。

また、雨ブリジュラス構築に入っているメガフシギバナがこちらに刺さっているが、逆に相手にも刺さっていることも多く、壁を張りつつコピーすることで、シンプルな削り合いで有利に試合が進むことが多かった。

また相手の技構成を見て立ち回りを最適化できる場面も少なからずあった。例えば、相手のドドゲザンがアイアンヘッドを切っているのを見てこちらのフラエッテを自由に動かすなど。

持ち物は壁と組む以上襷は基本的に不要で、こだわりスカーフは扱いにくいので、消去法的に先制の爪になった。実際「同速(6割)勝てば勝ち」「爪発動すれば勝ち」の場面はごまんとあったので、これにより勝率はかなり上がっていると思う。

メタモンを使う上で注意すべき点として、かわりものでコピーできるのは対面の位置にいる相手のポケモンなので、相手のポケモンが1匹のみのときにそのポケモンの対面とは逆の位置に出してしまうと、かわりものが発動しない(その場合、相手のポケモンか味方のポケモンどちらかに変身を打つことになる)。また、SVではこちらのポケモンが2匹同時に倒れてラスト1匹のポケモンを場に出すときに左右どちらに出すかを選べたが、Championsでは強制的に左に出されてしまう。これらを考慮して立ち回る必要がある。この仕様を考慮すると、相手のポケモンより先に変身が打てるようにSを伸ばしておきたいが、ガオガエンの威嚇はかわりもの発動前に受けておきたいので、上の調整にしておいた。Dに振っているのは、コピーの標的となるフラエッテに対して先述のようにコピーできない状況を考慮しているためである。実際にこの調整が活きる試合はなかったが、いつか活きることがあってもおかしくはないと思う。


調整:

H:最大の偶数(怒りの前歯を受けてオボンのみを食べる)

S:追い風時最速イッカネズミ(179)抜き(最速アローラキュウコン(177)を意識しつつおまけ)

D:余り(11n)

諸説枠。メガリザードンYに対して天候の取り合いを有利にするために採用したが、フラエッテには厳しい立ち回りを要求され、リザードン+フラエッテの2メガ構築がだんだん主流になっていくうちに選出しにくくなった。

ただ、特性で雨を降らす+ブリジュラスでは倒しにくいヤバソチャに強い打点を持つというのは唯一無二の性能であった。

追い風+ブリジュラスの攻撃で相手のポケモンを倒した後、死に出しのメガリザードンYに不利をとる状況が困るので、技でも雨乞いを入れている。

また、対ガエンソチャエッテでは、ガオガエン+メガフラエッテのような初手が多い。ここを意識して手助けを採用し、イダイトウ+ペリッパーを初手に投げ、手助け雨ウェーブタックルで強引にフラエッテを倒しにいった。多くの場合はペリッパーに猫騙しを打ちながらウェーブタックルの反動
+ムーンフォースでイダイトウを倒しに来ることが多かったので、刺さる動きだった。


主な選出


基本選出

先発 クレッフィ+イダイトウorフラエッテ

後発 クレッフィ以外から2匹(ブリジュラスはほぼ投げる)

初手イダイトウの場合は、自分の後発のポケモン(特にブリジュラス)を通す上で邪魔になるポケモンを雨乞いウェーブタックルで強引に飛ばしに行くか、壁+クイックターンでブリジュラスを着地しながら持久力を発動させつつ良い盤面を作りに行く。

初手フラエッテの場合も同様に、クレッフィでサポートしながら、後発ポケモンを意識しながら打つ技と方向を考える。フラエッテに飛んでくる攻撃はブリジュラスが余裕を持って受けられることも多いので、ブリジュラスに引くことも多い。

選出は本当にフィーリングで選んでおり明確な基準は言語化できない。投げる頻度としては、以下の選出が明確に決まっている構築を除くと、
ブリジュラス>フラエッテ>イダイトウ~メタモン>ペリッパー
であったと思う。迷ったらブリジュラスは投げていた。


対ガエンヤバソチャエッテ

先発 クレッフィ+フラエッテ

後発 イダイトウ+メタモン

フラエッテ相手のガオガエンやヤバソチャ等を雑に削った後、瞑想を積んだフラエッテをコピーしたメタモンとイダイトウで全回収しに行く。


対ガエンヤバソチャエッテ(withギルガルド)

先発 イダイトウ+ペリッパー

後発 メタモン+フラエッテ

対瞑想フラエッテはメタモンをコピーする動きが強力だが、相手にギルガルドのようなフラエッテを切り返せるポケモンがいる場合押し切れないことも多いので、イダイトウ+手助けペリッパーで強引に破壊する。


対雨全般

先発 クレッフィ+フラエッテ

後発 ブリジュラス+メタモン(たまにイダイトウ)

前半はクレッフィで壁+電磁波を撒き散らしながら、フラエッテで相手を雑に削る。後半は相手のメガシンカポケモンや、エレクトロビームでCを上げたブリジュラスをコピーしつつ、こちらのブリジュラスもBやCを上げながら殴っていく。


対滅び

先発 クレッフィ+フラエッテ

後発 ブリジュラス+イダイトウ

or

先発 ペリッパー+イダイトウ

後発 ブリジュラス+メタモンorフラエッテ

上の選出では裏のブリジュラスイダイトウで裏から全回収を狙う。下の選出はデカヌチャン入りなどフラエッテの通りが悪そうなときに行い、初手からゲンガーやガオガエンを倒しに行く。


対トリル

先発 クレッフィ+フラエッテ

後発 ブリジュラス+メタモンorイダイトウorペリッパー

壁+雨乞いによってトリルは比較的枯らしやすいし、味方電磁波の選択肢もとれるので基本的に有利。

ただメガバクーダだけはかなり重い。



構築経緯

ここからはグローバルチャレンジからPJCS本番までの構築の変化経緯について記す。


グローバルチャレンジ

グロチャレ1~2週間前からヤミラミ+ブリジュラスの並びが流行り始め、試しに使ってみたところ、壁+(手動)雨+ブリジュラスの詰ませ性能が非常に高いと感じた。1匹で試合を終わらせるポケモンとそのサポートを軸とする構築を好む自分にとって好感触であった。

しかし、ヤミラミの数値が低いために、相手2匹の集中攻撃によって簡単に倒されてしまって十分な仕事ができず、安定した動きが出来ない(≒システマティックに勝てない)点が不満だった。そこで、同じく両壁+雨乞い+悪戯心を持ち、ヤミラミより耐性・数値が優秀なクレッフィに目を付けた。特に、弱点である地面・炎のうち、炎は手動雨乞いによってカバーできることと、フラエッテに明確に耐性を持つのが偉かった。

この時期はまだ、初手クレッフィ+ブリジュラスだけで適当に技を押してるだけで詰む相手も多く、なんとかブリジュラスを突破されても裏のイダイトウで全部回収できることが多かった(今思うとありえないが)。

相手のフラエッテが重いので、メガはこれに強いものを選びたいと思い、メガハッサムを選択。相手のブリジュラスの処理ルートが少なかったので、剣舞インファイト型にした。またオオニューラの処理を早めるためにダブルウィングを採用した。

次に、メガリザードンYに対し後投げから有利を取れるポケモンとしてオボンガブリアスを採用した。

最後に追い風要因が欲しかったため、ガブリアスと相性の良いファイアローを採用した。

クレッフィ・ブリジュラス・イダイトウの3匹に関してはかなり手ごたえがあったが、この3匹を軸として決めた時点でグロチャレまでもう数日しかなかった。正直構築の他のポケモンを詰める時間はなく、欠陥だらけだった(が、最低限勝てた)。

欠陥だらけの中で特に気になったのが、

・アローガブが思ったより弱い(突破力がない)

・フラエッテ+リザードンの2メガ構築にハッサムを投げても全く安定しない

であった。

結局クレッフィ・ブリジュラス・イダイトウ以外の3匹を振り出しに戻し、PJCS予選までにしっかり詰めようと考えた。


PJCS予選、ランクバトルM-1終盤

まず、改めてメガ枠を考えた。幅広い構築に出せて、かつ相手のブリジュラスを処理しやすく全体技も持つポケモンが欲しかったため、フラエッテを採用した。クレッフィが地面弱点であるが、地面タイプの代表格であるガブリアスを容易に処理できる点も採用理由である(当時ロゼルのみ持ちはほぼいなかった)。予選の時には、オオニューラのほとんどが襷ではなく白いハーブを持っており、ブリジュラスを通す上で邪魔なオオニューラをフラエッテのサイコキネシス(+クレッフィの電磁波)で倒すことでイージーウィンを取ることが出来た。また、このとき雨パにメガフシギバナを入れた構築が増えており、そこにもサイコキネシスが有効であった。その上、予選ではキラフロルに多く当たったため、結果的に環境にかなり噛み合う形になった。

次の課題が、瞑想フラエッテやからやぶカメックスを介護する積み構築であった。初手投げクレッフィを軸にする場合、その横のポケモンでしかダメージソースを確保できないが、ブリジュラスやイダイトウはヤバソチャに攻撃を吸われてしまうし、フラエッテは相手の瞑想フラエッテを削れない。カメックスについてはフラエッテで有利を取れそうな気もするが、カメックス側もそう単純ではなく、あまり勝率は良くなかった。

こういった構築には、クレッフィのようなあまり器用でないサポートポケモンを出さずに高火力を押し付ける方が崩しやすい、というのが一般論だろう。しかし、自分の地力不足ゆえに、クレッフィを出さない場合の選出と動かし方がまとまらず、クレッフィを選出しながら崩す方法を考えることにシフトした。それがメタモンであった。メタモンはクレッフィと相性が良く、本来コピーした相手のポケモンほとんどに対しHPで不利を取るが、それを壁によってカバーできる。また、大きな課題となる同速も、電磁波によって解決できることが多い。

メタモンはこの構築に欲しい要素をしっかりカバーしてくれたが、それ以上に役割を持つことができた。実際に使ってみたところ積み以外の構築にも意外と投げられることに気が付いた。特に、相手の瞑想のないフラエッテ(やサーナイト)などに対し、自分のフラエッテ+相手のフラエッテ+壁で実質3匹分のフラエッテを使えるのが強く、面白かった。また、メタモンは後発から投げるポケモンだが、相手の選出を予想しながらスイーパーとなれるポケモンを相手のポケモンから選んで、それをコピーしたメタモンを通すように盤面を整える、というような運用もでき、立ち回りの自由度が高かった。

最後に、クレッフィ+ブリジュラスでメガリザードンYに勝とうとすると(相手の隣のポケモンにもよるが)天候の取り合いがシビアであり、メガシンカしていないリザードンが場にいるだけでクレッフィが雨乞いを押さざるを得ないのが弱いと感じたので、そこに強いシステムを考えた。

結果的には、初手にクレッフィ+イダイトウ、裏にペリッパーを置き、イダイトウ側がクイックターンからペリッパー着地の構えを取ることで、クレッフィが未メガリザードンの前でも壁や電磁波を押す余裕を作った。また、リザードンとの天候の取り合いをさらに意識して技にも雨乞いを入れた。

こうして6匹の並びが完成した。この時点でかなり感触が良く、PJCS予選の前日にランクマレート2600(瞬間15位)まで上げることができたし、予選も9勝3敗と対戦数を残して突破することができた(運は良い寄りだった)。

当時ランクマでは初手クレッフィ以外は柔軟に選出していたが、予選以降では、
先発 クレッフィ+(イダイトウorフラエッテ)

後発 残り4匹から刺さっている2匹
の形がほとんどだった。

当然ランクマやグロチャレよりもレベルは高く、勝率は高かったものの楽に勝った試合は少なく、強気な選択が噛み合って勝った試合が多かった。特に、相手のガブリアス、フラエッテ、ニンフィアなどブリジュラスを通す上で邪魔になるポケモンを初手雨乞いウェーブタックルで強引に倒すことで有利をとる展開が多かった。一方で初手イダイトウが弱い構築(特に雨)に対しては、初手フラエッテで雑に削りを入れ、相手に通っているポケモンを見繕いながらメタモンでコピーしたり、シンプルにブリジュラスで打ち合って勝つ試合が多かった。

一方で、ペリッパーはリザードンに対しての勝率は高いが、フラエッテに対しては動かしにくく、ペリッパーよりフラエッテを優先的に選出して気合で頑張った。結局リザードンとフラエッテの2メガ構築に安定しないのが予選終了時の1つの課題であった。

ちなみに、予選でのメタモンとクレッフィのKPは1だった。

ランクマで2600に載せた後、予選前に練習で潜って1敗し、そのままシーズンM-1が終了した。

構築に自信があったので最終日に1桁目指して潜りたかったが、時間的余裕がなかった。

...というのは半分嘘で、シングルの順位が目も当てられないレベルだったのでシングルに浮気していた。


PJCSライブ大会まで

シーズンM-2開始後、序盤からランクマに潜りまくっていたが、襷オオニューラ・ロゼルガブリアス・エルフーンの増加など、予選の構築が向かい風を受ける形になった。これに伴い、ペリッパーやフラエッテ(メガシンカ)の枠について再検討した。ペリッパーの枠として、手動雨乞いによってリザードンに天候で有利を取れる・ガブリアス・オオニューラを主とする環境上位ポケモンに余裕を持って動けるポケモンを探した。具体的には、オニシズクモ・カメックス・メガジュペッタ・メガユキメノコ・メガピジョット・ミロカロスを試した。その中で、メガピジョットで2桁前半まで行けたので、アリかも?と考えた。冷静に今考えるとそんなわけがないのだが、何故かメガピジョットが刺さっている構築(主にリザY1メガ構築)ばかり当たって強いと勘違いし、弱さに気付くのに4, 5日かかった。

フラエッテの枠についても、相手のフラエッテに強いメガの方が良いかと考え、メガフシギバナ・メガエアームド・メガスコヴィランなどを試したが、やはり全体高火力特殊技というのは貴重であり、どれも上手くいかなかった。

実生活が忙しかったのもあって、微妙なポケモン達を試している内にエントリー締め切り当日になってしまった。結局予選時点での並びが一番マシだろうということで戻しながら、技と調整だけ少しいじって、練習もできず滑り込みでエントリー完了した。

PJCS前日に数戦ランクマに潜ったが、結局チャンピオン級にすら到達できないまま当日を迎えた。


PJCSライブ大会当日

結果 ××○×××× 1勝6敗

結果としては、構築を予選時点の並びに戻したのは正解であった。ランクマで当たっていたような変な個性的な構築は極めて少なく、グッドスタッフ的な構築ばかりだった。今思えば地力の高いプレイヤーばかりが集まるのだから当たり前ではある。自分は地力の不足を、環境メタの構築力で補うことで勝ってきた人間であり、この構築も(強くは意識していないが)その例に漏れない。そのため、地力で格上ばかりのPJCSの環境でも勝算は十分あったと考えている。

しかし、予選以来まともに練習できていない並びで突っ込んでしまったため、練度が圧倒的に足りていなかった。具体的には、予選ではできていた強気な行動が試合序盤に一切できずじわじわとアドを取られ、焦って一点読みを試みるももう遅い、そういう展開が多かった。試合後に振り返るとこのターンにこうしていれば読まずに有利展開を取れたのでは、という反省が無限に思いつく。構築単位でどうしようもないような相手はなかったので、構築自体は良かったと思っている。

また運にも全く恵まれず、電磁波外し・急所・極端な乱数で落とした試合があった。ただ、これがなくても4勝3敗(世界権利・トナメ進出)はギリギリだと思うので、何も文句はない。あんな杜撰なプレイングをしていたら運もついてこないよね、という気持ち。


反省と感想

反省としては、PJCS予選・本番のようなある程度レベルの高い大会に挑むにあたって、対戦相手のレベルも構築もまちまちなランクマでの成果を基準に使う構築を判断するのはあまり良くないと実感した。一度強いと思った構築や並びは一時的に勝てなくてもすぐに捨てず、ちゃんと練度を上げたり、立ち回りを開拓したり、構築の細部を練ったりするべきだと感じた。来年以降の大会期間は、ランクマで当たるピーキーな構築に勝てなくても、スタンダードな構築に勝てることを最優先した構築作りと練習を心掛けたい。

PJCSの感想としては、対戦BGMが最高に良かった。これに尽きる。スイスドロー1試合目は特に何も考えずに無音でプレイしていたが、試合終了後周りを見ると何人かイヤホンをつけてプレイした選手を見かけたので、確かにイヤホンつけた方が集中できるかもな~と思って2試合目からはイヤホンをつけてみた。そしたらあり得ないレベルの神BGMが聞こえてきて、一番好きなポケモンBGMが急に更新された。1勝4敗かました時点で気分がどん底だったが、このBGMをあと2試合聞けるということで何とかメンタルを保った(その後勝てたとは言ってない)。このBGMで緊張感のある対戦、という体験ができたのが本当にいい思い出になった。これがなかったら今年のPJCSはただのトラウマになっていたかもしれない...
(音ゲーマーなおかげで有線イヤホン持ち歩いててよかった~)

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。

来年から社会人なので、ポケモンをやる時間が確保できるかは分かりせんが、今年ライブ大会まで出場できたことで世界大会への熱意やダブルバトルへのモチベーションが高まったので、できるだけ頑張ろうと思います。特に来年までに構築力だけじゃなくて地力を上げたいです。


Special Thanks

構築や予選ボーダーの話に付き合ってくれた渚沙さん

BO3の練習に付き合ってくれたShun、ひょーさく

フラエッテと色イダイトウを貸してくれたラドゥン