
【MCS202606 最終324位 (R1783.982)】雨パで輝くタルップル
・タルップル好きなトレーナー、Craneです。MB環境になって相棒のタルップルと相性の良いラグラージが解禁されたため意気揚々と流行りの雨パで大会に乗り込んでみたらたまたま環境にドハマりしたのか無双し続けて、普段4桁にたどり着くのがやっとの自分が最高瞬間17位まで上り詰め、最終では残念ながらギリギリ残らなかったものの初めてランキングに名前を刻めて大喜びな結果になった。 その勢いでランクマでも勝てると思ってチャレンジしてみた所雨パ対策が進んでボコボコにされてしまい思ったような結果にはならず、この構築も世に出すのを躊躇するほど気落ちしてたが、友人にせっかく上位とれたのだから記念に出すと良いと言われたこと、それに世にあまりにもタルップルの参考資料が少ないのもあったので備忘録的な意味も込めて構築記事を残すことにした。


構築経緯
・MB環境初期に流行った雨パのペリラグブリの並び全てに有利をとれるメガライチュウYをタルップルで見れる強みを活かす所から始めた。ペリラグブリ+タルップル+補完メガを試行錯誤した所天候をかき変えてくる雨パの天敵Aキュウコン・メガリザードンYをメタれる岩技入りメガメタグロスが入り、当初はテンプレのサザングロス+ペリラグブリ+タルップルで戦っていたが竜3体があまりにも受け・攻め共にバランスが悪く雨パ以外の裏選出がまとまらなかったためタルップル以外の竜2体を下げて代わりに対イダイトウ・カイリュー・雨パのペリラグなどを見れるスカーフマスカーニャ、バシャーモ・ムクホーク・ミミッキュ・ルカリオ・クチートなどの積みアタッカー対策にてんねんラウドボーンを採用して完成した。
個体紹介
調整意図
HB…鉄壁1積みで陽気ガブリアスの逆鱗が最大6割→もう1積みで4割となり大半の物理抜群技を受けきれる
D…余り全て(高火力でない不一致の抜群程度なら受けきれる、臆病サザンドラのりゅうせいぐんで50%1確、Cが同じなため火力に振ってないブリジュラスのりゅうせいぐんなら回復で受けきれる)
メガライチュウ・メガラグラージメタという過去最高の役割を得た相棒
色々試したがこの型がタルップルのテンプレートでいいと思う。
水・電気・草を1/4で受けれてほぼほぼ無効にでき、大会内で使用率2位のあのメガライチュウYのでんじほうをなんと15%以下、殆どの場合最大火力のきあいだまでも40%以下に抑えられ麻痺も火傷もそこまで痛くないため安定した受け出しが出来た。
他にも雨パに来やすいスカーフマスカーニャのトリックフラワー、物理メガ2体にきつい水ロトムの鬼火を受けて積みの起点に。メガメタグロスの冷凍パンチを70%以下で受けて鉄壁が間に合ったり、対雨パでもメガラグラージの冷凍パンチを60%までのダメージで抑えてりんごさんで返り討ちにすることが出来、流行りの雨パのフォローにも対策にも使えて強かった。
起点を見つけて鉄壁もしくはど忘れを積んで要塞化出来れば理想的だが、弱点が多くからめ手にも弱いためサイクルを回すためのクッションと考えたり、大抵の攻撃を一撃は耐えるのでりんごさん→りゅうせいぐんで負荷をかけることを優先した短期的な運用も視野に入れるべきかもしれない。
氷・竜・妖などどうしても無理な相手はメタグロスに受けてもらうこともあり、あちらの弱点の地・炎をこちらで受けれることもあって良い補完になっていたのかもしれない。
普段は何とか役割を持てそうな相手に無理してねじ込むことの多いタルップルだが、この大会では明確に役割を持てる相手が多くたくさん選出出来て活躍してくれて楽しかった。特に300位・2桁昇格戦と瞬間最高記録の17位をタルップルの活躍で勝利できたのはマイナー使いとして感無量だった。総じてタルップルにとってはこれ以上ない理想的な環境で、世に出てきてからの7年間で一番の活躍と成績だったと言えるだろう。その後のランクマではライチュウやラグラージが激減しキュウコンとサザングロスが大量発生していたのもあって殆ど出すことも出来なくなっていったのが残念だった。
調整意図
基本的ないじっぱりAS
雨さえ通れば最強の無双エース、雨さえあれば
実際の戦闘より選出圧で活躍したフラエッテみたいなポジション。
ちゃんと雨展開さえ通れば多少の無茶も通って強かったが、リザードン・キュウコン・カバルドンなどどのパーティーにも一人は天候要員がいてその対策を同じメガ枠のメタグロスにほぼ任せていたため余計に出す機会が減ってしまっていた。受けに関しても弱点の草技だけでなく雨で強化された水技・裏にかなり一貫してしまっているフリーズドライが厳しくつらいことが多々あった。
しかし相手の対策が一つだけなら却って選出を絞りやすく、対応できる3体目+雨セット2体の組み合わせでゴリ押しも出来たり交代先へのウェーブタックルは半減でもサイクルを破壊できるほどの火力がありちゃんと使いどころとしっかりした引き先さえあれば今のガンメタ環境でも十分活躍できるポテンシャルがあると感じた。サイクルを回すためならクイックターンは必要たが、壁とセットなら自分で雨ごいする型も選出しやすくなって良いかもしれない。
調整意図
ガブリアスの逆鱗2耐えを意識したHB
火力がもう少し欲しかった雨要員
天候をかき変える相手がいると死なせられないけどダメージレースに参加できずサイクル戦で不利になりがちだった。よく天候を変えられて8ターンも雨が持つことが少なかったためタスキや火力アップアイテムを持たせてC特化にして相手の交代先に負荷をかけられるようになってた方が良かったかもしれない。
相手に読まれやすいので初手出しはあまりせず、受け出しで物理技を一度受けてからとんぼでラグラージやメタグロスなどのエースにつないでいたが、ペリッパーからも攻撃しないと実質3対2になっていて、自分の使い方が下手だったせいでちゃんと活躍されられなくて申し訳なかった。
調整意図
物理受け特化のHBで鬼火込みでガブリアスを対面で受けきれる
物理・積みエースを止めてくれる優秀な受け役
雨展開が出来ないときのバシャーモ、トリル展開やふいうちが怖いクチートなどを抑えるのに必要だった。
その他ガブリアスやメタグロスといった弱点を突いてくる相手でも物理なら鬼火による火傷とオボン込みでの回復で大体は受けきることが出来た。特性のてんねんによってまだまだ数の多かったムクホークを始めとした積みポケモンの格闘技を避けつつ無力化していける利点もあった。
しかし特殊方面、特に一緒に選出することの多いメタグロスと弱点の被っている悪・地面技が辛くサザンドラがすごく重かった。このパーティでアーマーガアを安定して突破できるのがラウドボーンしかいなかったのでてんねんでりゅうせいぐんも受けきれない特殊竜とサイクルを回されるとどうしようもない欠点があり、強いけど構築に反省点があるポジションでもあった。
調整意図
メタグロス対面を意識して最速
雨パメタを悉く返り討ちにする裏エース
ペリッパーを狩るために出てくるキュウコンやリザYを返り討ちにしてきた初手選出率1位ポケ
特にパーティー単位で弱く見えるようにしているリザードンをメガ枠で初手に出しやすくして耐久調整しやすい雷パンチでなく岩技の岩石封じで確実に葬ることでいきなりメガなしの3対2の状態にすることが出来ることが多く、このパーティの躍進の最大の鍵だったと思う。
次に相手にすることの多かったAキュウコンはメガ無しでも後から受け出ししてからサイコファングで壁を消せたのでペリラグ+素メタグロスの選出で対応できたのが強かった。
鋼技枠をよく交代で出てくるサザンドラ等悪タイプにも強く出れるようバレットパンチでなくアイアンヘッドにしていたが、後から考えるとブリジュラス用の地震と合わせて鉄壁ボディプレでも良かったかもしれない。
調整意図
雨すいすいラグラージ、からやぶカメックス・ガメノデス抜きのため最速
速さが正義な便利屋
イダイトウを倒せるスカーフ役で、カイリューのマルスケも貫通できる役割を求めて採用した。
現環境で最速と言えるスカーフ型で不利対面はとんぼで交代できるためペリッパーより初手要員として使うことが多かった。戦う相手としても大会時多かった雨パに対してペリッパー対応の雷パンチと雨でも上から一撃でラグラージを倒せるトリックフラワーのかみ合わせが良く対応力は高かった。
半面ブリジュラスを始めとした苦手な相手には打点が足りず、ラウドボーン・メタグロスから受け出しでガブリアス・サザンドラ等を相手にする必要のある場面が多くサイクルを回すには耐久力の少なさとスカーフの技選択の限定が厳しいことがあった。
選出と立ち回り
・基本的に相手のパーティーを見て雨選出が通りそうかどうかで判断する。
表選出
ペリッパー+メガラグラージ+補完枠
裏選出
メガメタグロス+ラウドボーン+マスカーニャ
相手の雨対策要員に合わせて
・メガリザードンY→メガメタグロス
・Aキュウコン・バイバニラ→メタグロス(メガ無しも可)
・メガライチュウ・マスカーニャ→タルップル
・カバルドン→マスカーニャ
立ち回りについて
・相手はペリッパーからの雨選出を強く意識せざるを得ないので誘導された初手選出に強いポケモンを出して対面有利を取っていく。特にメタグロスvsリザードンの対面は相手が有利と思い込むため引かれにくく積極的に狙っていきたい。ライチュウに対してのタルップルは相手の知識不足もあって受けきられるのに突っ込んで来やすかったのでりんごさんで負荷をかけたり後ろを見るために鉄壁を積みやすかったりでありがたかった。
特定のポケモンを受けやすいタルップル・ラウドボーンは相手の交代を誘いやすく、その隙に鉄壁・鬼火などで崩されにくい体制を構築してりんごさん・フレアソングで削りを入れられるとかなり強く上位帯でも通用する戦法だった。
重いポケモン・並び
・アーマーガア+ラウドボーン受け(ドラミドロ・サザンドラ・アシレーヌなど)
アーマーガアを対処できるのがラウドボーンしかいない+ラウドボーンに引き先に負荷をかけれる火力が出ないかつとんぼ返りのような交代技がないのが理由でサイクル戦に勝てず永遠に受け出しされて勝てない。一応雨選出が通ると全てをラグラージで粉砕できたりするが、大抵のパーティーに追加でキュウコンなどがいるので対策にメタグロスを連れて行かざるを得ず、雨展開の2体を連れていけなくなっていた。
・サザングロス+天候要員(キュウコン・カバルドン)
天候を変えてくるのでメタグロスを中心にした裏選出で行きたいが、サザンドラが重くなってサイクルが不利になりがちだった。サザングロスには雨ラグラージを通せればまず勝てるのでペリラグ+天候要員対策(メタグロス・マスカーニャ)で何とか回して有利を取りたい。
・起点作成ブリジュラス
物理に偏っているパーティーかつ特殊ポケモンとの相性がかなり悪いためメタグロスかラグラージの地震で倒すしかなく、マスカーニャのトリプルアクセルやとんぼも打ちづらくしており中々突破出来ない相手だった。ステロに吠えるまでされたら倒すころにはパーティーが半壊もよくあった。
・オニシズクモ
高い耐久・火力に素早さを下げてくるねばねばネットがこのパーティに刺さりすぎた。
あとがき
・次から大会で結果を出した構築は出し惜しみせずすぐ自慢するべきだと反省した…。
人生初の最終3桁&瞬間2桁に興奮しすぎてランクマでもいけると構築を見直さずにトレンドの変化に対応しないまま突っ込んで大ダメージを受けてしまいしばらく立ち上がれなくなってしまった。
それでもおそらく今までどのタルップル使いでもたどり着かなかった領域に一時の環境の良さがあったとはいえ自分が初めてたどり着いただろうということで、これから好きなマイナーポケモンで頑張ろうという人にある意味希望を持たせられるような結果ではあった。いつも眺めるだけだったバトルデータのランキングに自分の名前が一時でも乗っているのを見た時の感動は忘れることはないだろう。
最後にいつの日か自分もしくはこの記事を見てくれた人が、大会やランクマで最終300位以内に入ってチャンピオンのタルップルだと胸を張って言えるようになる日が来ることを願ってます。

みんなも良かったらタルップル使ってみてね!