
【M1-272位】月火ゲンガーブラッキー
始めに
初めまして、あるです。
シーズンM-1で目標にしていたチャンピオン級を達成した並びの紹介になります。
コンセプト
ガブリアス・ブラッキー・メガゲンガーの組み合わせの力で戦う
構築経緯
メガシンカのある対戦に触れたことがなく、その中でも特に過去に活躍していたメガゲンガーに憧れがありました。実際にメガゲンガーと共に対戦してみると、いくつかの問題点があることに気付いたので、その点を埋め合わせる形に調整した並びを組むことにしました。
まず、環境での採用率が高い地面技への対応を考えました。飛行タイプや特性が浮遊のポケモンに交代して無効化することで対策しようとしましたが、ステルスロックを使用することが多い地面タイプに対してサイクル戦を仕掛けるだけでは安定しないと分かりました。また、ゲンガーは地面技以外にも耐えない攻撃が多く、殆どの試合で地面技を意識して浮いているポケモンを選出するということが窮屈になると判断しました。
そこで、地面技の大半を占める地震という技の性質を考えたところ、遅いポケモンが使う物理技という点から、ゲンガーで鬼火を当てることができれば展開が有利になると気付きました。
次に、ゲンガーの弱点になるゴースト技や悪技に加え、ガブリアスを見ることができるブラッキーを採用しました。また、カバルドンの処理ルートを増やすために毒々を入れた技構成にしました。
このブラッキーの強い動かし方を考え、ガブリアスを採用しました。ステルスロックと欠伸の相性が良いことはもちろん、ブラッキーが一方的に不利な身代わり持ちのブリジュラスの上から地震で攻撃できる点が優秀に感じました。持ち物はステルスロックを安全に撒きやすく、素早さに振る余裕を作れる気合いの襷を選びました。
次に、絶対に並びに入れたいポケモンとして考えていたブリジュラスを採用しました。型が非常に多く、特に持久力型は存在するだけで相手の自由な技選択を妨害する期待もできます。食べ残しをブラッキーが持っているので型には悩みましたが、持久力の発動から広範囲と高火力で制圧するブリジュラス最大の強みを持つ、持久力かつ白いハーブの型で採用しました。
最後に、ここまでの4匹で重いミミロップやクエスパトラ、ミミッキュやハッサムを意識しつつ、選出時のバランスを歪めにくいポケモンとしてアシレーヌとギャラドスを採用しました。
個体紹介
ゲンガー@ゲンガナイト
HB-A32↑ミミロップの猫騙し+トリプルアクセルを94.6%耐え
HD-C32↑メガカイリューの流星群を93.7%耐え
S-最速メガルカリオ抜き
C-余り
当たる鬼火が非常に強力でした。相手の攻撃力を削ぎ落としながら祟り目の威力を上げることはもにろん、痛み分けでの体力管理の難易度も大きく低下します。特に、高耐久のポケモンに対して影踏みで捕まえながら鬼火→痛み分け→祟り目と突破する動きが有効でした。また、相手依存とはいえ、回復手段を持つことでHPが少ない状況から低火力のポケモンを起点に蘇生することができます。
鬼火を外すことも少なく、毎試合結果を安定して出すエースに相応しい期待通りの活躍をしてくれました。
素早さを170まで落として火力や耐久力を上げた調整も使用しましたが、最終日の前日にルカリオと一定数はマッチングしたので、過剰と感じつつ調整で使用しました。結果的にルカリオとマッチングすることが少なかったこと、メガトンキックやギガインパクトを持ったミミロップが増えたこと、特殊技にして全体的に数値が足りない傾向にあったことから、耐久方面を伸ばすべきだったように感じます。
ブラッキー@食べ残し
HB-特化
D-余り
ゲンガーの相棒として高い頻度で選出しました。守るを活かした願い事型の使用感も良かったものの、カバルドンで詰むリスクを考慮し毒々を使用することにしました。欠伸と毒々を両採用する以上は守るを入れることができないので、回復技には月の光を選択しました。
素早さに下降補正を掛けることで、相手のアーマーガアの蜻蛉返りに対してリスクを付けることができました。ゲンガーに崩しを完全に依存することがなく使いやすかったです。
ゲンガーの制圧能力を信用していたので特性はマジックミラーに強いシンクロではなく安心感のある精神力を採用しました。
ガブリアス@気合いの襷
S-最速
A-振り切り
B-余り
シンプルな気合いの襷型が使いやすく、この並びともよく合いました。行動保証を持つことでゲンガーとブラッキーに安易に交代しない選択肢を作ることができます。他には欠伸の後に気合いの襷を盾にガブリアスを強引に着地することで択を拒否する動きなど、プレイング次第で誤魔化しの精度をさらに高めるポテンシャルがあるように感じました。
サイクルを意識した選出でも適宜対面的な立ち回りを行うことで、負け筋を減らすことができました。
地震とステルスロック以外の技スペースには、今回はスケイルショットと剣の舞を採用しました。ステルスロック→欠伸とは逆に、欠伸→剣の舞と一気に制圧する動きが強いと感じましたが、実際にこの場面が訪れることはありませんでした。同様にスケイルショットも選択する頻度は高くありませんでしたが、選択した際は命中回数が多く、当たるスケイルショットの決定力はとても高かったです。
鮫肌込みのリーチの長さを意識して攻撃に補正を掛ける案もありましたが、フラエッテに上から動かれることが多く、対面的に動くために最終的には使用しませんでした。
ブリジュラス@白いハーブ
H-16n-1
HD-C32↑ブリジュラスの流星群を93.7%耐え
S-準速60族抜き抜き
C-余り
ブリジュラス枠として採用しました。軸の3匹と比べると選出率は大きく下がりますが、採用理由としていた持久力を絡めた崩しに繋げる高火力な流星群での崩しや、刺さらない交代読みの誘発など、比較的目に見える形で勝利に貢献してくれました。
火力のあるブリジュラスの身代わりはカバルドンの欠伸に対して簡単にはテンポを取らせず、非常に強力でした。
アシレーヌ@オボンの実
HB-特化
D-余り
S-滅びの歌で後攻から滅ぶために下降補正
補完枠として採用しましたが、役割対象とマッチングする機会が多く選出機会は少なくありませんでした。
元々は波乗りではなくクイックターンを覚えさせていましたが、ゲンガーと組み合わせることが多く、カバルドンやキラフロルへの削りを意識して波乗りに変更しました。滅びの歌はもちろん、水技とフェアリー技の一貫性も高く、役割対象以外に対してもある程度は戦うことができました。
数的有利な状況ではこのポケモンがいると安心感がありました。
ギャラドス@ギャラドスナイト
S-最速
A-振り切り
H,B-余り
選出回数は最も少なく片手で数えられる程度で勝率も低めでしたが、ここまでの5匹では処理ルートが限られるポケモンに対して一定程度の強さを持つため、バランスを改善できた点からこの枠をギャラドスにしたことは間違いではなかったと思います。
通常ギャラドスも検討しましたが、持たせたい持ち物がなかったのでメガストーンを使用しました。
要点
シナジーの追求
単体で強いポケモンを使うことに終始せず、特にゲンガー・ブラッキー・ガブリアスの3匹の型は並びに意味を持たせながら役割を分散させることを意識しました。実際に全ての技が機能することが多く使いやすい構築ができました。
選出
選出率…ゲンガー>ブラッキー>ガブリアス>アシレーヌ>ブリジュラス>ギャラドス
基本選出…ゲンガー・ブラッキー・ガブリアス
初手はゲンガーとガブリアスから崩しとして適切な方を選択します。対面処理の後にブラッキーで詰めることが多いです。
VSミミロップ…ゲンガー・ブラッキー・アシレーヌ
鬼火と欠伸を用いて流しながらサイクル戦を仕掛けます。持久戦の中でメガゲンガーの痛み分けで完封できるポケモンを影踏みで捕まえて崩すことが多かったです。ブリジュラスの存在感もあり、メガトンキックでゲンガーとアシレーヌが即死することは少なかったです。
VSクエスパトラ…ゲンガー・ブラッキー・アシレー
ブラッキーを盾に決定力の高いメガゲンガーで崩した後に滅びの歌で詰める動きに再現性があり強力でした。
VSスターミー…ゲンガー・ブラッキー・ブリジュラス
選出の3匹がスターミーに強くありつつ崩しの要素を持っていたため、受け攻め構築には安定感を持ちながら戦うことができました。
その他…ブリジュラスまたはギャラドスの通りが良いミミッキュ入りの相手に対しては片方を選出します。ブリジュラスを選ぶことが多かったです。
課題
ゲンガー…速いメガゲンガーの上から攻撃できるポケモンがいないので、苦しい勝負になることが殆どでした。
ミミッキュ…基本選出に対して刺さりが良い以上はどうしても重くなることが多かったです。
ヒスイダイケンキ…持ち物と技選択次第で勝率が大きく変化します。展開次第では誤魔化すことができますが、一方的に負けることも多いです。
結果
TN藍二乘 / 272位

終わりに
シーズンM-1お疲れ様でした。
目標にしていたチャンピオン級を達成できて素直に嬉しい気持ちと同時に、自身のプレイングミスや順当負けが原因で2600チャレンジを複数回失敗するなど、思うようにレートは上がらず、最上位プレイヤーとの間にある壁を感じ、節目のレートを達成したこともあり保存を選択しました。
今回保存したこと自体に後悔はありませんが、チャンピオン級を確実に達成するために保存しなくてはならないという事実には悔しさがあります。
次の機会があれば、最後まで潜り続けた結果として目標順位を達成したいです。
使用TN: