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【シングルM-3】迷走マフォクチート【R2010】

○構築経緯

前期からレギュレーションが変わり、環境の様相も大きく変化した。

MB環境序盤~中盤においてよく見られた構築として、

・サザングロス

・アロキュウ、ロンゲなどの壁展開

・ペリラグブリの雨展開

・ドラミアマガサイクル

・上記以外の新規メガ勢(主にライチュウ、ムクホーク)

・上記の多くに有利が取れるマフォクシー

などが挙げられる。

特に「サザングロス」と「マフォクシー」は今後更に増えていくと感じた。

そこで、これらに強いメガゲッコウガをエースおよびスイーパーとして採用。

ゲッコウガをサポートする一般枠については、

・壁によりゲッコウガの低耐久をカバーできる

・撒きものによりゲッコウガの足りない火力をカバーできる

・サイコファングにゲッコウガを合わせれば壁を守れる

ことから、有名なアロキュウ+ガブリアスが相性良好と感じたためこの3体をひとまず軸とした。

ゲッコウガはタイプ受けサイクルには強いが数値受けには何もできないので、もう1体のメガ枠には数値受けを崩せる積みエースが欲しいと考えメガバシャーモを採用。

残りの枠は雰囲気で

・ミミッキュと壁構築に強そうな瓦割り採用ハッサム

・バシャやムクホにストップをかけられるラウドボーン

を採用して一旦完成とした。


……が、やはりゲッコウガの火力の低さがどうしても頼りにならず再検討することに。

アロキュウガブで盤面を整えながら高速アタッカーを通すプランは通用すると感じていたため、同様の役割を担えより火力の高いメガマフォクシーに変更。この場合メガバシャとタイプ被りが気になったため積みエース枠をメガクチートに変更。

ゲッコウガと比較した場合のマフォクシーの明確な弱みは「先制技への耐性」である。

現環境でよく見る先制技は主にアクジェ、不意打ち、影打ち、バレパンの4つだが、ゲッコウガは全てに耐性を持つのに対しマフォクシーはバレパン以外の3つが弱点であり上からの縛りを受けやすい。一方でこれは「炎・エスパー」と「水・悪」の相性補完の良さも示している。そこで、マフォクシーの弱点を補完する一般枠としてヒスイダイケンキを採用した。

残り1枠はここまでで重いミミッキュをしっかり受けられる必要があると感じ、クチートを選出した際の相性補完の良さも評価しギャラドスを採用した。


これ以降構築が安定せず、最後の最後まで中身を取っ替え引っ替えしながら潜っていた。

「マフォクシー」「クチート」「ガブリアス」は強さを実感していたので抜けることはなかったが、残り3枠は試行錯誤の繰り返しだった。

・ヒスイダイケンキ→マスカーニャ

千重波の体感命中率98%(一度しか外した記憶がない)という賢すぎるポケモンだったが、それでも重要な局面での外しに怯えてしまうのが心臓に悪かった(いつか確率収束して外しまくりそううという恐怖)。また、最速にしても準速サザンと同速というのがもどかしく、上から安心して聖剣を押すことができなかった。

そこで、ヒスイダイケンキと同様に水、悪、ゴーストへの耐性を持ち、サザンを上から確実に叩けるマスカーニャに変更した。感触は良かったが、ブリジュラスが重くなったのが懸念点であった。

・アローラキュウコン→試行錯誤するも最終的に変更なし

⇒時間が経つにつれ壁対策が当然のものとなり、いつでも出せていつでも活躍するポケモンでは無くなっていった。ただ、他のポケモンに変えてみてもイマイチしっくり来ず、気づいたらレートが100近く溶けていたので結局アロキュウに戻した。

・ギャラドス→ブリジュラス

元々クチートとの相性の良さから選んだポケモンだが、やはりメインであるマフォクシーと合わせて出せる方がいいと感じた。ギャラのままだとマフォと合わせた時にとにかくステロが重くなるのが問題だった。そこで、ミミッキュへの一定の強さを持ちながらマフォとも合わせやすい物理受けとしてブリジュラスを採用した。

○個体紹介

・マフォクシー

S:最速130抜き

HB:陽気ガブの逆鱗耐え

残りC

本構築のエース。現環境に刺さりが良い相手が多く、「如何にしてマフォクシーを通すか」を常に意識しながらプレイした。

HP管理がかなりシビアかつ重要であり、特にステロ+先制技やスカーフの組み合わせによって縛られやすいという欠点があるが、アロキュウの壁展開と身代わりを駆使することでそれらをカバーした。特に不意打ち持ちに対する身代わりは非常に通りが良かった。

サイコキネシスの枠はサイコショックと選択だが、終盤はドラミアマガとめっきり遭遇しなくなったため純粋な火力を求めてサイコキネシスを選択した。

相手に特殊に対する数値受けさえいなければ動いた回数だけ相手を崩していくのが爽快だった。

・クチート

A:特化

S:無振りアマガ抜き

残りH

破壊神。マフォクシーを通せそうにない構築(特に受け寄りのサイクル)に対して選出した。

自分は3DS時代は非対戦勢だったため初めてメガクチートに触れたが、噂通りの超火力で耐久ポケモンを飛ばしていく様があまりにも楽しかった。HPバーの減るスピードが速すぎて面白い。

特に驚いたのがじゃれや不意打ちの火力よりも雷パンチの火力だった。事前に耳にしていたメガクチートの評価は「(じゃれを外さなければ)最強」「(不意打ち択に勝てるなら)最強」などのように、「強いけど安定性には欠ける」が共通見解となっていた。しかし、いざ使ってみると「あれ?これじゃれに頼らなくても雷パンチで十分足りるんじゃないの?」といった場面が想像以上に多かった。不一致威力75を撃ってるとは思えない火力が出る。計算したら特化マンムーのつらら落としとほぼ同じ火力指数だった。強すぎる……。

もちろんじゃれや不意打ちを押さねばならない場面も多々あるが、脳死でこれらを選ぶのではなく安定技の火力もしっかり把握しておくことがメガクチートを強く使う上で重要だと感じた。

・マスカーニャ

A:特化

S:ガブ抜き

余りB

前シーズンに引き続き困っているところに刺さってくれる猫ちゃん。氷技はアロキュウが持っていること、ブリジュラスに少しでも仕事をしたいことからトリアクは切って叩きを採用した。雷パンチの枠はサザンをワンパン、グロスもあわよくば中乱2発で落とせるけたぐりでも使っていた。

期待通りの活躍をしてくれるので使用率の高さも納得。

・アローラキュウコン

HS:特化

余りB

壁展開はもちろんのこと、氷打点やアンコによる妨害も担える便利屋。過労死枠……と言いたいところだが終盤になるにつれ選出率は下がっていった。それでも選出できる試合は一定数存在し、選出した際にはちゃんと活躍してくれた。上述した通り一時的に抜いた時期はあったものの、却って勝率が下がったので最後には戻ってきた。

もう少し耐久が欲しい場面もあったが、初手ゲッコウガが流行していたことから準速ゲッコウガはちゃんと抜いておきたかったのでガッツリS振り。

少しでも生存性を上げるため痛み分けを採用したが、ミストフィールド、吹雪、悪巧みなども検討の余地あり。

・ガブリアス

S:岩封後最速ミミロップ抜き

残りHB

ステまきカブのまきを岩封にしてSに割いたやつ。数値の高さがシンプルに強く、たまにマフォクシーやクチートが出るまでもなくアロキュウとガブだけで破壊する試合もあった。ずっと強いなあ強いなあって言いながら使ってた。

・ブリジュラス

C:HBガブを龍星群でワンパン

残りHDベースとSに少し

終盤ギリギリで入ってきた枠。なので選出回数はそこまで多くないが、出した試合はブリジュラスのおかげで勝ちを拾えたのでやっぱりこいつは強い。ミミッキュとアロキュウが増えたためMAで使っていた型から10万→ラスカに変更した。

○選出

・アロキュウ+ガブorマスカorブリ+メガ枠

アロキュウの壁展開が必要な時。グロス入りに出す場合は、なるべくサイコファングを切れるようマスカを選びたい。

・マスカ+ガブorブリ+メガ枠

アロキュウを出しにくい、または壁があまり必要ない場合(受け構築など)

〇結果

7/4時点で上記のレートに到達。この土日は某スクールアイドルコンテンツのライブのため地方から遠征しており、新幹線やビジホの中でコツコツ戦っていた。ここからさらに伸ばしていく時間も自信も無かったためここで撤退。次シーズンはしっかり納得のいく構築を早期に見つけ練度を上げていきたい。