M-Aシングル 構築作成の基本思考 メモ
思考の前提
プールの狭さから、構築をどう組んでも完璧になることはないし、選出や試合の中で択から逃れることが難しい。
正確に言うと択から逃げること自体はできるが、厳しい構築に勝率を0%にすることになる。
現環境で択から逃げる方法が自分側の選択肢を減らすこと(受けループ、一方通行の展開構築)しか存在しないから。自分側の選択肢を減らせば当然対応範囲は狭くなる。
自分側の選択肢を増やす(=スタンに近付ける)程対応範囲は広がるが、択にはなる。
が、択から逃げることは自分のポケモン対戦の目的ではない。あくまで目的は勝つことである。
だから、択から逃げようとしてる構築にはマジレスしながら、スタンミラーで有利な択をすることが勝つ上で大事だと仮定した。あくまで全対応ではなく、「有利な択を押し付ける」ことで勝率向上を目指す。
そのためにはまず最低限として、「相手にも選出択だと思ってもらえる構築」でなければならない。
そのためには、必要な要素(≒タイプ)を揃えながら強いポケモンで並びを固めることがまず必要であると考えた。
要素を揃えた後に、後から中身を詰めていく形の方がわかりやすい。
構築に必要だと考える要素(全てが必須とは言わないが、可能な限り組み込むのが望ましい)
1.ドラゴン→高数値+技の強さ、メガリザードンYへの強さ
2.ゴースト→格闘無効によるメガルカリオへの強さ、一貫性の高さ
3.地面→ギルガルド、ブリジュラス、キラフロルへの強さ、ステルスロック+@の崩し性能の高さ、一貫性の高さ
4.飛行→地面の一貫切り(特に、スカーフガブリアス)
5.毒→アシレーヌ、その他フェアリー(メガフラエッテ、メガピクシー)への打点確保、毒菱への強さ
6.水→カバルドンへの打点確保、カバルドン+キラフロルへの一貫打点
7.草→カバルドンへの打点確保、水(アシレーヌ、イダイトウ、メガカメックス、メガスターミー、メガギャラドス)への強さ
8.悪→ゴースト(イダイトウ、メガゲンガー)、エスパー(メガスターミー、メガマフォクシー、クエスパトラ)への強さ
9.炎→アーマーガア、ハッサムへの打点確保
10.鋼→フェアリー(メガフラエッテ、メガピクシー)、毒(キラフロル、メガゲンガー)への強さ、耐性によるスカーフへの強さ
11.フェアリー→ドラゴン(ガブリアス、サザンドラ、メガカイリュー)、悪(マスカーニャ、サザンドラ、ヒスイダイケンキ)への強さ
12.ブリジュラス→最強すぎて存在するだけで「相手に安定して対応させない」強さ
(自分が安定して相手に全対応することがとても難しい環境であるため、「自分の安定を作る」よりも、「相手の不安定を作る」性能が飛び抜けて高いことがかなり重宝すると考えている)
問題点
↑の「構築に必要だと考える要素」に1~12で番号を振っているが、これを仮に全て取り込む前提で構築の並びだけを考えてみる。補足として、ブリジュラスは「ドラゴン」「鋼」の要素は満たさないものとしている。(部分的に満たしているものもあるが、フェアリー、メガリザードンYへの強さ等ドラゴンや鋼に求める強さを完璧には満たさないため)
ブリジュラス@5から考えるものとして、@5でブリジュラスを除く11の要素(=タイプ)を採用しなければならない。違和感に気付いただろうか?
1匹のポケモンが持てるタイプは2つであり、特性を考慮しない場合5匹だとどう組んでも10タイプしか採用ができない。これを最低限のパワーがあるポケモンでタイプ被りなく、その他様々な要素まで考慮しながら埋めることは基本的に難しく、現実的には2~3つ程の要素は拾い切ることができない。
↓は自分がシーズンM-1で実際にこの要素を拾うことを意識しながら組んだ構築だが、「毒」「水」が拾い切れていない。「毒」がいないことで困ることは構築構造上そこまで多くはなかった(とはいえ、メガフラエッテとメガピクシー入りにギルガルド@2が確定するのがやや窮屈ではあった)ものの、「水」がいないせいでカバルドンに対しての打点が不足することがかなりあり、特にカバルドン+キラフロルにはかなり厳しい勝負を強いられていた。

というように、環境的に構築に採用したい要素を構築のリソース不足で採用し切れないことが多々あり、結果それが順当に構築の穴になりやすいという印象がある。これとどう向き合うかは、その構築毎に考えてあげる必要性がある。(環境的に少ないものとして切るor中身の工夫で弱点を埋める)
引き分けとの向き合い方
また、上記の問題点とは別に、「高耐久に詰まされることによる引き分けの発生とどう向き合うか」についても考えなければならない。基本的には「突破できる範囲を増やしつつ、無理な場合に負けずに引き分ける」ことを目指すのが望ましく、それを満たすためにはまず「特殊メガで固める(物理メガを極力使わない)」ことが必要だと考える。
理由は簡単で、強い高耐久ポケモン(様々なポケモンが存在するが、ここではブリジュラス、アーマーガア、カバルドン、ブラッキーの4匹と定義する)の内、ブラッキー以外は特殊耐久よりも物理耐久の方が硬い上に、持久力+イカサマorドラゴンテール、鉄壁orビルドアップ、欠伸+鈍いor吹き飛ばし、イカサマ+欠伸というように物理の積みに対しても抵抗手段があるポケモンがほとんどであるからである。