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【M-3シングル レート2000達成】高圧洗浄煉獄メガスターミー

【はじめに】

はじめまして、エースと申します。M-3シングルにてレート2000を達成した構築を紹介します。構築記事を書くのは初めてですが書きたいことは山ほどあるので頑張って書きます!

おそらくありえないほど長くなるので、お急ぎの方は適宜飛ばしちゃってください。

…やっぱり全部読んでほしいなぁ

TN エース

最終最高2014.243 14529位

【自己紹介】

まずは軽く自己紹介を。

ポケモン対戦を始めたのは剣盾で、当時は公式大会「レジェンドオブラウンド」、「ジムチャレンジ」のジュニアカテゴリにてそれぞれ最終8位、3位を達成したことがあります。その後SVではちょくちょく触りつつもほぼ引退状態で、ポケモンチャンピオンズから復帰しました。

当時から4桁をウロウロする順位帯でランクマッチに潜っており、プレイ人口を考えると今回の結果くらいが適正レートなのかなと思ったりも。

【構築経緯(クソ長)】

構築経緯という名の今シーズンの歩みをまとめたものです。

6月マンスリーチャレンジから最終日直前まではずっと対面構築を握っていました。

この構築で記事を書くかは非常に悩んでいます。おそらくレートの最終2000よりもマンチャレ最終(ほぼ)1700の方がすごいんですが、この構築をベースに最終日に向けて調整したところ驚くほど勝てませんでした。基本的に上3体だけで選出率が100%近く占めていたのですが、皆さんお気づきの通りゲッコウガの水手裏剣の当たり所が悪いだけで容易に3タテされます笑

この記事が好評でしたら書くかもしれません。

「非襷の高火力行動保障持ち+初手の狩り残しから1.5体持っていけるメガ+襷」のフォーマットは普遍的に強い対面構築の動きだと感じ、その後最終日まではこの方向性を残しつつ並びを変えていきました。

この並びでも2000を達成しましたが、その後すぐに18台まで溶かしてしまいました。カバルドンが激重で、しかもちょうど増えてたらしく、潜るだけで不利構築と当たる確率の方が高くなり限界を感じてこの並びも手放しました。好評でしたらこの並びでも記事を書くかもしれません。

その並びを解散したのが最終日前日で、僕は最終日を前にして構築がなくなるという非常事態に。そんな僕に手を差し伸べてくれたのが…

そう、彼です。(性別不明)

実は僕はもともとサイクル構築をメインで使っているプレイヤーなので、初心に帰ってサイクル構築を組もうと考えました。

スターミーはM-Aでずっと使っていたこともあり、最終日当日からでもそこそこ戦える並びが組めたかなと思います。

【コンセプト】

リザY×スターミーの選出圧力で相手の選出を読む

・アマガハラバリーの対面操作技からメガ枠を展開

・有利対面から受からない火力で負荷をかける

【基本選出】

あんまり基本選出らしいものは用意してませんが、

ブリジュラス

→リザードン@2(マンムーやアマガ多め)

イダイトウ

→ダイケンキ@2

ブリガブカイリューから2体以上

→マンムー@2

くらいは意識していました。@2はメガ+アマガorハラバリーなことが多いです。

スターミーアマガハラバリーは一番多かったですがリザアマガハラバリーは1回も投げてないっぽいです。ぱっと見強そうなのにちょっと意外ですね。

【個体紹介】

S 最速110族抜き

A 火力はいくらあっても過剰じゃないので振り切り

H 余り

構築の核

調整はASでもいいですが、若干耐久振ってるほうが好みなので陽気だと過剰気味なSを削りました。

こいつの強さは言うまでもないですが、たきのぼりで火力が足りないときに先制クイタン→後攻とんボルチェン→たきのぼりと入ることで無傷で突破できます。

基本的に等倍技なら一発耐える程度の耐久はあるため、↑の動きと一発耐えての対面処理で2体持っていき、ラス1を裏2枚で詰める動きが再現性高く、僕がM-Aのころからスターミーを使う理由です。

技スぺ問題はスターミーを使ううえで切っても切れない問題ですが、この動かし方をするのであれば、スターミーとしての性能を担保するためにクイタンアクジェ切りは個人的には論外とさせてください。(対面構築で採用するならクイタン切りになるでしょうし、本当に皆さんのお好みで。)

火力技の選択なのですが、M-Aでは思念アイスピクイタンアクジェの水技切りが僕の結論構成でした。思念を切るとアシレーヌや水ロトムをはじめとした硬い水タイプに触れなくなり、アイスピを切るとカイリューが一気にきつくなります。カイリューくらい思念でも殴れると皆さん思うじゃないですか。違うんです。冷静に考えてみてください。裏でカイリューが受からないんです。サイクル下でスターミー圏内に入れる動きをメインの勝ち筋に据えるスターミーサイクルですが、カイリューは広すぎる技範囲とたまにいる物理型のせいでサイクル戦を拒否して対面展開を押し付けてきます。裏で火力を出しにくいスターミーサイクルは対面展開に持ってかれると基本的に負けます。

なのでアイスピは基本切りたくないんですが、M-Bになりカイリューの個体数が減ったこと、メタグロスに打点が欲しいこと、ムクホやアマガミドロに対しアイスピじゃ火力が足りないことからアイスピ切りになりました。サザンに一貫しないのは痛いですが、サザンは回復手段を持たないのでクイタンを押していればそのうち崩せます。

選出率22/35 勝率14/22 初手率9/22

CS特化

ブリジュラスワンパン選手権

耐久に振りたくもありましたが時間が足りませんでした。

スターミーとリザYを一匹で対応するのは基本的に不可能であり、選出画面での圧力が凄まじいです。ブリジュラス入りにスターミーを選出するのは基本的に不可能ですが、ガブ入りにリザードンを選出することはできるので、ブリジュラスが見えたらこいつを選出します。あとは雨やキュウコンのオーロラベールにも強く出ることができ、メタが薄まってきている今だからこその動かしやすさもありました。

技は安定炎技とソラビまでは確定でいいと思います。安定炎技は放射とウェザボの選択ですが、一回だけキュウコンと初手で対面しカイリュー引きに非メガ雪ウェザボをぶちこんで勝ったことがあるのでウェザボにしています。晴れが切れたらオバヒを打てばいいだけの話。

ラストは羽休めやその他サブウェポンの採用も一考ですが、瞬間火力を出せるのと、Cが下がったあとの引き先を用意しやすい構築なためオバヒが優先ですね。

選出率13/25 勝率8/13 初手率6/13

HB特化

性格はわんぱくでもおk

鋼鉄ノ鳥

スターミーやハラバリーとサイクルを回せるだけでなく霧払いでリザードンの補助もできる仕事人。相手に負荷をかけやすいポケモンではないので実はあまり好きな性能ではないですが、ハラバリーやリザを使ううえでどうしても厳しいガブをはじめとした地面を後投げから完封できる唯一無二性には目を見張るものがあります。

ガブなどの地面に後投げして羽休めを押す暇なくとんぼ返りすることが多いので、後投げの際の攻撃で半分入っても(サザンなど)一回はとんぼ返りを安定行動にできるオボンの実。霧払いのターンは読まれやすいうえにダメージレース上何の優位にも立てない技で大隙を晒すためご利用は計画的に。

ドドゲザンなどにボディプレが欲しくなることは多いですが、アクジェと皮ダメ珠ダメだけではミミッキュを落とせないのでアイヘ採用。スターミー選出の際霧払いが腐りがち。

選出率16/35 勝率11/15 初手率1/15

H 奇数

D 特化

B 余り

Θ・◡・Θ ←かわいい

けど性能は全くかわいくない。サザンやゲコ、マフォクシーなどタイプ受けが難しいうえに個体数の多い特殊アタッカーを数値で受けてくれます。なんなら生半可な火力なら物理もいけます。

地面の後投げを読みやすいので釣り交換も決まりやすいです。

こいつも技スぺ問題を抱えており、みずびたしが欲しいことはけっこうあります。主にブリジュラスですね。ただ今のところブリジュラスをハラバリーで見る選出はしていないのと、ガブリアスの後投げに最も負荷がかかる行動が毒々なのでこっちにしています。アマガはガブを受けはしつつも遂行速度が遅いので、うまく補完できています。

選出率21/35 勝率15/21 初手率5/15

AS特化

影のMVP

スターミーはブリジュラスに滅法弱く、リザはガブリアスに滅法弱いため、相手はこちらの初手メガ枠を両対応するためにガブブリを選出しやすいです。そこに刺さるのがマンムーで、幾度となくガブブリついでにカイリューまで対面処理してくれました。スターミーがアイスピを切っているので、ドラゴンが多い相手には積極的に選出していました。

がむしゃらが革命的で、マフォやリザをはじめとした普通の技範囲では倒しきれない相手をがむ礫で突破できます。あと舞ったメガギャラの処理ルートがこいつのがむしゃらしかない欠陥構築なので、毎回怯みに怯えながらも頑張ってもらっています。ハラバリーのB振りも視野。

選出率22/35 勝率13/22 初手率8/22

S 最速ギャラ抜きのはずが間違えて同速

A ぶっぱ

H 余り

所説枠

前半16戦はこの枠がミミッキュでした。ミミッキュが必要なのは対イダイトウくらいで、ミミッキュではメガギャラが止められないのと実はウルガモスがきつかったため変更。別にギャラドスに勝てるとは一言も言っていないところがミソ。

イダイトウの選出抑制には一役買っていると信じたいですが、イダイトウがいると投げないといけなくなるのにアシレーヌに手も足も出ないのでやっぱり所説です。

選出率5/19 勝率3/5 初手率2/3

AS特化

所説枠

ダイケンキのところで触れましたがイダイトウにしか強くなく解雇されました。ですがダイケンキよりかは止まるポケモンが少なくこいつの方がよかったんじゃないかと思い始めています。

しかし選出率勝率ともにダイケンキで改善されているのでもうよくわかりません()

選出率6/16 勝率2/6 初手率0/6

【重いポケモン、出てきやすいポケモン】

ウルガモス、ギャラドスといった積みを拒否する方法がないのがしんどかった印象です。相手視点もそれが見えているのかはわかりませんが、積み技を持ったポケモンは出てきやすかったです。またガブリアスの被選出率が高く、ゲッコウガやバシャーモなどのスターミーより速い(速くなれる)ポケモンも着やすいです。

【ポケモン座学(クソ長)(けど読んでほしい)】

以降は僕が構築を組む際やプレイングで意識していることをまとめ、課題点も整理するためのメモです。

まず僕は使いたいポケモンを思いついたら、構造的、一般的にそのポケモンの取り巻きにほしい要素は何かを考えます。

「非襷の高火力行動保障持ち+初手の狩り残しから1.5体持っていけるメガ+襷」のフォーマットがまさにそれですね。ジュペッタから構築を組み始め、ジュペッタの強みはかげうちで初手の狩り残しを狩れることと、裏から出てくるポケモンを道連れで持っていけることです。なので取り巻きには、「初手に何が来ても雑に削ることができる」「ラス1のタイマンに勝てる」ことが求められています。そこから着想を得て、珠バシャや襷マンムー、ゲコミミにたどり着きました。

また今回の構築でも、そもそもスターミーにたどり着いたのが「グロスはじめ鋼が多い環境でそこにマフォなどの炎が刺さる環境で、どちらにも強く出やすい水タイプの需要が高いのではないか」からでした。またM-Aでスターミー研究会をしていた経験からスターミーの取り巻きには「後攻交代技により無傷でスターミーを展開できること」が求められていることがわかっているので、アマガハラバリーにたどり着くのに時間はかかりませんでした。そもそも有名な並びなんですけどね。

何が言いたいかというと、僕は構築を組んだり環境や単体を考察したりするとき、「具体的にこのポケモンに強い!」よりも「構造的、普遍的に強みとは何だろう」という考え方をします。

僕はその考え方で考察するポケモンが楽しいと思っているし考察のアプローチとして間違っていないと考えていますが、このアプローチには弱点があり、「特定のポケモンが極端に重くなりがち」という点です。考えてみれば当たり前で、「具体的にこのポケモンに強い!」という段階を踏んでいないわけですから、対策必須な類のポケモン個別にわざわざ対策枠を用意することがあまりありません。今回の例でいうと、ゲッコウガ、カバルドン、メガギャラあたりですね。

僕はこのシーズンちょっと早めに2000を踏めて、最終4桁や2100,2200を目標にしていたはずなのにレートを溶かしてしまい、最終も2000と伸び悩みましたが原因はここにあると考えています。

これからのシーズンでは、具体的、実践的なアプローチのスキルツリーも伸ばしていきたいですね。

話は変わりますが、このメガシンカ環境、選出択に悩まされ選出択を回避しようと苦労している方は僕だけじゃないと思います。2メガ構築が主流なこととメガの同時選出が難しいことが相まって、選出されたメガの相性で試合が決まることも多いですね。

これは僕の持論ですが、択から逃げないことがこのメガシンカ環境を生き抜くうえで必要なのだと思います。これはプレイングの択でも同じで、「即負けにならない行動をとること」は「即勝ちになる行動を捨てていること」と同義なことが多いです。お互い安定行動ばかりとっていると、いずれ五分五分の安定行動のない択に収束してしまいますし、それでは勝率は安定しません。

構築段階でいうと、選出択を減らすには「メガ枠の役割対象を似せる」「メガ枠1が弱いポケモンとメガ枠2が弱いポケモン両方を一般で補完する」のどちらかですが、どちらも構築のパワーを落としてしまうのは想像がつくと思います。

これも僕の持論ですが、選出択にも有利択と不利択が存在します。

こちらのメガ枠をA,B、相手のメガ枠をC,Dとします。このとき、CはAでしか、DはBでしか対処できないとし、逆に相手はAが来てもBが来ても対処できるとしましょう。これは相手が有利の選出択といえます。

具体的に僕の構築では、スターミーとリザYは役割対象が大きく異なり、一匹で両対応することが難しい並びです。これは僕が相手に対応を強いる有利択を仕掛けています。逆に相手も役割対象の違うメガを持っているときは択をしかけられてしまいますが、アマガハラバリーの補完によりこの択を緩和しています。相手がガブブリなどで2体がかりで両対応しようとしてきた際はこちらのマンムーが刺さるため、僕の構築では総じて五分以上の択を仕掛けることができていることがわかると思います。

しかし偉そうなことを言ってしまいましたが、今回たまたまそういう並びを組めたというだけで普段は選出択で苦しみまくっています。他の構築を組むときにも選出択は意識したいですね。

【おわりに】

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。僕はこういう考察をツイッターでよくつぶやいているのですが、実績のない人間が何を言っても説得力ないよな、と気にしている部分がありました。この結果に満足はしていませんが、マンチャレと合わせてようやく結果らしい結果が出せたのかなと思い、ほっとしている自分がいます笑

この記事や考察を読み、こいつ意外と考えてるな、だったり全然的外れじゃん、など思ってくださった方、僕のツイッターにもぜひ来てみてください。

それでは、また会いましょう。

Twitter@ace_poke1135

【スペシャルサンクス】

マンチャレや最終日など通話に付き合ってくれたたるこさん

ツイッターでいいねくれたりリプで相談に乗ってくれたみんな

戦ってくれたポケモンたち